オーストラリア - ハミルトン島について

ハミルトン島（オーストラリア）は、オーストラリアのセントラル・グレート・バリア・リーフに位置している７４の島々の中の一つです。年間を通して温和な気候で、リゾート観光地としてもとても人気があります。ハミルトン島（オーストラリア）の平均気温は一年を通して２７・４度程度で、行きやすい距離であることもあって、オーストラリアからの観光客がとても多いです。暖かい気候を生かしたリゾート開発が成功し世界各国から一年を通じて人が訪れる、人気の高い観光地です。中でも、ハートの形をしたさんご礁、ハートリーフや世界で最も美しいといわれているホワイトヘブンビーチはとても人気があります。１９８０年から始まったリゾート開発により、ショッピング施設やアコモデーション、さらにはヨットクラブやゴルフ場も建設されました。また地理的にもオーストラリア本土のシュートハーバーからフェリーで３０分で行けるという便利な位置にあるというところも、人気のある理由の一つになっています。観光地としては島全体とも言えるのですが、実はハミルトン島/オーストラリアは火山灰に覆われた大陸島になっていて、東にあるパッセージピーク山と西にあるリゾートルックアウト見晴台の間を結ぶ峰により、リゾート地と未開発地域に分かれているのです。島内の７０パーセントが未開発地域となっていて野生動物が生息するハイキングコースにもなっています。リゾート地で優雅に時を過ごした次の日、ハイキングコースで野生動物たちと戯れる、そんな様々な楽しみ方ができるというのも人気の理由です。一番高い山はパッセージピーク山で、標高２３３メートルあり頂上まで登るとウィットサンデー諸島や珊瑚の海ヒルインレットも見ることができます。宿泊施設は７タイプ現存していて、賑やかなマリーナビリッジやキャッツアイビーチに集中しています。この宿泊施設を拠点にして、美しいさんご礁やビーチを楽しんだり、自然を満喫できるのハイキングコースを楽しまれる方が多いです。ハミルトン島/オーストラリアは南北４．５キロメートル、東西３キロメートル面積７５０ｈａという小さな島で、東京ドーム１６０個分の広さです。州の政府が世界一素晴らしい仕事と銘打ってこの島の管理人を募集した、というエピソードがあります。報酬は日本円にして￥10000万日本の方も応募していましたが、結局イギリス人男性に決まりました。ハミルトン島（オーストラリア）が位置しているグレートバリアリーフは、世界遺産に登録されています。大自然が作り出した美しいビーチやさんご礁はここを訪れる人々に、究極の時間と癒しを与えてくれます。気候も、北半球ではホノルルと南半球ではモーリシャスと同じ緯度という安定して落ち着いた暖かさなの、でいつ訪れても同じように楽しめてくつろげる、という安心感があるのです。１７７０年にキャプテンクックが発見したというウィットサンデー諸島諸島の一つハミルトン島（オーストラリア）ですが、キャプテンクックの航海記録には、ウィットサンデー諸島を囲む海、航海するには最も安全な航路であるとつづられているのです。それだけ静かで安定した海だといえます。ちなみに先住民はアボリジニーで、アウトリガーカヌーというカヌーで魚を捕まえたり、水際では焚き火の煙も確認された、と記録されています。また当時クックはカンバランド公爵からちなみ、カンバランド島と、隣の島と一緒に名づけたという記録が残っています。それより１００年後、今度はキャプテン・ナーズ率いるサラマンダー号が近辺を測量中にスコットランド南部に位置するハミルトンからちなんでハミルトン島と命名されたのです。１９８０年から本格的にリゾート開発が始まったハミルトン島はその翌年の１９８１年に、島を含む地域全体がユネスコの世界遺産として登録されました。その後、火事により焼け落ちたりもしましたが、１９８６年に再建され、その後も次々とアパートメントやホテルをオープンして現在に至っています。また、１９９９年には５つ星のビーチクラブもオープンしました。さらに２００３年にはマリーナの拡張、また、２００７年から２００８年にかけてオープンしたクオリアというリゾート地の拡張開発もおこないました。古きよき歴史を感じさせ、旅行者の熱い視線を逃さない島全体がリゾート地というまさにリゾートアイランド、ハミルトン島はそのような顔を持つ魅力的な観光地です。