オーストラリア - グラッドストーンについて

グラッドストーンはオーストラリアの北東部にあるクイーンズランド州にある都市で、海岸沿いにある町です。グラッドストーンを含めたクイーンズランド州の気候は、夏は湿度が高くて蒸し暑く、ちょうど日本の真夏のような気温となります。一方、冬場は日本ほど気温が下がることはありません。最高気温は20度前後、最低気温も15度から16度と、とても快適に過ごせる温度です。天気も快晴の日が続くということもあり、冬場に旅行に行くのが最も適しているでしょう。南半球のオーストラリアでは、日本とは季節が反対となるため、夏休みごろにここを訪れるとちょうど冬になります。そんなグラッドストーンは、世界的に有名なサンゴ礁であるグレートバリアリーフのすぐ近くにあることもあって、海に関した観光スポットが多い地です。そのため、ランドマークとも呼べるべき建物がそれほどたくさんあるわけではありませんが、グラッドストーン駅とメモリアルパークのちょうど中間に位置する「グラッドストーン美術館」は、ランドマークの一つといえるでしょう。グラッドストーン美術館の館内には地元で活躍するアーティストの作品がとてもたくさん展示されています。それだけではなく、オーストラリアで活躍する国際的アーティストの作品も展示されているので、ここを見学することで、オーストラリアの芸術のトレンドを知ることができるでしょう。展示されている作品のジャンルは絵、写真、オブジェクト、パブリックアートなど、多岐にわたっているので、見学していて飽きることはないでしょう。また、「遺産」という分野もあり、こちらではオーストラリアにある歴史的価値がとても高い作品に触れることもできます。トレンドだけではなくオーストラリアの美術の歴史についても学ぶことができる美術館です。時期によっては地元に人や観光客が学べるワークショップも開催されているので、興味がある人は挑戦してみてはいかがでしょうか。大自然を満喫したいという人は、「カーティス島国立公園」でキャンプを楽しんでみるのがおすすめです。カーティス島国立公園は、グラッドストーンから16キロほどにある島で、この島には人の手が加えられていない自然のままのビーチがあります。そしてなんといってもこの島では、キャンプをすることがとても人気があります。カーティス島でのキャンプは、普段とは一味違った忘れられない思い出となるでしょう。ただし、キャンプをする際には一つ注意点があります。カーティス島ではキャンプする前に、事前に許可証を出してもらわなければなりません。また、公園内はとても広くて一日ではとても回り切れないため、全域を回りたいという人はもちろん、もしもの時の備えとしても2，3日分の食料を持参しておいたほうが良いでしょう。グラッドストーンは、グレートバリアリーフに近い場所にあるということもあり、サンゴ礁を楽しみたいと思う人も多いのではないでしょうか。そんなグレートバリアリーフを満喫できるスポットが、「カプリコーニア・ケイズ国立公園」です。カプリコーニア・ケイズ国立公園はグラッドストーンから100キロほど離れているので、訪れるのに時間を要しますが、行く価値は十分にあるスポットです。ここを訪れる観光客はとても多く、屈指の人気スポットとなっています。カプリコーニア・ケイズ国立公園は、ウィルソン島やヘロン島といった小さな島で構成されていて、この公園にある島々が全て世界遺産にも登録されているグレートバリアリーフの一部分となっています。ここを訪れると、一面に広がる白いビーチとサンゴ礁に心を奪われることでしょう。またここには多種多様の動物たちも生息しているため、ビーチ周辺を歩いていると、日本では見かけない生物たちにたくさん出会うことができます。もっと間近で動物たちと触れ合いたいという人には、グレートバリアリーフの最南端にある「レディマスグレイブ」というポイントがおすすめです。レディマスグレイブはグレートバリアリーフの中でも屈指のダイビングスポットとなっていて、シュノーケリングやダイビングをすることで目の前をたくさんの魚たちが泳ぐ姿を見ることができるでしょう。また、レディマスグレイブとヘロン島は特に観光客が多いということもあって、ガイドツアーやバードウォッチング、タートルウォッチングといったアクティビティを楽しむこともできます。