青森県には2つの大きな半島があります。東部に下北半島、西部には津軽半島が存在しています。津軽は太宰治の故郷であり、小説や演歌それにテレビドラマなどの舞台として度々登場する場所。太宰治の代表作のひとつの「津軽」の舞台として有名。自然豊かな津軽半島には日本では珍しい汽水湖の十三湖があり、青森県内でも広大な湖面と最大水深3mという遠浅の地形を活かし、アサリが多く捕れます。津軽半島の観光の起点は2つ、1つは北海道新幹線のいまべつ駅。こちらにはJR駅駅レンタカーがあります。もう1つは下北半島の付け根に位置する五所川原です。この駅には駅を中心に5つほどのレンタカー会社が営業。源義経が流浪の末にたどり着いたとされる「義経寺」や陸奥湾を一望できる龍飛埼灯台など青森を代表する観光スポットが多くあります。観光スポットは広範囲に渡るためレンタカーの利用が効率的です。
JR津軽線の津軽二股駅にはJRの駅レンタカーが営業しています。この津軽二股駅から北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅は目と鼻の先ですので新幹線からレンタカーを利用するのにとても便利。駅レンタカーは鉄道とセットで利用すると乗車券と特急券について割引料金が適用となり、またレンタカー料金もお得になります。もう一つの起点となる五所川原にはタイムズカーレンタルやJネットレンタカー、それにイツモレンタカーなど5つほどの会社が営業しています。イツモレンタカーはこの地域での最安を自負しており格安レンタカーとして人気の会社。五所川原の店舗では禁煙車の取扱のみとなっています。ライフ、ワゴンRの軽自動車からマーチやヴィッツ、そしてスズキのスイフトなど小型車がメイン。車種が豊富なレンタカーも旅の交通手段として検討してみてください。
会社名 | 青森までの乗り捨て料金 | つがるまでの乗り捨て料金 | 十和田までの乗り捨て料金 |
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無料 | 無料 | 無料 | |
地域に店舗無し | 地域に店舗無し | 地域に店舗無し | |
地域に店舗無し | 地域に店舗無し | 地域に店舗無し |
青森県西部に位置する津軽半島でレンタカーを手配するなら、弘前駅前が便利でしょう。大手レンタカー会社が多数あり、タイムズカーレンタル弘前店、オリックスレンタカー弘前駅前店、日産レンタカー弘前駅前店では乗り捨ても受付けています。弘前城や藤田記念庭園、太宰治記念館などなど、見どころが点在する津軽半島の旅にはレンタカーがおすすめ。ですが、鉄道ファンはもちろん、そうでない人にも津軽半島を南北に縦断するローカル線の津軽鉄道はぜひ乗車していただきたいです。タイムズなら五所川原駅前にも店舗があるので、弘前店で借りたレンタカーを五所川原店で乗り捨て、津軽鉄道に乗り換えることが可能。さらに、乗り捨ての利用料金は無料なのもうれしいですね。
津軽半島は夏は涼しく、春と秋は爽やかな気候で観光をするのにとても良い場所。ただし、夏でも風があると海岸沿いや山間部はもちろん、平野部でも肌寒いことがあるので上着を一枚用意しておくのが津軽半島を訪れる際の注意点です。津軽半島には津軽鉄道線が十三湖手前の津軽中里駅まで。そして半島の東側の沿岸部をJR津軽線が三厩駅まで走っています。近年開通した北海道新幹線もこの半島の東側を走り、トンネルを抜けて北海道につながっています。津軽半島の新幹線の駅は奥津軽いまべつ駅。また、南北に鉄道は走っているものの2本のローカル線は最北端までいっておらず、また東西という横をつなぐ路線や幹線道路がないため効率的に観光をするならレンタカー利用の選択がベスト。自然を感じ、どこまでも続く感覚ののどかな道路を運転しているとなぜかタイムスリップしたような感覚にもなります。
津軽半島のドライブであれば是非ともいってみたいのは半島の北端にある「竜飛崎」。演歌にも歌われているこの場所では津軽海峡の波の荒々しさと風の強さを肌で感じることができます。この竜飛崎には基本、長時間のドライブとなりますので装備が良い、操作性の良いレンタカーをセレクトすると疲れにくいでしょう。津軽半島のランドマークにもなっている「竜飛崎灯台」は白い円形の灯台で「日本の灯台50選」に選ばれています。汽水湖として有名な十三湖はしじみが有名ですので「名物しじみラーメン」でお腹を満たすのも津軽半島を旅する楽しみのひとつ。うまいラーメンを食べたければここはマスト。この十三湖内には「中之島ブリッジパーク」という芝生の手入れが行き届いた公園があります。ドライブに疲れたら芝生の上で一休み、というのも良いです。