九州地方の長崎県は、日本の中で離島の数が最も多い県です。一口に「離島」と言ってもそれぞれに異なった文化があるので、知れば知るほどどの島も奥が深く、魅力が詰まっています。長崎の離島巡りをする粋な旅行もステキですね。「離島の旅」という響きには何となくロマンを感じます。今回は長崎県の離島の中でも、観光として特におすすめしたい島をピックアップしました。
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長崎県は島の数日本一!観光できるおすすめの離島とは?
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1.「伊王島」は島自体がリゾート地?
「伊王島」は長崎市内から車で30分ほどのところにある離島です。離島ですが島までは橋が架かっているため、車で直接アクセスすることができます。また、長崎港からフェリーを利用すると20分ほどで到着できるので、気軽に行ける離島として人気を集めているんですよ。最近ではリゾート地として注目されています。
マリンスポーツを中心としたアクティビティが充実していて、波が穏やかなビーチ「伊王島海水浴場 コスタ・デル・ソル」はお子様連れでも安心です。他にも屋内のバーベキュー施設やデジタルアートを楽しめるナイトワークなど、話題のスポットが続々とオープン!週末に気軽に楽しめる離島としておすすめです。
2.「軍艦島」は長崎人気の観光名所!
「軍艦島」は長崎県の離島の中で最も有名な島なのではないでしょうか。小さな海底炭坑の島「軍艦島」は、正式名称を「端島(はしま)」と言い、炭鉱の最盛期には約5300人もの人が居住していましたが、炭鉱が閉山している現在は無人島となっています。多くの建造物が遺跡化とした風景は、冒険心をくすぐるだけではなく、発展していた当時の凄まじさも物語っているでしょう。
島内を見学するには、船会社が運航している「軍艦島上陸ツアー」に参加する必要があり、事前予約必須となっています。個人では行けないので注意してくださいね。ツアーを運営している船会社は5社あり、いずれも長崎港から出港します。軍艦島までは40分ほどのクルーズです。
3.「福江島」は点在する教会と美しいビーチが魅力的!
長崎県の西方100kmの位置に浮かぶ「福江島」。大小140余りの島々からなる五島列島の最大の島です。世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の主要スポットでもあり、島内には美しい教会が点在しています。そして福江島の人気観光スポット「高浜ビーチ」は、日本一美しいビーチと言われ、透明度の高い海のキレイさと青さは時間を忘れて見入ってしまうほど素晴らしい景観です。
本島からのアクセス方法は、長崎空港・福岡空港から約30分~40分間のフライトか、長崎港・佐世保港からフェリーで約1時間半~2時間のクルーズとなります。
4.「対馬島」は九州と韓国の中間地点!
「国境の島」とも呼ばれている「対馬島」は、九州と韓国の間にある対馬海峡に浮かぶ島です。アクセス方法は博多港から高速艇で約2時間15分、フェリーの場合は片道約4時間のクルーズになります。飛行機を利用するなら、福岡空港・長崎空港から約35分のフライトです。
かつて朝鮮貿易の拠点の地であった対馬島は、島の約89パーセントが山地となっています。豊かな原生林や当時の建造物が今もなお残っているのです。天気の良い日には、海の向こうにある韓国の釜山を見渡すことができますよ。そして、対馬島にしか生息しない「ツシマヤマネコ」を観察できる「対馬野生生物保護センター」は、猫好きの方必見の観光スポットです。
5.「壱岐島」は歴史と自然の魅力が満載!
「壱岐島」は博多港から高速艇で約1時間、長崎空港から約30分のところにあります。美しいビーチの数々や「猿岩」を代表とする自然景観の数々、「日本のモンサンミッシェル」と呼ばれている「小島神社」、エメラルドグリーンの輝く海が神秘的な「辰の島」など、見どころが満載の離島です。
また、壱岐と言えば歴史も有名ですよね。「一支国博物館」では「魏志倭人伝」をはじめ、弥生時代の様々な資料も展示されています。漁業体験やビーチヨガ、漁火ランプ作りや星空観賞などアクティビティが充実していて、宿泊施設も多数あります。離島の旅初心者でも入りやすい島としてとてもおすすめです。
6.「平戸島」は車でアクセス可能!世界遺産の島として話題
北西部にある「平戸島」は、本土と「平戸大橋」で繋がっています。車で行ける離島として人気のある観光地です。長崎市内から車で約2時間ほど、佐世保市内からは約1時間ほどの距離にあります。世界文化遺産の島として注目されていて、色彩がとても美しい教会群や、異国情緒あふれる街並みの景観を楽しめますよ。かつてオランダ貿易の拠点であった平戸島。その名残が今でも感じられるでしょう。
絶景特集の雑誌などでよく紹介されている「人津久の浜」も観光する上では外せません。真っ青な美しい海に癒されてみてはいかがですか?また、甘党の方はぜひ平戸島名物の「カスドース」を試してみてください。糖蜜で揚げたカステラをさらにグラニュー糖で包み込むという甘い甘いお菓子になっています。
7.「宇久島」は自然をこよなく満喫できるアイランド!
五島列島の最北端にある「宇久島」。約190万年前の噴火によってできた自然豊な島です。アコウの巨木や大ソテツなどのパワースポットが点在し、島の牧場では牛が放し飼いにされているなど、日本ではないような景観を楽しめます。島のビーチでは東シナ海に沈む夕陽や、驚くほどの満天の星空を見ることができますよ。素朴な離島の旅を満喫したい方におすすめの離島です。
宇久島へアクセスするには船を利用します。博多港と佐世保港から運航していて、所要時間はフェリーや高速船、出発する時間帯によって異なります。島内の移動は車が便利ですが、近辺を移動するならレンタサイクルもアリですよ。豊かな自然の中を駆け抜ける爽快感を味わおうと、多くの観光客が利用しています。
8.「九十九島」は島の密度が日本一!クルーズ船で景観を満喫
九十九島は佐世保市・平戸市の北松浦半島西岸に連なる群島です。実際の島数は208あり、九十九というのは「たくさんある」という意味で付けられた地名とのこと。ハリウッド映画の「ラストサムライ」の冒頭シーンに登場した景観として有名で、島の密度は日本一と言われています。「九十九島パールシーリゾート」からは九十九島を巡るクルーズ船も出ていて、海上から島々の景観を楽しむことができますよ。
人気の観光スポットは「九十九島水族館海きらら」。九十九島に生息する動物を観察できるのはもちろん、見ごたえ抜群の屋内大水槽や、神秘的な空間で楽しめるクラゲシンフォニードーム、癒されること間違いなしのイルカショーなど、ここでしかできない体験が集まっているのです!近くには遊覧船が出発する乗り場もあるので、観光の際には足を運んでみましょう。
◎最後に:長崎県の離島に行ってみよう!
長崎県の離島はキレイなビーチに豊かな自然、異国情緒あふれる街並みなど魅力がいっぱいです。島内ガイドツアーや宿泊セットプランなどを企画している旅行会社やフェリー会社もあるので、ぜひチェックしてみてください。また、近年ではその自然豊な生活を求めて、UターンやIターンで移住する人々が増えています。ゆっくりと流れる島の時間に身をまかせると、不思議と日々の疲れが癒されていくのがわかりますよ。
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