はい、船内で横になることは可能です。2等客室の方向けに毛布を有料で貸出しております。1等客室にはマットと枕があり、くつろぐことができるプライベート空間。また、特等客室ではベッドで休んでいただくことができます。
乗船に必要なもの
上記が必要になります。当日忘れずにご持参ください。
手荷物とは乗船するお客様が運送を委託するもので、小荷物は宇和島運輸が運送の委託を受けるものとなっています。手荷物の料金は別府行では510円、臼杵行では410円と分けられています。対して小荷物は重さによって料金の変動が起こり、航路によっての違いはありません。小荷物は10kg、20kg、30kgの3つに分けられています。二つの違いに注意し、持っていく荷物が手荷物なのか小荷物なのか確認しておきましょう。
大きさ | 制限なし |
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重さ | 制限なし |
個数 | 制限なし |
宇和島運輸フェリーでは航路によって運賃が違います。例えば同じ2等料金でも八幡浜-別府間では3100円、八幡浜-臼杵間では2310円。更に二輪車に乗ってこられた場合、旅客料金とは別に料金が発生します。排気量ごとに運賃が異なり、排気量125cc未満、750cc以上またはそれ未満の3つの区分に分かれ、自転車もまた別料金が発生するので要注意。それぞれ料金が細かく変わるので、あらかじめ調べておくと安心です。
大きさ | 750cc以上125cc未満 |
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2001年に就航したえひめは先に就航したさくらと船型が似通っていますが、全体的に船室が拡大されより多くの人や物を運べる船舶です。船内は白を基調とし、さらに大きな窓をいくつも取り付けていることから大変明るく綺麗に映ります。デッキにはベンチが備えつけており、航路中にある絶景スポットをより楽しむことができるでしょう。
えひめ 詳細ページへ総トン数 | 航海速力 | 全長 | 旅客定員 | 車載搭載数 |
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2486トン | 約20.2ノット | 116.5m | 610名 | トラック(8t)35台・乗用車25台 |
えひめと同型船であるおおいたは3年遅れて2004年就航。さくらも含めて3姉妹のようなフェリーです。同型船ではありますが、えひめと比べて航海船橋甲板の船室が縮小されており、結果的に旅客定員や総トン数が少なく小さくなっている印象です。おおいたは現在、八幡浜-臼杵間をさくらと共に日に7度も往復しています。
おおいた 詳細ページへ総トン数 | 航海速力 | 全長 | 旅客定員 | 車載搭載数 |
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2446トン | 約20.2ノット | 116.5m | 535名 | トラック(8t)35台・乗用車25台 |
2014年に就航した、宇和島運輸フェリーの中で一番新しい船です。船内は「OLD+NEW」をコンセプトにシックなモダン調と木と金属が印象的な懐古調の二つが融合し、豪華だけど落ち着いた雰囲気となっています。照明はLED、横揺れの少ないフィンスタビライザーやバリアフリー化など、近代的な設計となっていると言えるでしょう。
あかつき丸 詳細ページへ総トン数 | 航海速力 | 全長 | 旅客定員 | 車載搭載数 |
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2538トン | 約20.2ノット | 116.5m | 586名 | 145台 |
2017年12月に就航したばかりの最新型のフェリー、あけぼの丸。内装はあかつき丸と似た落ち着いた雰囲気ですが、こちらはモノトーン調、特に白色が目にやさしい配色となっています。最近のフェリーでは標準装備となったエレベーターなどのバリアフリー化、海の見えるくつろぎシートやソファー席の増設。リクライニングシートやノビノビシートの新設など快適に過ごせるような工夫がされています。
あけぼの丸 詳細ページへ総トン数 | 航海速力 | 全長 | 旅客定員 | 車載搭載数 |
