悠久の歴史と壮大な絶景を巡る旅へ!中国のおすすめ観光スポット13選

悠久の歴史と壮大な絶景を巡る旅へ!中国のおすすめ観光スポット13選

四千年の歴史を持つ中国。その広大な大地には、歴史を感じさせる荘厳な建物、雄大な大自然、摩天楼が立ち並ぶ大都会など、魅力あふれる観光スポットがたくさん!

中国人観光客の増加に伴い、航空会社各社は羽田空港と北京・上海・広州とを結ぶ直行便を大幅に増加。また、高速鉄道の発達により、中国国内の移動もぐっと便利になりました。

今回はそんな中国の、メジャーな観光地からマイナーな観光地まで、是非訪れてほしい13の観光スポットをご紹介します。

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悠久の歴史と壮大な絶景を巡る旅へ!中国のおすすめ観光スポット13選

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1.故宮(紫禁城)(北京)

明、清朝の歴代皇帝が暮らしていた宮殿、紫禁城。その荘厳な遺構は、そのまま故宮博物院として一般公開されています。
なんと部屋数は9000以上、収蔵する文化財は150万点にも上ります!「いったい歴代の皇帝達は、この広大な美しい宮殿でどんな暮らしをしていたのだろう?」…そんなふうに、中国の歴史のロマンに浸りながら歩いてみてくださいね。

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故宮への行き方は、地下鉄1号線が便利。「天安門東」または「天安門西」で降りてすぐです。

営業時間は、4-10月は8:30-17:00(入場は16:10まで)、11-3月は8:30-16:30(入場は 15:40まで)となっています。入場券が実名制となっているため、観光の際にはパスポートを忘れずに!5月と10月の連休時期は、予約をしないと入れないこともあるのでご注意ください。

2.上海外灘(バンド)(上海)

中国と言えば上海!上海と言えば、誰でも必ず思い浮かべる風景!それが上海外灘です。租界時代に建築された欧風建築が立ち並び、レトロな雰囲気を醸し出していますが、建物の中にはおしゃれなブティックやカフェ、バーなどもたくさんある観光スポットです。

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そして、黄浦江を挟んだ対岸の光景は、打って変わった近未来が広がります。アジア1の高さを誇るテレビ塔の東方明珠塔をはじめ、高層ビル群がそびえ立ち、きらめく姿は大都会・上海を象徴しています。

外灘は、昼間にのんびり散歩するのも良いですが、おすすめはやはりライトアップの時間帯!その夜景は、幻想的でロマンティックでありながら、力強く発展してゆく中国のダイナミズムも感じることができます。ライトアップの目安は19:00〜22:00ですが、季節によって延長されます。

上海外灘へは、軌道交通(地下鉄)2、10号線で「南京東路」下車、西に向かって徒歩10分です。

3.始皇帝兵馬俑博物館(西安)

出典: Legolas1024/wikipedia

今、始皇帝が熱い!!中国の春秋戦国時代を舞台としたマンガ、「キングダム」のヒットや、日本で開催された特別展の盛況ぶりで、注目が集まっている始皇帝と兵馬俑。中国に行くなら是非、本物を見に行ってみませんか?

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始皇帝の治めた秦国があったまさにその場所で、発掘現場をそのまま博物館にしたのが、「始皇帝兵馬俑博物館」です。ずらりと並んだ兵士を模した人形は実に8000体!その迫力は、見るものを圧倒せずにはおきません。兵士達の雄叫び、軍馬の嘶き、舞い上がる砂煙…兵馬俑を目の前にすると、2200年前の古代中国にタイムトリップしてしまいます。

兵馬俑博物館への行き方は、西安駅から遊5のバスに載って1〜1.5時間ほどです。兵馬俑の撮影も可能ですので、望遠レンズも持っていくといいかも♪

4.同里鎮(蘇州)

東洋のベニスと謳われる水郷、蘇州。蘇州に来たら、やっぱり小舟に乗って運河を巡るのが観光の定番!でも、運河巡りの観光スポットはいくつかあって、迷ってしまいます。

その中で、特にオススメなのが同里鎮です。古くから豊かな町だった同里には、昔ながらの情緒のある建物がたくさん!それらの建物が、運河と小舟と相まって、思わずシャッターを押さずにはいれらない美しい景色を作り出しています。また、夜になると、運河沿いの店に提灯の灯りがともり、幻想的な風景が広がります。水面に揺れる赤い提灯は、本当にロマンティック!

