長崎県は、日本の歴史において唯一無二の存在です。鎖国時代に西洋への扉を開いた出島や、幕末のロマンを今に伝える街並み、そして東シナ海に浮かぶ雄大な島々の絶景。教会や洋館、中華街といった異国情緒が深く交差する長崎の旅は、まるで世界を旅しているかのような感覚を味わえます。
最新の複合施設から世界遺産、そして手つかずの自然まで、多彩な長崎県の魅力をエリア別に厳選し、37のおすすめスポットでご紹介します。
目次
【長崎県観光】最新スポットから世界遺産まで!異国情緒と絶景を巡る37選
- ■長崎シティ
- ① 長崎スタジアムシティ
- ② グラバー園
- ③ 大浦天主堂
- ④ 稲佐山
- ⑤ 軍艦島上陸ツアー(端島)
- ⑥ 出島
- ⑦ 長崎県美術館
- ⑧ 長崎新地中華街
- ⑨ 平和公園
- ⑩ 坂の街、長崎
- ⑪ 坂本龍馬ゆかりの地
- ⑫ 眼鏡橋
- ⑬ 一本柱鳥居・被爆クスノキ(山王神社)
- ■長崎市郊外
- ① 長崎ペンギン水族館
- ② 伊王島 i+Land nagasaki(アイランドナガサキ)
- ③ ベネックス恐竜博物館
- ■佐世保・九十九島
- ① ハウステンボス
- ② 九十九島とおすすめ展望所
- ③ 九十九島パールシーリゾート
- ④ 黒島天主堂
- ■平戸
- ① 平戸城
- ② 平戸ザビエル記念教会(カトリック平戸教会)
- ③ 田平天主堂(カトリック田平教会)
- ■島原・雲仙・諫早
- ① 雲仙地獄・雲仙温泉
- ② 雲仙ロープウェイ
- ③ ときめきフルーツバス停通り
- ④ 小浜温泉
- ⑤ がまだすドーム(雲仙岳災害記念館)
- ⑥ 島原城
- ⑦ 原城跡
- ■五島列島
- ① 大瀬崎断崖と五島の絶景
- ② 五島列島の教会巡り
- ■壱岐・対馬
- ①【壱岐】原の辻一支国王都復元公園
- ②【壱岐】猿岩
- ③【対馬】烏帽子岳展望台
- ④【対馬】和多都美神社
- ⑤【対馬】対馬野生生物保護センター
- ◎長崎駅・ハウステンボスへのアクセス例
- 長崎駅へのアクセス
- ハウステンボスへのアクセス
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■長崎シティ
長崎シティは、路面電車で効率よく観光できます。グラバー園や大浦天主堂といった世界遺産、出島、中華街など、異国情緒あふれる歴史スポットが満載。さらに、長崎スタジアムシティ、稲佐山からの夜景といった現代的な魅力も加わり、ますます注目度が高まっています。
① 長崎スタジアムシティ
2024年秋に開業した「長崎スタジアムシティ」は、長崎の新しいランドマーク。サッカースタジアムとアリーナに加えて、ホテル、商業施設、オフィスが一体となった巨大複合施設で、365日楽しめる新たな街として注目を集めています。
ピッチまでの距離が最短5mと日本一近いスタジアムは、臨場感あふれる観戦が可能です。試合がない日でも、観客席やコンコースが無料で開放されており、市民や観光客の憩いの場となっています。
さらに、普段は立ち入れない選手ロッカー・ピッチ・VIP専用ルームなどを見学できるスタジアムツアーや、スタジアム上空を滑走できるジップラインなどアクティビティも充実。地元グルメを楽しめるフードホールもあり、スポーツファンはもちろん、誰もが楽しめる長崎のホットな観光スポットです。
宿泊できる「スタジアムシティホテル長崎」には、スタジアムを眺めながら入浴できる天然温泉やプールも完備されています。
名称:長崎スタジアムシティ
住所:長崎県長崎市幸町7-1
公式URL:https://www.nagasakistadiumcity.com/
② グラバー園
「グラバー園」は、長崎港を見下ろせる高台に建つ異国情緒あふれる庭園です。幕末から明治にかけて、長崎で活躍したイギリス人商人、トーマス・ブレーク・グラバーらの旧邸宅が保存・公開されています。
園内には、旧グラバー住宅、旧リンガー住宅、旧オルト住宅など、重要文化財に指定された3つの住宅を含む9棟の洋風建築が点在。中でも「旧グラバー住宅」は世界遺産にも登録されており、その歴史的価値が世界的に認められています。
レトロな洋館が立ち並ぶ美しい庭園は、絶好のフォトスポット。開放的なバルコニーからは、長崎の街並みと青い海、そして往来する船が一望できます。
ハート型の敷石を見つけると恋が叶う、というジンクスが有名なので、ぜひ探してみてください。洋館内部を見学したり、歴史的な衣装を試着して記念撮影を楽しんだり、花々に囲まれたカフェで一息つくのもおすすめです。
園内はエスカレーターや動く歩道が整備されており、体力に自信がない方でも気軽に散策を楽しめます。歴史と自然、そして美しい景色が調和した独特な空間で、長崎の開港当時の雰囲気を堪能しましょう。
名称:グラバー園
住所:長崎県長崎市南山手町8-1
公式URL:https://glover-garden.jp/
③ 大浦天主堂
国宝「大浦天主堂」は、日本最古の現存する木造教会として知られる長崎のシンボルです。2018年には『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』の構成資産として、世界遺産にも登録されました。
瓦ぶきの屋根と、正面に掲げられた漢字の「天主堂」の文字は、日本の伝統的な様式と西洋建築が見事に融合した独特の外観を際立たせています。
