オーストラリア - ローンセストンについて

ローンセストンの気候は1年を通して涼しく穏やかで、四季がはっきり分かれているのが特徴です。南半球にあるため季節は日本の真逆となり、9月から11月が春、12月から2月が夏、3月から5月が秋、6月から8月が冬となります。夏でも猛暑になることは少なく最高気温の平均は25度前後と過ごしやすく、冬は寒さが厳しく最低気温が零度以下になることもありますが、日本の冬よりは穏やかです。ローンセストンに旅行する際は春や秋だけでなく、夏でも長袖のカーディガンやパーカーなど重ね着できるものが必要になります。冬は、ジャケットやコートなど日本の冬と同じ防寒対策をするのが無難です。ローンセストンのランドマークは、街の中心にある中央郵便局です。1909年に建てられたレンガ造りの美しい建物で、100年以上休まずに市民に時を刻み続ける時計塔もついています。15分毎に鐘の音が響き、存在感を示します。ローンゼストンの観光でおすすめの地域は、中心部、ウエストランセストン、テイマー川保全区域周辺です。中心部は、街のランドマークである中央郵便局のほかにも、白亜の建物が目を引く市庁舎、公立図書館など外観の美しい公共施設があります。また、ビクトリア朝の華麗な外観が美しいアルバート・ホール、市民の憩いの場となっているシティーパークも観光スポットの1つです。街の中心部には博物館やギャラリーも多く、中でもクイーンビクトリア美術館・アートギャラリーには恐竜の化石やタスマニアの動物の剥製、プラネタリウムなどのほか、ギフトショップもあるのでお土産を選ぶのにもおすすめです。そして、ローンセストンの中心部にはレストランやカフェが豊富なので、オーストラリアグルメも堪能できます。ステーキやオーストラリア料理からイタリアン、インド料理などいろんなジャンルの料理が楽しめるでしょう。また、地元の賑わいを感じたいなら、毎週日曜日に開催されるローンセストン・エクスマーケットやハーベスト・マーケットに訪れるのもおすすめです。フルーツや野菜などのほか、工芸品や芸術品などの販売も行われているので、掘り出し物を見つけることができます。中心部にはお土産物屋さんやショッピングセンターなどもありますが、マーケットは値切ったり、会話をしたりしながら楽しく買い物できるのが魅力です。ウエストランセストンは中心部から少し西の方角にあり、中心地から車で10分程と近い場所にありながらも大自然が満喫できるカタラクト渓谷を擁しています。カタラクト渓谷は景観が美しく、観光客だけでなく地元の人の憩いの場となっています。チェアリフトやケーブルカーに乗って絶景を眺めたり、整備されたウォーキングコースを探索してみたり、夏はプールで遊んだりなど、自然の恵みを一身に浴びてリラックスできる観光地です。BBQ施設があるほか、カフェやレストランもあるのでマイナスイオンを浴びながら食事を満喫することもできます。子供連れや体を動かすのが好きな人におすすめのエリアです。また、ウエストランセストンからさらに西へ進んだモールクリークという地域には、神秘的な鍾乳洞があります。4億年から5億年前に形成され始め、まだまだ発展途中の鍾乳洞です。もともと海底だった土地が溶けた氷河の水によって浸食され、美しい鍾乳洞を形成し始めました。鍾乳洞の中には土ボタルも生息しており、幻想的な雰囲気をさらに盛り上げる存在となっています。時間があれば足を伸ばしてみるとよいでしょう。テイマー川保全区域は街の中心部よりも少し下流の川幅が広がった部分となり、周辺にはワイナリーや醸造所などがたくさんあります。それぞれのワイナリーは見学が可能なほか、ワインと一緒に食事を食べられるなど、グルメを楽しめるスポットとなっています。また、ブレイディズ・ルックアウトと呼ばれる場所は、テイマー川の蛇行する流れと谷間の美しさを堪能できる絶景ポイントです。公園も整備されているので休憩スポットとしても最適です。そのほかのおすすめ地域としては、エクルストーン・ロード沿いにあるタスマニア動物園があげられます。タスマニア固有種であるタスマニアデビルを見ることができるうえ、餌やりをすることも可能です。そのほかにも、色々な動物に餌やりをしたり、触れ合ったりできるので観光客にも人気のスポットとなっています。動物好きの人にはおすすめのエリアです。