日帰りでも楽しめる！日光の人気観光スポット13選を徹底ガイド

日光の観光地と言えば、世界遺産「日光の社寺」の一つである日光東照宮が有名です。山々に囲まれている日光市は自然の宝庫としても知られており、日本三名瀑である「華厳の滝」や関東有数の景勝地「中禅寺湖」など、絶景が自慢の観光スポットが数多く存在します。春には綺麗に咲き乱れる草花、夏には川や湖でのレジャー、秋の紅葉、冬の雪景色と年中いつ訪れても四季折々の自然を楽しめるのが魅力。目的やシーンによって選び放題です。今回は、そんな日光でぜひ訪れたいおすすめの観光スポット13選をご紹介していきます。関東にお住まいの方なら日帰り観光もOK。この記事を参考に、日光を隅々まで遊びつくしましょう！

1.日光東照宮

「日光東照宮」は徳川家康を祀る神社です。家康本人の遺言により、久能山から遷座されたのが1617年のこと。その後、1645年に宮号宣下があり東照宮が誕生しました。桃山建築と江戸時代初期の建築技術の粋を集めた日光東照宮は、1999年に「日光の社寺」として世界遺産にも登録されています。

▶ 日本が誇る世界遺産！日光東照宮の見どころを余すことなくご紹介

日光東照宮は日本屈指のパワースポットとしても有名です。中でも三大強烈パワースポットと呼ばれる「北辰の道の起点」「奥宮」「上神道」はぜひ訪れておきたいところ。家康の墓「宝塔」の隣にそびえる「叶杉（かのうすぎ）」にも注目してみてくださいね。

2.東武ワールドスクウェア

世界遺産や歴史的建築物をミニチュアサイズで楽しめる「東武ワールドスクウェア」は、1993年に開業しました。園内は見やすく6つのゾーンに分かれており、仕掛けが施されたオブジェや著名人そっくりなフィギュアなど見どころがたくさんあります。

▶ 世界中の観光名所を一度に巡れる「東武ワールドスクウェア」

「東武ワールドスクウェア」は、四季折々の草花を楽しめるのも魅力の一つです。日本ゾーンには2万本の盆栽が植えられているほか、園内には総面積2,000坪を誇る「シャクナゲパーク」があり、4月から5月にかけて満開になる約190種類ものシャクナゲを見ることができます。

3.江戸ワンダーランド日光江戸村

日光に数あるテーマパークの中でも、特に海外からの観光客に高い人気を誇るのが「江戸ワンダーランド日光江戸村」です。江戸時代を再現した街では、侍や忍者、町娘などが江戸時代さながらの生活風景を再現し観光客を楽しませてくれます。

▶ 江戸時代にタイムスリップ！江戸ワンダーランド日光江戸村の観光情報

「変身処　時空」で忍者の服装に着替えて修行体験をしたり、劇場で開催される時代劇やステージを見たりとシーンに楽しみ方は様々。中でも「花魁道中」や「大忍者劇場」は一見の価値ありです。人気キャラクター「ニャンまげ」が登場する「ニャンまげ劇場」もお見逃しなく！

4.華厳の滝

中禅寺湖から流れ出した湖水が、高さ97mの断崖から一気に落下し形成されたという「華厳の滝」。勝道上人が発見したと伝えられているこの滝は、仏教経典の「華厳経」が名前の由来となっています。爆音をあげて落下する水の勢いは圧巻の一言。「日本三大名瀑」に選ばれるのも納得の迫力です。

▶ 日本三大瀑布の一つ「華厳の滝」の楽しみ方｜紅葉の季節に訪れたい！

自然が創り出した景観は素晴らしく、特に紅葉の時期になると華厳の滝周辺は多くの観光客で賑わいます。有料の観光エレベーターに乗って100m下の観爆台に降り立つと、その威力はさらにパワーアップ！滝は上からも下からも見られるので、ぜひ色々な角度から自然の偉大さを体感してみましょう。

5.中禅寺湖

標高1269mに位置する「中禅寺湖」は、およそ2万年前に男体山が噴火し、その溶岩で渓谷が堰き止められたことによって誕生しました。湖の周囲は約25km、水深は最も深いところで163mにも及ぶというビッグスケールを誇ります。

▶ 遊覧船で楽しむ中禅寺湖観光！湖上からの絶景に酔いしれよう

日光の人々にとっては、修行の場であり神聖な場所であったという中禅寺湖。現在は季節ごとに様々な表情を見せてくれる美しい湖として、人気フォトスポットとなっています。近年は若年層の観光客も増えており、特に夏場は「菖蒲ヶ浜キャンプ場」が賑わうのだとか。