キリシタン禁教時代に殉教した「日本二十六聖人」に捧げられた教会であり、ステンドグラスから差し込む光が幻想的な空間を作り出しています。光の芸術ともいえるステンドグラスの繊細な装飾にもぜひ注目してみてください。
名称:大浦天主堂
住所:長崎県長崎市南山手町5-3
公式URL:https://oura-church.jp/
④ 稲佐山
「1000万ドルの夜景」と称される稲佐山からの夜景は、日本三大夜景、世界新三大夜景にも選定された珠玉の夜景。長崎市街地をすり鉢状に囲むダイナミックな地形と、長崎港の光が織りなす光景は、まるで宝石をちりばめたかのような美しさです。
山頂の稲佐山公園展望台までは、パノラマビューを楽しめるロープウェイ、または、中腹駐車場から山頂までを結ぶスロープカーで上がることができます。長崎が世界に誇る夜景スポットで、ロマンチックなひとときをお楽しみください。
名称:稲佐山
住所:長崎県長崎市大浜町1331
公式URL:https://inasayama.info/
⑤ 軍艦島上陸ツアー(端島)
長崎市街地から南西へ約18kmの沖合に浮かぶ「軍艦島」へ行くためには、長崎港から出航する上陸ツアーに参加する必要があります。
海底炭鉱によって栄えた「端島(はしま)」は、島のシルエットが軍艦「土佐」に似ていることから、「軍艦島」と呼ばれています。最盛期には5,000人以上が暮らし、日本一の人口密度を誇っていましたが、自然発火事故とエネルギー革命によって、1974年に閉山。無人島となりました。
老朽化が進んで危険なため、現在は許可された範囲内でのみ見学が可能です。2025年現在、長崎市の許可を受けて軍艦島上陸ツアーを催行しているのは5社。長崎市内の眺望を楽しみながら、約40分のクルーズで軍艦島へと向かいます。
朽ち果てた高層アパート群や廃墟となった建物はノスタルジックで、独特の雰囲気です。ガイドの解説を聞きながら、炭鉱の歴史や当時の暮らしを肌で感じることができます。
軍艦島はただの廃墟ではなく、日本の近代化を支えた人々の営みが残る歴史的な場所。2015年には日本の近代化を支えた『明治日本の産業革命遺産』として世界遺産に登録され、国内外から一層注目を浴びています。
名称:軍艦島(端島)
住所:長崎県長崎市高島町
公式URL: https://www.gunkanjima-concierge.com/
⑥ 出島
扇形をした小さな人工島「出島」は鎖国時代の日本において唯一、西洋に開かれた外交の窓口となった史跡です。かつてポルトガル人やオランダ人の商館が置かれた、貿易や文化交流の中心地でした。
出島和蘭商館跡には、当時の様子を再現した「ミニ出島」が、1/15のスケールで復元されています。
明治時代以降の埋め立てにより、扇形の原形を失った出島。しかし周囲が陸続きになったため、出島表門橋からだけでなく、どこからでも入れます。
長崎市は1951年から、出島の復元整備事業に取り組んでいます。敷地内には、出島表門橋や商館の居宅など約20棟の建物が復元され、それぞれの建物で当時の暮らしや文化、歴史を学べます。
夜には幻想的なライトアップの中、ロマンチックな雰囲気に。ナイトツアーも実施されており、昼と夜で異なる出島の魅力を楽しむことができます。
また、隣接する「長崎出島ワーフ」には、海を望むレストランやカフェが並んでおり、美しい夕景や夜景を眺めながら食事を楽しむのもおすすめです。
名称:出島
住所:長崎県長崎市出島町
公式URL:https://nagasakidejima.jp/
■長崎出島ワーフ https://dejimawharf.com/
⑦ 長崎県美術館
長崎港に面したウォーターフロントに建つ「長崎県美術館」は、世界的建築家隈研吾氏が設計したスタイリッシュな美術館です。
運河を挟んだ2つの棟と、ガラス張りの開放的なデザインが特徴で、その建築自体がアート作品のよう。夜には美しくライトアップされます。
館内は高い天井で、開放感あふれる空間です。常設展は、長崎ゆかりの美術品やスペイン美術コレクションを中心に展示。企画展では国内外の多彩なジャンルの作品を紹介するなど、様々なアートに触れることができます。
長崎港の美しい景色を一望できる屋上庭園は、アート鑑賞の休憩におすすめ。長崎県美術館で芸術鑑賞を心ゆくまで楽しみ、隣接する出島や中華街などと併せて観光すると効率的です。
名称:長崎県美術館
住所:長崎県長崎市出島町2番1号
公式・関連サイトURL:https://www.nagasaki-museum.jp/
⑧ 長崎新地中華街
横浜・神戸と並ぶ日本三大中華街の一つ「長崎新地中華街」。江戸時代に貿易で栄えた長崎に多くの中国人が住み始めたことから始まった、日本最古の中華街です。
東西南北約250mにわたる十字路には、本格的な中華料理店や雑貨店が軒を連ねています。名物のちゃんぽんや皿うどんはもちろん、食べ歩きにぴったりな豚の角煮まんじゅうや、縁起の良いカラフルな桃饅頭も人気です。
旧正月を祝う「長崎ランタンフェスティバル」の時期には、街中が幻想的なランタンの光で彩られ、日本にいながらにして豪華絢爛な中国文化を体験できます。
グルメからショッピング、そしてお祭りまで、中国との深いつながりを今に伝える活気に満ちた長崎新地中華街。長崎の街に異国情緒をもたらす、代表的な観光スポットです。
名称:長崎新地中華街
住所:長崎県長崎市新地町10-13
公式・関連サイトURL:https://www.nagasaki-chinatown.com/
⑨ 平和公園
