世界発のハイブリッド大型フェリーとして2004年に受賞経歴のある姉妹船と同じ設計で造船された「あかしあ」。とはいえ起工日は2隻とも同じ日なので、実質的には「あかしあ」も日本最長最速の大型フェリーと呼ばれるにふさわしい船です。緑と太陽をイメージしたエントランスは恵の大地を表しているかのよう。船内では、北海道の季節の幸を盛り込んだ料理や、舞鶴や小樽の地酒なども楽しめます。フェリーならではの大海原を見ながらの入浴や、無料の映画鑑賞などの特典がいっぱい。こんな「あかしあ」での旅行をされるならネット予約が便利です。
京都府は内陸のイメージですが、舞鶴市は日本海に位置する街です。「あかしあ」が出着する舞鶴港は、冬場の日本海側の強風荒天を避ける天然の良港。干満の差が少なく、とても穏やかです。古くは江戸時代から商業港として栄え、本州日本海側の海の玄関として物流拠点となってきました。また日本海側を守る海上自衛隊の重要な港でもあります。2005年には地域を元気にした港50選にもランクイン。港の近くには映画の撮影に使われた「舞鶴赤煉瓦倉庫群」もありますよ。
「あかしあ」のエントランスには、グリーンプランターのようなつつましやかなモニュメントがあります。壁にある森のようなグリーンのオブジェと天井には輝く太陽。陸と植物と太陽をイメージさせる明るくて落ち着くカラーのエントランスです。モニュメントの前には浮き輪型の「あかしあ乗船記念小樽」がありますので、「あかしあ」乗船の際はこちらの前で記念写真を撮ったり、スタンプを押すのがおすすめ。ぜひたくさんの思い出を作ってくださいね。
フェリーで大浴場に入れるだけでも嬉しいですが、サウナがあったらもっといいと思いませんか。「あかしあ」と姉妹船の「はまなす」には低温のミストサウナがあります。温度が低いので、長く入っていられますし、その分効果が高いので嬉しいですね。汗をたっぷりかいたら、サウナ入口の脇にシャワーがあるので、冷たい水で汗を洗い流しながら、お肌を引き締めましょう。高級ホテルのような設備を備えた、このフェリーで優雅な移動はいかがでしょうか。
「あかしあ」のエントランスは、葉をあしらったプラントのモニュメントと壁のオブジェ、太陽をイメージさせるオレンジ基調の天井の図柄が特徴です。
船内は広いですから、迷ったら案内所に行って尋ねましょう。また、有料無料で楽しめるフェリー内のいろいろなサービスについても教えてもらえますよ。
映画館もいいですが、自分が好きな映画のDVDをレンタルして個室で楽しみたい場合もありますね。そういう時は、ビデオルームのサービスがピッタリです。
乗船してしばらくすると、携帯の電波がつながらなくなります。そういう時は船内の公衆船舶電話が便利。100円硬貨専用電話です。
施錠ができないタイプの部屋に宿泊されているお客様には、100円返却型のコインロッカーが便利。貴重品管理に活用してください。
新日本海フェリーオリジナルグッズのほか、舞鶴や北海道のお土産など購入できます。コンビニのように、雑誌やお菓子飲料などもありますよ。
スロットゲームやUFOキャッチャー、各種テレビゲームなど、ゲームセンタ―と同じようなゲームが揃っています。ホッケーゲームを家族で楽しむこともできますよ。
ショップの近くにマッサージルームがあります。お風呂上りに水分を十分取ったあと全自動全身マッサージでリフレッシュしませんか。
6歳以下のお子様が利用できるチルドレンルームは、カーペット敷きで幼児が安全に遊べるスペースです。絵本やぬいぐるみ、玩具などが使えるようになっています。
自動販売機コーナーでは、ソフトドリンクやビール、発泡酒のほか、おつまみや軽食のホットメニューも販売しています。煙草もありますよ。
ペットと一緒に旅行を楽しみたいお客様のために、ペットルームも完備。専用のケージがあり、それに入りきらない大型タイプのペットは乗船できません。
旅の途中で洗濯できると便利ですね。中央トイレの近くにコインランドリーがあります。洗剤は自動販売機で買えますし、乾燥機もありますよ。
オープンデッキは、夏期だけ食事できるスペースにもなります。潮風が気持ちいいですが、風の強い時は出る時にドアに指を挟まないよう気を付けてくださいね。
レストラン「ヴァンベーレ」はカフェテリア方式で食事ができます。それに加えて単品料理や北海道の幸を使ったセット料理などもありますよ。
カフェ「アルカンシェル」では、朝食からドリンクまで手軽に美味しい食事が楽しめます。ちょっと小腹が空いたときにもおすすめですよ。
グリル「KASUMI」はワンランク上のランチやディナーを希望するお客様におすすめのレストランです。春から秋のみ営業しています。
プロムナードは海を見るには一番いい場所です。こちらは飲食禁止ではないので、なにか飲みながら、ゆったりとした時間を過ごせますよ。
窓から大海原を眺めながら、手足を伸ばしてゆっくり湯舟に浸かり疲れを取りましょう。体への負担が少ないミストサウナもありますよ。
体の不自由な方の旅のサポートとして、船内にはバリアフリー浴場が設置されています。普段は施錠されているので、使用する際は案内所に声を掛けてくださいね。