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2700トン | 19.5ノット | 121.4 | 546名 | 160台 |
現在宇和島運輸フェリーが保有している4隻の船舶の中で、最も古株なのがこのさくら。1998年に就航して以来、四国と九州を何度も往復しています。外見はすらりと長く白い船体に、水に接する船底部には青と緑で塗装されたシンプルなデザイン。これは宇和島運輸フェリーが保有している各フェリーに共通しているものです。2017年12月、あけぼの丸とその任務を交代しました。
さくら 詳細ページへ総トン数 | 航海速力 | 全長 | 旅客定員 | 車載搭載数 |
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2334トン | 約20.2ノット | 114.3m | 485名 | トラック(8t)35台・乗用車25台 |
ベッドやソファー、トイレに化粧台が付いた、各フェリーに一部屋しかない特等室です。航海時間は2時間強とあまり長くはありませんが、深夜便に乗船すると朝5時ごろまで休息できる船内休憩と併せて利用できます。パートナーと二人旅の方や、ゆっくりとした時間を過ごしたい方に特にオススメ。割引サービスの中には特等室が対象になっているものもあり、手軽に利用しやすいこともポイントです。旅の思い出作りにいかがでしょうか。
1等室は枕や毛布、マットが付いた小部屋です。4名から8名ほどの定員で、深夜帯にゆっくり休息をとりたい方がよく利用されるそうです。定員以下の利用でも、なるべく相部屋にならないように配慮しているとのこと。ただしお盆や年末年始などの繁忙期には相部屋になりやすいそうなので、計画をしている方はご注意を。ご家族や友達同士での旅行、学生さんの卒業旅行など小グループでのご利用にオススメです。
座敷席のように足を延ばして座るスペースです。近・中距離を航海する宇和島運輸フェリーはこの2等席を主体としており、定員のほぼすべてがここで過ごすのだとか。2等席には枕が付いており、寝るときはもちろん、座っていてもクッションのように使えます。また、最新のあかつき丸には2等室の一角に女性専用スペースが存在するので、女性だけでの旅でも安心。お遍路さんもたびたびこの席を利用され、お遍路話に大いに盛り上がることも。
宇和島運輸フェリーを利用するお客様は、ほとんどが移動を目的としています。なので座って過ごせる2等席の他に海を眺められるソファ付のラウンジがいくつも設置されています。代表的なのが3階の船首側にあるスカイラウンジ。進行方向を向いていて景色を満喫できるので人気です。他にも側面向きのラウンジは複数設置されていて、これらは誰にでも利用できます。眺めが良く居心地も抜群なので、乗船中ずっとその場所にいる利用者も少なくないそうです。
お弁当や飲み物、雑誌など船旅に必要なさまざまな商品が売店に揃っています。こちらの売店では、現金の他に売店券でも商品の購入が可能。ちょっとしたお土産なども買うことができますよ。
すべてのフェリーの船内にゲームコーナーを完備しています。スロットマシン、UFOキャッチャーなど、船に乗っている時間を楽しく過ごせるゲームが並んでいます。
宇和島運輸フェリーの2014年に就航した新しいフェリー「あかつき丸」には、人気のうどんコーナーがあります。2F売店の横にあるので乗船する際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
自販機コーナーには、飲み物の自動販売機はもちろん、カップ麺の自動販売機まであります。テーブルとイスのある休憩スペースが近くにあるので、すぐに買ったものを食べることができますね。
一番最新の船あかつき丸はバリアフリー対応。エスカレーターをはじめ、スロープウェイや身障者トイレなども完備しています。スロープウェイは1階の車両甲板から2階客室フロアまで車で乗り込めるので大変便利。また、徒歩で利用する方でも宇和島運輸の車で乗り込めます。ご利用の際は予約時にお伝えください。
フェリーの定番、マッサージチェア。宇和島運輸フェリーでは全ての船舶に設置されています。四国はお遍路さんで有名な土地ですが、歩きくたびれている筋肉を癒すのにこの上なく有用でしょう。食にも事欠かない四国と九州。船内の売店やフェリー乗り場でご当地ならではのお菓子を食べ、海を渡った先の別府で温泉に浸かれば完璧ですね!