長崎の「平和公園」は、原爆が投下された爆心地に造られた公園です。核兵器廃絶と世界恒久平和への願いが込められており、静かに歴史と向き合うことができます。
公園の中心に立つ「平和祈念像」は、高さ約9.7m。天を指す右手は原爆の脅威を、水平に伸ばした左手は平和を、軽く閉じた目は犠牲者の冥福を祈る姿を表しています。
「平和の泉」は、原爆で水を求めて亡くなった人々のためにつくられました。豊かな水が湧き出す様子は、平和な世界の象徴。他にも、世界各国から贈られたモニュメントや、折鶴の塔、長崎の鐘などがあり、国境を越えて平和への願いを伝えています。
原爆が投下された8月9日には、毎年、平和祈念式典が執り行われます。平和公園は、戦後長崎の歴史を学び、平和の尊さを深く考える上で、欠かせない場所です。
名称:平和公園
住所:長崎県長崎市松山町2400−3
公式・関連サイトURL:https://www.at-nagasaki.jp/spot/130
⑩ 坂の街、長崎
長崎の街の魅力は、港から山へと続く坂道にあります。異国情緒あふれる坂道は、ただの道ではなく、歴史や文化、そして人々の暮らしを感じさせる大切なスポットです。
大浦天主堂からグラバー園へと続く「祈念坂」は、石畳と美しい洋館がノスタルジックな雰囲気を醸し出し、坂の途中からは長崎港を望むことができます。また、石畳と洋風住宅が連なる「オランダ坂」は、長崎の代表的な風景の一つ。
他にも、幕末の志士たちが駆け上がった「龍馬通り」など、それぞれの坂が異なる表情を見せてくれます。
長崎を訪れたら、地図を片手に坂道を歩いてみませんか。坂を上り下りするたびに、この街ならではの奥深い魅力を発見できるでしょう。
■長崎の5つの坂道 https://www.at-nagasaki.jp/feature/nagasaki_saka
■龍馬通り https://www.at-nagasaki.jp/spot/61014
⑪ 坂本龍馬ゆかりの地
長崎は、幕末の志士・坂本龍馬の活動拠点となった重要な地。日本初の商社「亀山社中」を設立するなど、市内のあちこちに、彼の夢の足跡が今も残されています。
風頭山の麓にある「亀山社中記念館」は、龍馬と同志たちが日本の夜明けを夢見た場所です。当時の雰囲気を伝える貴重な資料が展示されています。
記念館から少し上った「龍馬のぶーつ像」は、雄大な長崎の街並みを一望できる絶好のフォトスポット。
さらに風頭山頂の「風頭公園」では、龍馬像が街を見下ろしています。長崎旅行で龍馬の足跡をたどり、歴史ロマンを感じてみませんか?
■長崎市亀山社中記念館 https://www.at-nagasaki.jp/spot/1047
■龍馬のぶーつ像 https://www.at-nagasaki.jp/spot/164
■風頭公園「坂本龍馬之像」 https://www.at-nagasaki.jp/spot/150
⑫ 眼鏡橋
「眼鏡橋」は、日本最古の石造りアーチ橋。長崎の街を流れる中島川に架かる、長さ約22mの橋です。2つのアーチが水面に映り込むと、その姿がまるで眼鏡のように見えることから「眼鏡橋」と名付けられました。日本三名橋の一つに数えられており、国の重要文化財にも指定されています。
また、周辺の散策もおすすめです。橋のたもとにある石灯篭や、レトロな雰囲気が漂う街並みは、絶好のフォトスポット。橋が架かる中島川の護岸には、ハートストーンが隠されており、見つけると恋が叶うというジンクスも有名です。
名称:眼鏡橋
住所:長崎県長崎市魚の町
公式・関連サイトURL:https://www.at-nagasaki.jp/spot/95
⑬ 一本柱鳥居・被爆クスノキ(山王神社)
山王神社(さんのうじんじゃ)の「一本柱鳥居(二の鳥居)」は、原爆の爆風で片方の柱を失いながらも、奇跡的に倒壊を免れた鳥居です。崩れた鳥居の片側が一本足で立つ姿は、見る者に原爆の脅威と、それに屈しない長崎の人々の強い意志を訴えかけてきます。
また、山王神社の境内入口には、原爆で一度は焼け焦げたものの、再び芽吹いた大楠「被爆クスノキ」が力強くそびえ立っています。根元が焼けただれ、幹には大きな空洞がありますが、それでも青々とした葉を茂らせるその姿は、長崎の復興と平和への願いを象徴しています。
名称:山王神社「一本柱鳥居・被爆クスノキ」
住所:長崎県長崎市坂本2-6-56
公式URL:https://sannou-jinjya.jp/
■長崎市郊外
長崎市街地から少し足を延ばした郊外は、自然やアクティビティを楽しむ日帰り観光におすすめ。歴史散策とはひと味違う、島全体がリゾートとなったi+Land nagasakiや、恐竜博物館など、テーマ性のある体験型施設が魅力です。
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① 長崎ペンギン水族館
飼育するペンギンの種類が、世界で最も多い水族館が長崎にあります。「長崎ペンギン水族館」は、世界に生息する18種類のペンギンのうち9種類、約190羽を飼育するペンギンの水族館として知られています。
自然に近い環境で暮らすペンギンたちの姿を、間近で観察できるのが魅力。館内には、国内最大級のペンギンプールがあり、まるで空を飛んでいるかのように水中を泳ぎ回る姿を見ることができます。
また週末には、隣接する「ふれあいペンギンビーチ」で、フンボルトペンギンがよちよち歩く愛らしい姿を観察できる人気イベントも開催されています。長崎の海を背景に、かわいいペンギンたちに癒されてみませんか?
