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砂漠の街から変貌を遂げた大都市「フェニックス」

アメリカ・アリゾナ州南部に位置するフェニックスは、人口約140万人を誇る最大都市であり州都。市内にはネイティブアメリカンの文化や生活を紹介・展示するハードミュージアムやアリゾナ州議事堂博物館など、さまざまな観光スポットが点在しています。さらに周辺にはグランド・キャニオン国立公園をはじめ、約14ヶ所の国立公園が設けられており、アリゾナの観光拠点として注目されています。ちなみにフェニックスは砂漠に囲まれていることから、別名「Valley of Sun（太陽の谷）」とも呼ばれています。なお、スポーツに関しては、アメリカ4大スポーツのクラブチームすべてが拠点を置いている都市でもあります。

フェニックスの歴史

フェニックスの歴史は短く、1867年に白人開拓者らによって、原住民・ホホカム族の遺跡の上に灌漑事業として創設されたのが始まりとされています。それまでは小さな街でしたが、1936年に連邦政府がフーバーダムを建設。このことにより砂漠の街だったフェニックスに安定的に水が供給され始め、急激に成長を遂げました。

フェニックスの経済

半導体産業や電子機器産業、観光業などといった経済で成り立っているフェニックス。1990年頃に精密機械に適した広大な環境で半導体や電子機器の製造が開始され、それにより街は発展。フェニックスとその周辺の都市圏は、アメリカ最大規模にまで成長したという訳です。また、市内や周辺に見どころとなるスポットが多数存在することから、観光業も大きな伸びをみせています。