観光の他に仕事でも利用する乗客の多い宇和島運輸フェリー。船内でのんびりするのも悪くないけど少しでも仕事を進めたい・・そんな方にも安心のwifiルーター完備。海上でもインターネットを利用することができます。また、陸地近くを通るので携帯電話も使えます。
フロアマップを眺めると、当然のごとく存在するうどんコーナー。あかつき丸では食堂がない代わりに売店やこのうどんコーナーで軽食を取ることができます。近年にかけて急激に知名度を高めた四国のうどん。香川県に行く予定はなくとも試してみてはいかがでしょうか。他にも焼きそばやカレーもあり、ポンジュースが出る蛇口まであるそうですよ。
八幡浜は古くは「伊予の大阪」と呼ばれるほど栄えた港町でした。現在では四国の西の玄関口として、宇和島運輸 八幡浜ターミナルから別府と臼杵を結んでいます。宇和島運輸 八幡浜ターミナルは昭和レトロを感じさせる建物。1階には乗り場や切符売り場、また待合室や売店があります。またエレベーターで3階へ上がれば、見晴らしの良いレストランもありますよ。さらにフェリーターミナルの真ん前にはタクシーも常駐しており、大変便利な作りになっています。四国と九州との移動には、宇和島運輸の八幡浜港フェリーターミナルを利用してみてください。
住所 | 愛媛県八幡浜市出島1581番地26 |
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電話番号 | 0894-22-2100 |
特徴 |
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日本でも有数の温泉街である別府。アクセスは近くには別府ICがあるので車でも、JR別府駅が近いので電車でも、JR大分駅からは別府港すぐのバス停「別府交通センター」行のバスでもと手段が豊富です。また宇和島運輸 別府ターミナルは、小規模ながらも体の不自由な方にも配慮したバリアフリー対応の施設でもあります。乗船の際は車椅子に対応した旅客タラップを利用可能。また八幡浜港で下船する時には、スロープウエイを使用できます。
住所 | 大分県別府市大字南石垣無番地 |
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電話番号 | 0977-21-2364 |
特徴 |
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宇和島運輸 臼杵ターミナルは小さな平屋の建物ですが、切符売り場や案内所、売店やうどん店が入っています。ちょっとしたお土産ならば、フェリーターミナル内の売店でも販売していますよ。このフェリーターミナルは深夜便を運航していることから24時間開いています。遅い時間でも、出航までフェリーターミナル内で過ごすことができますよ。四国と九州の移動の際には、ぜひ宇和島運輸 臼杵ターミナルを利用してみてください。
住所 | 大分県臼杵市大字板知屋大寺浦 |
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電話番号 | 0972-63-5118 |
特徴 |
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はい、船内で横になることは可能です。2等客室の方向けに毛布を有料で貸出しております。1等客室にはマットと枕があり、くつろぐことができるプライベート空間。また、特等客室ではベッドで休んでいただくことができます。
はい、ございます。客室内でも召し上がっていただけますし、自由に出入りできるラウンジもございます。船内で食料品と飲料品を販売しているのは、売店、自動販売機コーナー、うどんコーナーなど。
はい、乗船中デッキに出ていただくことができます。デッキには足を休めるためのベンチがあり、乗船していただく時間によっては美しい夕日を見ていただけることもあります。
出航時間までの時間を港の待合室のなかで待機していただくことができます。また、地域の特産品、おみやげを買うことのできる売店もあり、別府港の近くには立ち寄り湯がございます。
ホームページから配船表を見ていただいて、ご希望の船に乗っていただくことができます。月ごとに就航する船の時間が決まっているので、船の就航する時間に合わせてご予約ください。