ペンギンのほかにも、カタクチイワシの円形回遊水槽、クラゲ水槽、長崎近海の魚類が泳ぐ「長崎の海水槽」、さらに、タッチプールやバーチャルシアターなどもあります。
名称:長崎ペンギン水族館
住所:長崎県長崎市宿町3-16
公式・関連サイトURL:https://penguin-aqua.jp/
② 伊王島 i+Land nagasaki(アイランドナガサキ)
長崎市街地から車で約30分の伊王島に、エンターテインメントリゾート施設「 i+Land nagasaki(アイランドナガサキ)」があります。ホテルをメインに温泉、アクティビティ、レストランなど充実しており、日帰りでも宿泊でも楽しむことができます。
最大の魅力は、自然の中で多彩なアクティビティを体験できること。島内を巡る四輪バギーやセグウェイ(NINEBOT)をはじめ、SUPや釣りといったマリンアクティビティが楽しめます。ファミリー向けのボールプールテーマパーク「KUJIRA DOME」や、「トミカ・プラレール のりものアイランド」といった子ども向けの遊び場も人気です。
また、大型温泉・スパ施設「Ark Land Spa」には、年中水着で楽しめる全天候型温泉スパをはじめ、サウナ、岩盤浴など多彩な温浴施設を完備。海を望む絶景の中で心身ともに癒される、極上のリラックスタイムを過ごせます。
i+Land nagasaki(アイランドナガサキ)は、非日常的な空間で、アクティブな休日を過ごしたい方におすすめのスポットです。
名称:i+Land nagasaki(アイランドナガサキ)
住所:長崎県長崎市伊王島町1丁目3277-7
公式URL:https://www.islandnagasaki.jp/
③ ベネックス恐竜博物館
長崎市南部、長崎半島の野母崎は、日本で最も多くの恐竜化石が発見された場所です。一帯の広大な敷地に、恐竜をテーマにした複合施設「長崎のもざき恐竜パーク」が広がっています。
パークの中心施設である「ベネックス恐竜博物館」には、全長約13mのティラノサウルス・レックスの全身骨格をはじめ、骨格標本や実物大の模型が展示されており迫力満点!
博物館のほかにも、恐竜のオブジェや遊具が設置された広場で遊んだり、園内にある「軍艦島資料館」で軍艦島の歴史を学べます。また、パークに面した海岸線では、恐竜の足跡化石が見つかった8000万年前の白亜紀の地層も観察できます。
名称:ベネックス恐竜博物館(長崎市恐竜博物館)
住所:長崎県長崎市野母町568-1
公式URL:https://nd-museum.jp/
■佐世保・九十九島
日本を代表するテーマパーク「ハウステンボス」と、西海国立公園の雄大な自然「九十九島」という二大看板を持つエリア。ヨーロッパの街並みから多島美あふれる絶景、そして軍港の活気まで、多面的な魅力が凝縮されています。
① ハウステンボス
中世ヨーロッパの街並みを忠実に再現した、日本最大級のテーマパーク「ハウステンボス」。アムステルダムの街並みや運河が広がる園内は、まるでオランダを旅しているかのような非日常感を味わえます。
最大の魅力は、季節ごとに異なる美しい風景とイベント、そして最新技術を駆使したアトラクションです。VRや8K LED映像で空を飛ぶ「AIR CRUISE the RIDE」や、深海でのミッションに挑む「ミッション・ディープシー Xsense Ride」など、スリリングな体験アトラクションが人気。
また2025年にオープンした、世界唯一のミッフィーエリア「ミッフィー・ワンダースクエア」では、絵本の世界に入り込むような体験が楽しめます。
夜には、世界最大級のイルミネーションが園内全体を光の世界へと変え、幻想的な雰囲気に。春には100万本のチューリップやバラが咲き誇り、夜には光の花畑になるなど、ハウステンボスはいつ訪れても新しい感動があります。
名称:ハウステンボス
住所:長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1
公式URL:https://www.huistenbosch.co.jp/
② 九十九島とおすすめ展望所
大小208の島々が密集する「九十九島(くじゅうくしま)」は、佐世保市の西海国立公園を代表する景勝地。島の97%は無人島です。
「九十九」という名の通り、多数の島々が複雑に入り組んだ多島美は、クルーズ船やカヤック、そして島々を一望できる展望所から楽しめます。
2021年にリニューアルされた「九十九島観光公園」は、九十九島の雄大なパノラマに加え、佐世保市街と港を一望できておすすめ。広い芝生広場とウッドデッキが整備され、ゆったりと景色を楽しめる最新スポットです。
