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エメラルドの大海原に浮かぶ島、「キーウェスト」

アメリカ本土最南端の街、キーウェスト。元々は離島でしたが、マイアミから200kmにも及ぶ高速道路を建設し、アメリカ本土と陸路で繋がれました。この高速道路「オーバーシーズハイウェイ」は映画やCMにも頻繁に登場するので、見たことある人も多いのではないでしょうか。キーウェストの観光スポットとして外せないのが、アメリカ本土最南端を示す巨大なマーカー「サザンモストポイント」。人気の撮影スポットのため、常に人が並んでいます。また、小説家ヘミングウェイの家も外せないスポットです。スペインからアメリカ、キーウェストへとやってきたヘミングウェイはキーウェストの虜となり、生涯をこの地で終えました。彼が飼っていた猫の子孫たちがいまでも、家に訪れる観光客を出迎えてくれます。ここで注目したいのが6本の指を持つ猫。その数匹の猫たちこそ、ヘミングウェイが愛した猫の直系の子孫であるといわれています。

キーウェストの歴史

アメリカ大陸がコロンブスによって発見される以前、いまのキーウェストの地にはアメリカ先住民族、カルーサという人々が住んでいました。1521年、そこへフアンというヨーロッパ人が来訪し、キーウェストを含む、フロリダ全体をスペインの植民地にします。「キーウェスト」という名前は、カルーサたち先住民族の共同墓地らしき場所で、人骨が見つかったことから、スペイン人のカヨという人物によって名付けられました。

キーウェストの経済

キーウェストの経済を支えている主な産業は、観光業です。島の周りを綺麗な海で囲まれていて、マイアミから陸路でやってくる観光客はもちろん、大きな港に寄港するクルーズ船からの観光客も訪れます。そして移動手段になるトロリーなどが充実しており、工夫した街づくりで経済発展し続ける、アメリカ国際観光都市のひとつです。