特等客室は貸切システムですが、ほかの客室では貸切をお約束できません。2等客室は4~8名のお部屋で、なるべく相部屋とならないようにしていますが、予約が多い場合に相部屋になってしまう可能性があります。
愛媛から別府に行くために宇和島運輸フェリーを利用しました。別府行のフェリーは一日六本しかなく、一つ逃すとかなりの時間待つことになるのですごく気を使いました。八幡浜港へのアクセスも情報が少なく、乗船の際にアナログな申込書を記入して切符を買うことになるので、ギリギリの到着では間に合わなかったです。事前準備をしっかりしていなかったら予定通りいけなかったかもしれません。私が乗ったのはえひめというフェリーで、約10年前にできた少し年季の入った船。でも落ち着いた感じの内装に掃除も行き届いているらしくとてもきれいに感じました。乗り口も人と車で距離が離れているので快適に思えます。何より眺めがよく、オフシーズンに行ったせいか他の乗客も少なかったのでフェリーからの景色を独り占めできたのは嬉しかったですね。ただ、豊予海峡に差し掛かると途端に揺れだします。酔うほどではなかったのですがちょっとびっくりするかも。宇和海に近づくとまたも途端に揺れが収まるのでなおさらです。惜しかったのは佐田岬を抜けると見れるというイルカやトビウオが見られなかったことです。
大学時代の先輩や後輩たちと九州から四国に旅行するために使いました。夜の出発で朝に四国に着くという便です。寝ている間に着くという便利なものでしたが、本当の目的は朝の5時ぐらいまで船内で寝ていられるのでホテル代を浮かそうと画策した結果です。ただ4時30分ごろに下船案内の放送があり、それでたたき起こされましたが。乗ったのは2等船室で、足が延ばせる座敷席でみんなで雑魚寝です。毛布は1枚100円で、船室自体に枕のようなクッションが置いてあります。足を蹴っ飛ばしたり寝返りで押しつぶされたりしないかと懸念していましたが、思った以上に広々としていて快適でした。ただ一緒に行った先輩の話によると、年末年始などの繁忙期になると寝っ転がるどころか足を延ばせなくなるぐらい混むそうです。次に行くときはちょうど8人なので1等船室を選ぼうと思いました。あと、自分は寝ていたので気づきませんでしたが結構揺れが酷かったそうです。酔いやすい人は気をつけた方がいいかと。
仕事で各地を回るため、車と一緒にフェリーに乗りました。車両運賃はなかなか掛かるので海を渡った先でレンタカーを借りてもよかったんですが、これから頻繁に利用するからどんなものかと試験的な意味もあります。乗船はスムーズに行えましたし、徒歩での乗船客とかち合うこともなく安全に乗り込めたと思います。船内はwifiが使えますし、陸地が近く携帯の電波も届くので仕事も進められました。帰りの別府から八幡浜へ行く航路では気分転換に甲板から海を眺めていましたが、水平線に浮かぶ佐田岬がとてもきれいに見えました。行きの航路では見えませんでしたが、真正面から徐々に近づいてくる風景はかなりグッと来ましたね。他にも別府港のコンビナート群は迫力がありますし、巨大風車群や関さば漁の漁船も見えたので、船旅で退屈することはないと思います。ただ昼食を取ろうと売店を覗きましたがあまり品揃えが良いとは言えませんでした。自分が乗っていたあかつき丸には代わりにうどんコーナーがあったので、そちらを利用しました。美味しかったです。
夫がお遍路さんに行きたいと言い出して、もともと散歩が趣味だった私たちはこの機会に四国八十八箇所のお遍路に出ました。別府の温泉宿でゆっくり英気を養ってからいざ乗船。お遍路はなかなかに大変な道のりだと聞いていたので、きちんと休むために、奮発してたまたま空いていた特等室に入りました。中はとても豪華だけれどどこか落ち着いたとてもいい雰囲気で、夫とこれからの予定を楽しく話せたと思います。また船内はバリアフリーに対応しているらしく、これなら安心していつまでも利用できるなと冗談を言い合っていました。船室以外にも、ラウンジを見て回ったりうどんコーナーでうどんを食べたり。八幡浜港に着いたとき、同行二人と書かれた笠を被った白衣の人を見かけました。私たちと同じくお遍路目的の巡礼者で、フェリーの係員さんに聞いた話だとお遍路目的でフェリーに乗る方は意外に多いそうです。慣れた人だと2等室で同じような人たちとお遍路話に花を咲かせているのだとか。特等室も素敵でしたが、次に行くときは2等室を選んでみるのもいいかもしれません。