有名な展望所には、九十九島が一番近くに見える「展海峰(てんかいほう)」や、九十九島で最も高い位置にある弓張岳(ゆみはりだけ)展望台などがあります。
■展海峰(てんかいほう)
九十九島を南側から広角で一望できる絶景ポイント。春には菜の花、秋にはコスモスが一面に咲き誇り、花畑と島のコントラストを楽しめます。
■弓張岳展望台(ゆみはりだけ)
佐世保市街と九十九島の両方を望むことができる、贅沢なパノラマビューが魅力。夕景や夜景スポットとしても人気です。
■石岳展望台(いしだけ)
映画のロケ地にもなった、九十九島の景観を代表する展望台。多島美のクラシックな眺めを楽しめます。
名称:九十九島の絶景
公式・関連サイトURL:https://www.sasebo99.com/feature/kujukushima/view
③ 九十九島パールシーリゾート
「パールシーリゾート」は、九十九島観光の拠点となる複合施設です。水族館や動植物園、遊覧船、ショッピングなどが楽しめ、ここを基点に九十九島の魅力を満喫できます。
おすすめは、美しい島々が織りなす九十九島を、海上から観光できる遊覧船です。大型船「パールクィーン」でゆったりと巡るクルーズや、水面近くを航行する小型船「リラクルーズ」、カタマランヨットなどからスタイルに合わせて選べます。
施設内の九十九島水族館「海きらら」は、九十九島の生き物を中心に展示。屋外にある九十九島イルカプールでは、イルカたちがダイナミックなジャンプやパフォーマンスを披露してくれます。
また、水族館から車で約5分の場所には、九十九島動植物園「森きらら」があり、レッサーパンダやトラなどの動物たちと、四季折々の植物を楽しむことができます。
レストランやショップも充実しているので、遊覧船や水族館の前後で食事やお土産選びにご利用ください。
名称:九十九島パールシーリゾート
住所:長崎県佐世保市鹿子前町1008
公式URL:https://www.pearlsea.jp/
④ 黒島天主堂
九十九島で最大の島、黒島に建つ重厚なレンガ造りの「黒島天主堂」は、世界遺産の構成資産の一つ。マルマン神父の設計・指導により、島の住民たちが20年以上の歳月と労力をかけて完成させたこの教会は、キリスト教信仰の証です。
外観は赤レンガのゴシック様式で、内部の華麗な装飾が魅力。高い天井を支えるアーチ構造のリブ・ヴォールト天井は必見です。床には、全国的にも珍しい24種類の有田焼タイルが敷き詰められています。
黒島天主堂は、佐世保港からフェリーでアクセスできます。ただし、ミサ等により見学できない場合があるほか、見学には2日前までの事前連絡が必要ですのでご注意ください。
名称:黒島天主堂
住所:長崎県佐世保市黒島町3333
公式・関連サイトURL:https://kuroshimakanko.com/index.php/category/cathedral
■平戸
古くは日本初の貿易港として栄え、キリスト教の布教拠点となった歴史を持つ平戸。異文化が共存した独特な風景が今も残り、教会の尖塔と寺院の屋根が隣り合う奇跡の絶景が見られます。平戸城を中心とした歴史散策に加え、世界遺産構成資産外ながらも重要な田平天主堂など、信仰の深さに触れる静かな旅を楽しめます。
① 平戸城
「平戸城」は、平戸島の亀岡山に建つ、海を望む美しい城。別名「亀岡城」とも呼ばれています。築城許可が厳しかった江戸時代中期に、松浦家によって築かれました。
天守閣からは、見奏櫓(けんそうやぐら)や青い海、平戸の城下町が一望できます。東シナ海の水平線から昇る朝日も感動的です。
初めてポルトガルから砂糖が伝来した平戸の地では、砂糖を使った独特の菓子文化が発展しました。散策の後は、南蛮文化を取り入れた数々の平戸菓子を味わいながら、歴史ロマンに浸ってみてはいかがでしょうか。
名称:平戸城
住所:長崎県平戸市岩の上町1473
公式・関連サイトURL:https://hirado-castle.jp/
② 平戸ザビエル記念教会(カトリック平戸教会)
平戸の街を見下ろす高台に、淡いエメラルドグリーンの外壁が美しい教会がそびえ立ちます。
正式名称は「カトリック平戸教会」。1550年にフランシスコ・ザビエルが布教のために平戸を訪れたという歴史にちなみ、「平戸ザビエル記念教会」という名称で広く親しまれています。
この教会は、"寺院と教会の見える風景" も魅力。坂を下った城下町側から見上げると、瑞雲寺の屋根と教会の尖塔が重なって視界に入ります。
