そこでは地域と学生を繋げ、学生たちがボランティアの機会を得られるようにすることを目的として、3週間に一度学内でのボランティアイベントを企画・開催しています。直近では、「大学近くの老人ホームにバレンタインカードを書いて送る」という企画を行いました。正直、バレンタインカードを知らない人に書いて送りたいと思う人がそんなにいるとは思えず、自信がありませんでした。

しかし、イベントが始まると、想像していたよりもたくさんの人が集まってくれて、カードを書いてくれました。とてもびっくりしましたが、嬉しかったです。

日本では、バレンタインにチョコレートなどのお菓子を贈る文化は浸透しているかと思いますが、カードを書いて送るという習慣はあまりないように思えます。一方、アメリカのバレンタインでは好意を伝えるためにチョコを送るだけでなく、友達や家族など身近な人にもメッセージを送って、幸せをシェアすることが多いです。小さいころからこのような習慣があるため、今回のバレンタインイベントにもたくさんの人が参加し、カードを作ってくれたのかなと思いました。

バレンタインを含め、クリスマス、サンクスギビングなど様々なイベントにおいて、アメリカでは家族の存在が大切にされています。

現地の大学生は家族で旅行をしたりすることも多く、それを当然と思っている人が多いと感じます。もちろん日本でも家族は大切にされていますが、特にお正月以外のイベントの時期などは友人やパートナーと楽しむことが多く、家族を優先することをあまりオープンにはしない文化があるように感じました。

アメリカで色々な季節のイベントに参加することによって、このような日本との文化の違いを知ることができました。

あっという間に、冬クオーターも7週目（１クオーターは11週間）に入りました。

現在受講しているクラスはどれも面白く、楽しく学習できています。4クラス中3つの授業、中東の歴史・ビジネス・国際的犯罪は、今まで私が学習したことのない馴染みのない分野ですが、どれも日常のニュースや生活に関連づけることができるので興味深く学んでいます。

その中で今回は、ビジネスの授業についてご紹介します。

この授業では、同じような関心を持つ学生4~5名でチームを組み、事業立ち上げのプロセスを学びます。IoT技術（モノをインターネットに接続して、データの収集遠隔操作を可能にする技術）を活用した新たな商品やサービスを作り出し、実際に市場調査やモノのモデル作成、広告動画やホームページの作成等を行います。

私は留学や海外旅行をする学生を対象とした「通訳メガネ」の開発を行っています。やることが多く、大変だと感じることもありますが、すべてが新しいので自分たちで試行錯誤しながらどんどん進めていく感覚が楽しいです。留学生としての視点もチームに提供することができるので、とても嬉しく感じます。

とはいえまだまだ言語の壁はあるので、チームに大きく貢献するのが難しいと感じることもありますが、ミーティングを重ねるごとに自分の意見をしっかり伝える回数や貢献率を上げられるように励んでいます。

引き続き、過去の自分を越えられるよう、毎日頑張っていきます！