こちらは、青い海をゆったりと眺めるには最高の場所です。ただ冬季や荒天の時はしけのため窓は鉄板で覆われています。また飲食禁止ですので注意してください。
コンファレンスルームは、人気映画作品を無料で楽しめる映画館です。傾斜がないので前の人の頭が気になる場合は、席を変えて調整してください。
乗下船口のある4階から6階までの区間をご利用いただけるエレベーターをエントランス脇に設置しています。誰でも使えるので、利用してみてください。
トイレは個室以外にも船内の各所に設置しています。4階と5階に男女各3ヵ所ずつ、身障者トイレは4階5階に各1ヵ所ずつありますよ。
インスタント食品を食べたい時に給湯サービスがあると助かりますよね。もちろん、赤ちゃんのミルクを作る時にも最適です。4階から6階まで各階に1ヶ所ずつ設置。
個室を含む全室で禁煙のため、喫煙者のためのスペースを船内数ヵ所に設置。4.5.6階に各1ヵ所ずつスモーキングスペースがあります。
4階のフォワードサロンは、喫煙者のためのスペースです。スモーキングルーム「サンセットストリート」では、前方の海を見ながらくつろぐことができます。
朝食はレストランのカフェテラス形式や、和盛合わせ洋盛合わせなどがあります。ウインナーや目玉焼きなどの単品や、朝粥朝フルーツなどもいただけますよ。
昼食はレストランのカフェテリア形式のほか、新日本海フェリー特製カレーや北海道の幸を使ったメニューがあります。ワンランク上のランチをご希望なら、グリルがおすすめ。
夕食は、新日本海フェリー特製シチューや、北海道の幸の特別メニューなどをいただけます。ちょっと贅沢な気分を味わいたいときは、グリルもおすすめですよ。
リアス式海岸で有名な舞鶴湾を望む舞鶴港は、海と空が織り成す美しい風景を愛でられる地としても評判です。日本海側初の長距離を結ぶフェリーとして舞鶴港と小樽港を結ぶ航路が誕生したのは1970年のこと。それから40年以上を経た今もなお、先駆け的な存在としてたくさんの人に愛されています。新日本海フェリー 舞鶴ターミナルには、食堂やショップも併設されていますので、お土産を買ったり食事をしたりするのにも最適です。日本海の佳景や肌をくすぐる爽やかな潮風がフェリーならではの特別な時間をもたらしてくれる船旅はお勧めですよ。
住所 | 京都府舞鶴市字浜 2025番地 1 前島埠頭 |
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電話番号 | 0773-62-3000 |
特徴 |
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かつては石炭の積出港として栄えた小樽港。現在では、人や物を運ぶ日本海側の重要な拠点としても親しまれています。そんな新日本海フェリー 小樽ターミナルからは、日本海側の新潟港や京都府の舞鶴港へ定期便が運航しています。日本海に昇る朝日や夕日などの壮大な風景を愛でながら、癒しの時間を過ごせますよ。デザイン性の高い新日本海フェリー 小樽ターミナルには、レストランやショップ、荷物の保管に便利なコインロッカーもあります。ご飯を食べたり、地元のお土産を選んだりと出港までや寄港後の時間を有意義に過ごせます。フェリーならではの風景を眺めながら旅するのもたまには良いものですね。
住所 | 北海道小樽市築港7番2号勝納埠頭 |
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電話番号 | 0134-22-6191 |
特徴 |
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フェリーの出航時と入港時は、自分のいる場所が分かります。しかし大海原に出ている間は、風景が変わらないので今どのあたりを航行しているのか分かりませんよね。携帯は陸から離れると電波が届かなくなるため位置情報を把握することができません。そういう時、船内に設置されている位置情報モニターを活用。このモニターは位置情報のほか、船内の催し物等の案内も行っているので、モニターの前を通った際にちょっと覗いてみるのはいかがですか。
海の前方を見たいなら、船長気分を味わえるフォワードサロン。航路の跡が見たいなら、後方のオープンデッキがおすすめです。では、一番海が綺麗に見える場所はどこでしょうか。それがこの「プロムナード」です。フォワードサロンと違い、プロムナードでは飲食可能。ドリンクを片手に、ゆったりとした優雅な時間が過ごせます。フェリーのサービスが充実してきているおかげで、利用する機会が減ってしまいがちですが、ぜひ船旅ならではの絶景を楽しんでみてください。
乗船中携帯が繋がらなくなると、情報が入ってこないので不安になってしまいますよね。そんな時は、エントランスで提供している新聞を読んでみましょう。活字離れとはいいますが、海外で日本語の新聞を見つけると端から端まで読んでしまうように、意外と新聞を楽しむことができますよ。また舞鶴市や小樽市の観光パンフレットも一緒に置いてあります。ゆったりしたフェリー内の時間を活用して、これから向かう場所の観光名所を事前に調べておくのも楽しいですね。