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フランス文化が色濃く残る、カナダの城郭都市「ケベック」

カナダにおいて、モントリオールに次ぐ第2の都市かつ州都となるケベック。州と都市の名前を見分けるため、州は「ケベック」都市は「ケベックシティー」と呼ばれています。ケベックは北米でもっとも古い都市であり、唯一の城郭都市。その歴史ある旧市街は、世界遺産にも登録されました。また、フランス植民地時代からの強い影響により、アメリカ文化中心となる北米の中でフランス文化が色濃く残る数少ない都市でもあります。一日もあれば十分楽しめる都市・ケベック。周辺観光地と併せて数日間に渡り観光するのもオススメです。

ケベックの歴史

ジャック・カルティエが、現在のケベック・シティーであり、当時はスタダコナと呼ばれた場所に入植を試みたことがこの都市の始まりです。しかし、開拓はカナダの厳しい環境によってうまくいきませんでした。1763年のパリ条約まではフランス植民地として成長していましたが、後にイギリスの植民地に。そして1867年に自治領カナダが誕生し、ケベック州の州都として新たな出発を果たします。その後、1960年に新しい政権の下で「静かな革命」と呼ばれる社会大改革が行われ、ケベックシティーは一気に近代化が進行。現在の姿への基盤が築かれました。

ケベックの経済

観光業、薬品や栄養補助食品などの医療関係、ソフトウェアやビデオゲームなどのコンピューター関連が主要産業。特に観光業に関しては城郭都市ということもあり、多くの観光客が訪れます。また、雇用の面では行政機関や公共サービスに従事している人が非常に多いのが特徴。ケベックで一番の雇用主は州政府となっています。