これは、かつて貿易の窓口として栄え、多様な文化が共存してきた平戸ならではの絶景です。異文化が交差した平戸の歴史を感じる、絶好の撮影スポットとしても人気を集めています。
名称:平戸ザビエル記念教会(カトリック平戸教会)
住所:長崎県平戸市鏡川町259-1
公式・関連サイトURL:https://www.nagasaki-tabinet.com/junrei/359
③ 田平天主堂(カトリック田平教会)
平戸大橋を渡る手前にある「田平天主堂(カトリック田平教会)」は、赤レンガ造りの美しい教会です。国指定重要文化財に指定されており、長崎のキリスト教の歴史を今に伝える重要な場所です。
教会建築家として知られる鉄川与助(鐵川與助/てつかわよすけ)によって設計施工され、1918年に完成しました。信者たちがレンガを焼くところから手作業で建設に携わった、信仰の熱意が詰まった建物です。
内部は奥行きのある三層構成で、ステンドグラスから差し込む光が荘厳な空間を作り出しています。平戸瀬戸を望む高台に建つ田平天主堂は、平戸大橋を渡る前後に必ず立ち寄りたいスポットです。
名称:田平天主堂(カトリック田平教会)
住所:長崎県平戸市田平町小手田免19
公式・関連サイトURL:https://kyoukaigun.jp/archives/culture/276-2
■島原・雲仙・諫早
島原・雲仙は、活火山「雲仙普賢岳」の恵みと脅威、そしてキリシタン史の重要な舞台。歴史と自然のドラマを感じられるエリアです。
① 雲仙地獄・雲仙温泉
雲仙岳の南西中腹に位置する「雲仙地獄」は、活発な火山活動のエネルギーを感じられるスポットです。数多くの岩の割れ目から、白い噴気と温泉がもうもうと噴出。一帯に硫黄の匂いが立ち込める様子は、まさに地獄を彷彿させます。
また雲仙地獄は、長崎の複雑な歴史の一端に触れることもできる場所。江戸時代初期には、キリシタンへの拷問が行われた殉教の史跡という悲しい歴史を持っています。
遊歩道が整備された「地獄めぐり」は、雲仙観光の定番コース。「清七地獄」や「大叫喚地獄」など約30の噴源地を間近に見ながら、地球の鼓動を体感できます。
周辺は地獄の恵みである温泉街が広がり、古くから避暑地としても栄えてきました。客室から雲仙地獄が見える高級温泉旅館、スタイリッシュなリゾートホテル、クラシックな有形遺産のホテル、コンドミニアム、民宿など多彩なタイプの宿が揃っているので、島原観光の拠点としてもおすすめです。
名称:雲仙地獄・雲仙温泉
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙320
公式・関連サイトURL:https://unzenonsen.unzen.org/watch/jigoku/
② 雲仙ロープウェイ
雲仙岳のダイナミックな火山活動が生み出す絶景を、空から楽しめる「雲仙ロープウェイ」。標高約1,100mの仁田峠駅から、標高約1,300mの妙見岳駅までの空中散歩で、息吹あふれる新緑や錦繍に染まる秋の紅葉など、至高の山岳美を堪能できます。
山頂展望台からは、平成の噴火で生まれた「平成新山(へいせいしんざん)」の溶岩ドームを間近に一望でき、地球のダイナミズムを肌で感じられます。
仁田峠一帯は、季節ごとに美しい景色が広がる場所としても有名です。春のミヤマキリシマ、鮮やかな紅葉、「花ぼうろ」と呼ばれる冬の霧氷など、いつ訪れても違った表情を見せてくれます。
名称:雲仙ロープウェイ
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙
公式・関連サイトURL:https://unzen-ropeway.com/
③ ときめきフルーツバス停通り
長崎県諫早市の国道207号線沿いには、SNSで話題沸騰中のフォトジェニックな「フルーツバス停」があります。
地元特産のイチゴやメロン、スイカ、トマト、ミカンなど5種類のフルーツをかたどったフルーツバス停が16か所、点在。これらのフルーツバス停は、1990年に開催された長崎旅博覧会にあわせて設置されました。
おとぎ話の世界へ誘い、思わず写真を撮りたくなる国道207号線沿いは、「ときめきフルーツバス停通り」と呼ばれています。ドライブや観光の途中に立ち寄って、可愛い写真撮影を楽しんでみてください。
名称:ときめきフルーツバス停マップ
住所:長崎県諫早市小長井町 国道207号線
公式・関連サイトURL:https://www.city.isahaya.nagasaki.jp/uploaded/attachment/1043.pdf
④ 小浜温泉
[湧出量×湯温]で求められる放熱量、日本一!
