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アメリカの歴史と文化を奏でる町「ニューオリンズ」

アメリカ・ルイジアナ州南部に位置し、同州最大の都市ニューオリンズ。過去にフランス領やスペイン領だったこの都市には、様々な文化が混合する個性的な町並みが広がっています。ニューオリンズといえばジャズの発祥地としても有名。「ニューオーリンズ・ジャズ」とまで称され、後の音楽業界に大きな影響を与えました。そんな歴史ある音楽を感じられるのが「バーボン・ストリート」です。一歩足を踏み出せば、ジャズはもちろんのこと、ブラスバンドやロックなど、どこからともなく音楽が聞こえてきます。そのほかにも、アメリカ最古の大聖堂「セント・ルイス大聖堂」や、植民地時代が垣間見える「ルイジアナ州立博物館」など、ニューオリンズの歴史を現在も伝え続ける観光地がいくつも点在。さらに、クレオール料理やケイジャン料理などが味わえる「美食の町」としても賑わいをみせています。

ニューオリンズの歴史

1718年、フランス人によってアメリカ・ルイジアナ州が開設され、ニューオリンズが首都になりました。その後、パリ条約によってスペイン領となりますが、アメリカ合衆国に買収される直前に再びフランス領となります。1815年のニューオリンズの戦い後、人口が増加し、それに伴い経済が急速に発展。元来の主要貿易港としての役割に留まらず、工業・観光業の都市としても花開きました。

ニューオリンズの経済

ミシシッピ川南端に位置するニューオリンズの主要経済は、やはり貿易。貿易高はニューヨークに次いで全米2位を誇っています。また、2005年に起こった巨大ハリケーン「ハリケーン・カトリーナ」を機にアメリカ平均を大きく上回るほどの起業文化が広がり、形勢逆転を見せました。さらに、ジャズの発祥地としても名高いニューオリンズでは、音楽やエンターテイメントも貴重な経財源とされています。