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あふれる自然と少数民族の貴重な文化が魅力「銅仁」

貴州省・銅仁は中国の中でも、自然豊かな名勝が多いことで知られています。雄大な川が流れる烏江や、弥勒菩薩が修行した聖地・梵浄山など、自然を満喫できるスポットがめじろ押しです。しかし、もっとも人気な観光地は、湖南の鳳凰古城。この城は古くからミャオ族やトゥチャ族が住んでおり、沱江河と呼ばれる川が流れています。この川に沿って並ぶ建物からは、まさに自然と共生して生きる人々の知恵を感じることでしょう。ちなみに、鳳凰古城のイチオシは夜景。ライトアップされた建物の姿は川に映し出され、見事なまでに美しい景色を演出しています。このように鳳凰古城は、銅仁の観光に欠かせないスポットのひとつです。

銅仁の歴史

もともと銅仁は、「銅人」という名称でした。その由来は、元の時代に、漁をしていた人たちが、たまたま銅の仏像を引き上げたという言い伝えです。また、銅仁にはいくつかの少数民族の自治県があります。中国の長い歴史の中でも少数民族に対しては、間接的に統治を行っていました。そのため、銅仁には今でも少数民族の多様な文化が残っています。

銅仁の経済

銅仁が属する貴州省は、長らく貧しい地域でしたが、近年は石炭やボーキサイトなどの鉱物資源が豊富に産出するようになりました。それによりエネルギー事業を中心に成長中。また、中国の沿岸部と内陸部を結ぶ要衝として、たくさんの方面から需要が高まっています。