6.日光国立公園

「日光国立公園」は、1934年に指定された日本で最初の国立公園です。栃木、福島、群馬の三県にまたがる広大な敷地面積は11万5千ヘクタールにも及び、公園の大半は山岳地帯で占められています。日光国立公園内に、日光の人気観光スポットがギュッと凝縮されているのも特徴です。

敷地内には北関東最高峰の白根山や男体山、火山活動が活発な那須岳などが分布するほか、山の中腹や山麓の平野には鬼怒沼や戦場ヶ原などの湿原が広がっています。さらには華厳の滝や龍王峡、中禅寺湖、日光東照宮といった日光の超メジャーな観光スポットも！どれも見逃せませんね。

7.男体山

「男体山」は日光国立公園を形成する山岳の一つであり、古くから山そのものが信仰の対象として崇められています。西側には戦場ヶ原が広がるほか、南側には男体山の噴火によって誕生した中禅寺湖の姿が。紅葉で彩られた秋の風景はとても美しく、中禅寺湖にその姿が映える様子はまるで絵画のようです。

▶ 神の山と崇められる「男体山」の観光ルートを徹底ガイド！

男体山の山頂には、強力なパワースポットとして知られる「日光二荒山神社」の奥宮があります。毎年7月31日に登拝祭が行われ、翌日の深夜0時になるとたくさんの登山客が山頂を目指して登り始めるのだとか。運が良ければ眼下に広がる雲海を目にすることもできますよ。

8.日光二荒山神社

「日光二荒山神社」のご神域は、日光の中心地から日光連山、奥日光までの広範囲をカバーするほどのパワーを持っています。その威力は伊勢神宮に次いで日本で二番目。男体山の山頂にある「奥宮」は龍脈の発生源となっており、その生気を直接受ける麓には「中宮祠」が存在します。

日光東照宮の隣にある二荒山神社の本社は、縁結びや金運のパワースポットとして有名。特に「良縁テーマパーク」とも呼ばれている神苑エリアは、女性的で柔らかい気に満ちあふれており、良縁や愛情運、金運、健康運にご利益があると言われています。

▶ 境内全体がパワースポット！？日光二荒山神社の見どころを紹介

良縁を引き寄せたい、恋愛運をアップさせたいと願う女性の方は、ぜひ滝尾神社へもあわせて参拝してみてください。ちなみに、滝尾神社は「女峯山＝田心姫命（タゴリヒメ命）」を祀る女神の聖地として有名なパワースポットです。

9.戦場ヶ原

中禅寺湖をめぐって繰り広げられた「男体山の神」と「赤城山の神」の争いの場だったことから名付けられた「戦場ヶ原」。およそ400ヘクタールの広大な湿原は、かつて湖でした。現在は自然の宝庫として、また野鳥が多く訪れる場所として知られています。

▶ 戦場ヶ原でハイキングを楽しもう！奥日光の「自然の宝庫」を満喫する旅

周囲をぐるりと囲うように木道が整備されているのでハイキングにぴったり。雨の翌日でもぬかるみはまってしまう心配がないため、年配の方や女性、お子様連れの観光客も多く見られます。特に緑豊かな初夏から紅葉が美しい秋がおすすめ。オフシーズンの冬には、スノーアクティビティも楽しめます。

10.鬼怒川ライン下り

鬼怒川の素晴らしさを思う存分満喫できるのが「鬼怒川ライン下り」。楯岩、積み木岩、像岩、ゴリラ岩など大自然が造り出した摩訶不思議な造形を楽しみながら、鬼怒川を下っていきます。船頭さんの巧みな櫂さばきがとにかくスリル満点！絶叫系アトラクション好きにはたまりません。

▶ 鬼怒川ライン下りでしか見られない絶景を！四季折々の渓谷美に魅せられて

大興奮の船旅はおよそ40分間。吊り橋を見上げたり渓谷美に魅了されながら、6kmにわたって川を下ります。春には色鮮やかな八汐ツツジに包まれ、夏には新緑が涼しさを運び、そして秋には紅葉に彩られた美しい景色を堪能。これぞまさに「日光観光の目玉」でしょう。

11.とりっくあーとぴあ日光

館内には、レーザー光線を利用した立体画像が出現する「ホログラフィーアート館」やVR体験アトラクション、オリジナルグッズを販売するショップもあります。ゆっくり回っても1時間程で楽しめるので、周辺の観光スポットとあわせて訪れると良いでしょう。人気の謎解きイベントも要チェックです。

12.足尾銅山

「足尾銅山」は、かつて栃木県上都賀郡足尾町にあった日本一の鉱都です。現在は「足尾銅山跡」として国の史跡に指定され、坑内観光を楽しめる施設としてオープンしています。日本一を誇る足尾銅山の坑道は驚きの全長1234km。そのうち700mまでを入山して観光することができます。