100度の高温源泉が、毎日15,000トンも湧き出す「小浜温泉」は、『肥前風土記』にも登場する歴史ある名湯です。町内に30か所もの源泉があり、全国でもトップクラスの高温と豊富な湯量を誇ります。
また、身体の芯からじっくり温まるのもこの温泉の魅力。豊かな自然のなかで心身を癒す理想的な湯として、多くの人々に愛され続けています。
小浜温泉のシンボルは、全長105mを誇る日本一長い足湯「ほっとふっと105」。海に沈む美しい夕日を眺めながら、源泉かけ流しの温泉で贅沢な足湯を楽しめます。ペット専用の足湯スペースもあり、愛犬と一緒にリラックスできるのも魅力です。
名称:小浜温泉
住所:長崎県雲仙市小浜町北本町
公式・関連サイトURL:https://obama.or.jp/
⑤ がまだすドーム(雲仙岳災害記念館)
「がまだすドーム(雲仙岳災害記念館)」は、土石流が海を埋めてできた土地に建設された復興のシンボル。雲仙岳の噴火災害の記憶を伝える火山体験ミュージアムです。「がまだす(がんばる)」という島原の方言が示す通り、火山に屈せず復興を目指す想いが込められています。
この記念館の魅力は、迫力満点の体験型展示。巨大なスクリーンで火砕流の猛威を体感できるシアターや、噴火のメカニズムを学べるジオラマなど、火山について知り、体験しながら学べるコンテンツが充実しています。
ミュージアムショップWARENでは、「平成新山カレー」や「溶岩ドームカレー」など、興味深いご当地グルメも味わえます。災害の記憶を後世に伝える、日本でも重要な防災学習拠点です。
名称:がまだすドーム(雲仙岳災害記念館)
住所:長崎県島原市平成町1-1
公式URL:https://udmh.jp/
⑥ 島原城
約400年前に松倉氏によって築かれた「島原城」は、島原のランドマーク。現在の天守閣は再建された模擬天守ですが、堂々とした佇まいが当時の威容を伝えています。天守内部は博物館となっており、キリシタン史や郷土の歴史に関する資料が展示されています。
島原城は、領地に見合わないほど立派だったといわれており、巨大な高石垣が特徴です。水面に立つ石垣と、巽櫓(たつみやぐら)越しに見る天守閣の景観は、築城者の美意識を感じさせる絶好の撮影スポット。また天守閣では、MR天草四郎やホログラムなど、最先端のデジタル技術を取り入れたMR体験が注目を浴びています。
城の周辺には、武士が暮らした武家屋敷や、清らかな湧水が流れる湧水庭園「四明荘(しめいそう)」など、情緒ある城下町の風景が残っています。これらを巡りながら、歴史と「水の都」の文化を体感してみてはいかがでしょうか。
名称:島原城
住所:長崎県島原市城内1-1183-1
公式・関連サイトURL:https://shimabarajou.com/
■湧水庭園 四明荘 https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/979
⑦ 原城跡
島原半島の南端に位置する「原城跡(はらじょうあと)」は、世界遺産『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』の構成資産である重要な史跡です。17世紀に起こった島原の乱の最後の舞台となった地であり、悲劇的な歴史を今に伝えています。
見どころは、防御性の高い複雑な構造を持つ枡形虎口(ますかたこぐち)の遺構や、広大な本丸跡。発掘調査により、城の全貌が明らかになりつつあります。
有明海を望む本丸跡には、一揆の指導者であった天草四郎像が立っています。海に突き出た難攻不落の城跡を巡りながら、当時の人々の激しい歴史に思いを馳せてみてください。
名称:原城跡
住所:長崎県南島原市南有馬町丁133
公式・関連サイトURL:https://www.nagasaki-tabinet.com/junrei/558
■五島列島
東シナ海に浮かぶ、大小150余りの島々からなる世界遺産「五島列島」。海岸線が美しい、潜伏キリシタンの歴史が息づく祈りの島々です。
中通島の「龍観山(りゅうかんざん)園地」からは、入り組んだリアス式海岸と無数の島々が織りなす多島美を眼下に一望できます。
① 大瀬崎断崖と五島の絶景
「大瀬崎断崖(おおせざきだんがい)」は、五島列島の雄大な自然を象徴する、福江島の最西端に位置する景勝地です。
高さ100mを超える断崖が約15kmにわたって連なる様子は、圧巻の迫力。遊歩道を進んだ先にある大瀬崎灯台からの眺めは、東シナ海の青と、断崖の荒々しいコントラストが織りなすドラマチックな絶景。灯台から眺める夕日は、『日本の夕日百選』にも選ばれています。
五島列島には、他にも類まれな美しさを持つ絶景が点在しています。福江島のシンボルである「鬼岳(おにだけ)」は、芝生に覆われたなだらかな山容が特徴。
透き通ったスカイブルーの海と白い砂浜が美しい「高浜海水浴場」は、日本の渚百選にも選ばれています。
■大瀬崎断崖 https://www.nagasaki-tabinet.com/islands/spot/669
■鬼岳 https://www.nagasaki-tabinet.com/islands/spot/61657
■高浜海水浴場 https://www.nagasaki-tabinet.com/islands/spot/682
② 五島列島の教会巡り
五島列島は、世界遺産『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』の中心地の一つであり、信仰の歴史を物語る51の教会が点在しています。これらを巡る旅は、五島の歴史と文化に深く触れる特別な体験です。
特に有名な教会は、赤レンガ造りが美しい福江島の「堂崎天主堂」と、中通島の「頭ヶ島(かしらがしま)天主堂」です。
堂崎天主堂は、禁教時代に、多くのキリシタンが殉教した場所に建てられた教会で、五島キリシタン史の重みを伝えています。
「頭ヶ島天主堂」は、五島出身の教会建築家、鉄川与助が設計した堅牢な石造りの教会です。
この二大教会の他にも、中通島の静かな入り江に建ち、美しいステンドグラスで知られる「青砂ヶ浦天主堂」や、白亜の清楚な外観が美しい「カトリック水ノ浦教会」など、島々に個性豊かな教会が数多く存在します。