▶ 足尾銅山で学ぶ日本の近代史｜トロッコ電車に乗って坑内探検！

ひんやりと冷たい坑道内には当時の辛く厳しい鉱石採掘の様子がリアルな人形で再現されており、ついつい目を背けたくなるかもしれません。ここは「足尾鉱毒事件」など悲しい歴史も持つ場所でもありますが、日本の近代化の歴史を学ぶ上で欠かせない観光スポットなのです。

13.温泉

観光で疲れた体を癒すなら温泉が一番！日光市内にもおすすめの温泉がたくさんありますよ。千年以上の歴史を誇る由緒ある温泉や絶景が広がる秘境の温泉、まだあまり知られていない穴場温泉と魅力あふれる温泉が目白押しです。今回は、数ある温泉の中から5ヶ所を厳選してご紹介。ロケーションや目的にあわせて選んでみてくださいね。

◆鬼怒川温泉

鬼怒川の上流に広がる関東有数の温泉地「鬼怒川温泉」。鬼怒川渓谷沿いにはホテルや旅館、飲食店が建ち並び、秋には紅葉の名所としてたくさんの観光客で賑わいます。

種類豊富なブッフェで有名な「あさや」は、創業130年の歴史を誇る老舗ホテル。最上階に位置する「空中庭園露天風呂」とラグジュアリーな客室、そして細やかなサービスで根強い人気を誇ります。

◆湯西川温泉

平家の落人伝説が残る日光・湯西川エリア。この「湯西川温泉」も平家の落人によって発見され、彼らが傷を癒した場所と言われています。少しとろみのある温泉は「美肌の湯」として有名。温泉街には公共浴場「薬師の湯」や日帰り温泉「道の駅湯西川湯の郷」など、気軽に立ち寄れる温泉施設が充実しています。

湯西川温泉は一年中イベントが楽しめることでも知られています。一番人気は夜のライトアップが美しい「湯西川温泉かまくら祭」。毎年1月～3月にかけて開催される湯西川最大のお祭りで、日中は子供向けの催し物が行われるなど家族みんなで参加できるのが魅力です。

◆川治温泉

絶景を眺めながら静かに温泉に浸かりたい方には「川治温泉」がおすすめ。紅葉の名所「龍王峡」の近くに位置する川治温泉は、かつて湯治場として栄えました。その効能は「傷は川治、火傷は滝（鬼怒川）」と称されるほど。アルカリ性の温泉は美容効果もあると言われており、女性に高い人気を誇っています。

露天岩風呂で有名な「薬師の湯」は、朝10時の営業開始とともに地元の人々が足を運ぶいわゆる憩いの場。男湯と女湯、混浴の露天風呂のほか家族風呂や低温サウナ、休憩所なども完備されており、子供から年配の方まで幅広い年齢層が楽しめるようになっています。

◆日光湯元温泉

日光の奥座敷・湯ノ湖畔にある「日光湯元温泉」は、1200年以上もの歴史を持つ由緒ある温泉です。硫黄を含む乳白色のお湯が特徴で、その硫黄の濃さはなんと全国で第4位を誇ります。湖畔で美しい景色を眺めながら温泉で体を温めるという贅沢なひと時を過ごしませんか？

日光湯元温泉の中で唯一湯ノ湖に面している「休暇村　日光湯元」は、温泉に浸かりながら森林浴も楽しめる人気の施設。星空観察やバードウォッチング、ウォーキングツアーなど体験アクティビティも充実しており、奥日光の自然を満喫したい方におすすめです。

◆奥鬼怒温泉

有名どころは行き尽くしたという温泉通の方もご安心を。鬼怒川温泉駅からバスと徒歩で3時間強という山深い場所に、秘湯と呼ばれる「奥鬼怒温泉」がありますよ。女夫淵（めおとぶち）温泉以降は一般車両の通行は不可となっており、まさに秘境の雰囲気たっぷりです。

ここにあるのは加仁湯と八丁の湯、日光沢温泉、手白澤温泉の4施設。どの宿も見渡す限り山という絶好のロケーションで、四季折々の自然と夜には満天の星を眺めながら温泉に浸かることができます。アクセスはかなり不便ですが、一度訪れてみる価値はあるでしょう。

◎まとめ

日光の歴史は非常に奥深く、何度訪れても新たな発見がある観光地ばかり。日本人に生まれたからにはぜひ知っておきたい歴史が、日光の観光スポットにはたくさん詰まっています。きれいな景色を眺めながら、その土地の歴史を改めて勉強してみるのも大人の観光の楽しみ方の一つでしょう。今回ご紹介した観光スポット以外にも日光にはまだまだたくさんの見どころがあるので、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

日帰りでも楽しめる！日光の人気観光スポット13選を徹底ガイド