教会を訪れる際は、事前の連絡や見学マナーを守り、信仰の歴史に敬意を払って静かに巡りましょう。
五島の教会巡り https://goto.nagasaki-tabinet.com/junrei
■堂崎天主堂 https://www.nagasaki-tabinet.com/junrei/332
■頭ヶ島天主堂 https://www.nagasaki-tabinet.com/junrei/721
■壱岐・対馬
九州本土と朝鮮半島の中間に位置する壱岐・対馬は、古くから日本の歴史と外交を支えてきた国境の島です。
壱岐は弥生時代の王都が栄えた古代史のロマンが残る島。一方、対馬はリアス式海岸の雄大な自然に恵まれ、ツシマヤマネコといった固有種が生息する自然の宝庫です。それぞれが持つ独特な歴史と自然の魅力を、飛行機やフェリーで巡りながら体感できます。
①【壱岐】原の辻一支国王都復元公園
古代中国の歴史書『魏志倭人伝』に登場する「一支国(いきこく)」の王都があったとされる遺跡です。かつて三重の環濠を持った広大な集落跡は、長年の調査を経て国の史跡に指定され、「原の辻一支国王都復元公園」として復元されました。
園内には、弥生時代の建物や柵、堀などが推定に基づいて再現されており、まるで古代の集落にタイムスリップしたような体験ができます。吉野ヶ里遺跡や登呂遺跡にも並ぶ、日本の古代史を語る上で欠かせない重要なスポットです。
隣接する「一支国博物館」は、世界的建築家黒川紀章氏が設計した斬新なデザインが目を引きます。博物館では、遺跡から出土した資料や一支国の歴史を深く学べるほか、勾玉作りなどの体験コーナーも楽しめます。
名称:原の辻一支国王都復元公園
住所:長崎県壱岐市芦辺町深江鶴亀触
公式URL:https://ikikoku.jp/
名称:壱岐市立一支国博物館(壱岐しまごと博物館)
公式URL:http://www.iki-haku.jp/
②【壱岐】猿岩
壱岐島のシンボル「猿岩」は、壱岐島の北西に突き出た黒崎半島の先端に立つ奇岩です。高さ約45mの玄武岩が長年の風雨や波の侵食によって削られ、まるで猿がそっぽを向いているかのようなユニークな姿を作り出しました。
神話では、島を支えた8本の折れ柱の1本だと伝わり、古来より神秘的な存在として親しまれてきました。
周囲は芝生の広がる爽やかな空間で、絶好の記念撮影スポットとなっています。夕日が沈む時間帯には、玄武岩のシルエットがさらに際立ち、夕景の名所としても人気です。
名称:猿岩
住所:長崎県壱岐市郷ノ浦町新田触890−2
公式・関連サイトURL:https://www.ikikankou.com/spot/10093
③【対馬】烏帽子岳展望台
対馬の中央に位置する「烏帽子岳展望台」は、対馬の景観を代表する絶景スポットです。浅茅湾(あそうわん)の複雑に入り組んだリアス式海岸と、そこに浮かぶ無数の小さな島々が織りなす多島美を360度見渡すことができます。
この雄大な景色は、長崎屈指の美しさ。特に夕刻、海へと沈みゆく夕日が浅茅湾と島々を茜色に染め上げる光景は、息をのむほどの絶景です。また、対馬の地理的な特徴として、天気の良い日には、遠く韓国の釜山が見えることもあります。
名称:烏帽子岳展望台
住所:長崎県対馬市 豊玉町仁位
公式・関連サイトURL:https://www.nagasaki-tabinet.com/islands/spot/847
④【対馬】和多都美神社
対馬の浅茅湾に面した「和多都美神社(わたづみじんじゃ)」は、神秘的な雰囲気に包まれた神社です。海に向かって一直線に鳥居が並ぶ姿は幻想的で、龍宮伝説が残っています。
5つある鳥居のうち2つは海の中に立っていますが、干潮時には歩いて行くことができます。
和多都美神社は古くから海神を祀る由緒ある神社として、日本神話にも登場します。海と信仰が融合した独特の景観は、対馬の雄大な自然と歴史を感じられるフォトスポット。烏帽子岳展望台からも比較的近い位置にあるため、絶景巡りと併せて訪れるのがおすすめです。
名称:和多都美神社
住所:長崎県対馬市豊玉町仁位字和宮55
公式URL:https://watadzumi.com/
⑤【対馬】対馬野生生物保護センター
「ツシマヤマネコ」は対馬のシンボルであり、環境省のレッドリストに登録されている絶滅危惧種。ツシマヤマネコの保護・増殖に取り組むとともに、情報発信する施設が「対馬野生生物保護センター」です。
このセンター最大の魅力は、マジックミラー越しに本物のツシマヤマネコを見学できるチャンスがあること。生きたヤマネコを観察することで、その希少性と野生の美しさを感じられます。
館内には、対馬の野生生物や自然環境について展示。パネルや映像、ジオラマなどを活用した解説コーナーは、子どもから大人まで楽しく学べるよう工夫されています。地元では「ヤマネコセンター」として親しまれる、対馬ならではの観光スポットです。
名称:対馬野生生物保護センター
住所:長崎県対馬市上県町棹崎公園
公式・関連サイトURL:https://torayama-twcc.jp/
◎長崎駅・ハウステンボスへのアクセス例
最後に、長崎県へのアクセス例として、玄関口である長崎駅と、佐世保のハウステンボスを目指すルートをご紹介します。
長崎駅へのアクセス
飛行機の場合、長崎空港からリムジンバスを利用すると、最短約45分でアクセスできます。
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長崎県行きの飛行機を検索する
東海道・山陽新幹線の場合は、博多駅から西九州新幹線「かもめ」に乗車し、武雄温泉駅で「特急リレーかもめ」に乗り換えるのが一般的。博多からの所要時間は、約1時間30分〜2時間ほどが目安です。
ハウステンボスへのアクセス
長崎空港からは、高速船が最も早いアクセス方法です。所要時間の目安は、長崎空港マリンターミナルからハウステンボスマリンターミナルまで約50分。
直行バスなら、長崎空港から約70分です。
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