世界文化遺産に登録された庭園「思退園」や、運河にかかる美しい石橋を巡るのも、同里観光の目玉です。

同里へ観光へ行くには、蘇州駅前の蘇州北広場バスターミナルから同里行きのバスに乗って1時間ほどでいけます。

5.魯迅故里(紹興)

日本の国語の教科書にも出てくる文豪・魯迅は、紹興酒で有名な紹興の生まれ。紹興には、魯迅が実際に住んでいた実家があり、「魯迅故居」として観光客に開放されています。また、その隣に魯迅の生涯が詳しく展示されている「魯迅紀念館」もあります。

近くには、魯迅の小説の中に出てくる1894年創業の居酒屋、「咸亨酒店」もあって、観光客に大人気。ここではもちろん、地元名産の紹興酒が楽しめますよ。売店で、手頃なサイズとお値段の紹興酒も売っているので、お土産に最適!たとえ魯迅の作品に馴染みがなくても、趣のあるスポットとして十分に楽しむことができます。

魯迅故里へは、紹興駅からたくさんバスが出ています。観光の際には「魯迅路口」または「魯迅故里」で降りてくださいね。

6.曲阜の孔子廟(曲阜)

曲阜は、儒教の創始者として知られる孔子の故郷です。孔子を祀るために紀元前に建てられた「孔廟」は、中国三大宮殿建築の一つ。孔子を祀る孔廟は世界中にありますが、ここ曲阜の孔廟は最大のもので、北京の紫禁城と同様に、豪壮な建物が左右対称に立ち並んでいます。「孔廟」は、孔子の子孫が暮らしていた「孔府」、孔家歴代の墓所である「孔林」と共に世界遺産に登録されており、どれも一見の価値あり!

街角には、「子曰く…」で始まる論語の一節が書かれた柱が立ち並んでいたりして、いかにも孔子の町という感じ。孔子の時代の衣装を貸してくれるサービスもあるので、せっかく観光するなら、孔子の弟子になりきって、写真を撮ったりするのも乙ですね!

見学の際は、はじめに孔廟・孔府・孔林の共通券を購入されるのがおすすめです。

7.束河古鎮(麗江)

麗江古城と共に世界文化遺産に登録されている、ナシ族の古い村、束河古鎮。2006年に、高倉健さんの主演で『単騎、千里を走る。』という日中合作映画が公開されましたが、この映画の撮影が行われたのがこの村です。束河古鎮の道には全て白い石畳が敷き詰められており、その道沿いの水路には綺麗な水が流れていて、本当に美しく、絵になります。

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また、昔ながらの家々は、黒い瓦屋根が使われているのが特徴です。少し高いところに上ってみると、遥か彼方まで同じ高さの瓦屋根が連なっているのが見え、見事な光景ですよ!

束河古鎮は、麗江からタクシーで10分ほどです。束河古鎮の観光で宿泊をするなら、ナシ族の文化が息づく宿がオススメ。彼らの生活文化に触れることができますよ。

8.大理古城(大理)

彫刻などに使われる美しい石、大理石の「大理」は、中国の町の名前だとご存知でしたか?大理は昔、多くの大理石を産出していた風光明媚な町で、少数民族「ペー族」の居住エリアです。欧米人バックパッカーに人気の町なので、手頃な値段のゲストハウスや、おしゃれなカフェなども充実しています。白を基調とした美しい民族衣装に身を包んだ、ペー族の娘さん達にも会えますよ!

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おみやげには是非、大理石の小物やペー族手作りの銀細工を。ペー族伝統のお茶、「三道茶」も珍しいので要チェックですよ。

世界遺産となっている麗江から、列車で2時間ほど。麗江を訪れたら、是非大理にも足を伸ばしてみてください。

9.桂林の漓江下り(桂林)

出典: Juan Llanos/flickr

まるで山水画のような、奇岩と川の景観が見られる名勝地として、世界中に知られている桂林。中国で最も中国らしい景色を見ようと思ったら、桂林での漓江下りは外せません!

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漓江下りをするためには、旅行会社への申込みが必要ですが、観光客向けの遊覧船に乗るツアーを選んだ方が何かと便利です。クルーズ中の昼食は、船の後方の台所で調理されたもので、とれたての川の幸が中心です。漓江の魚を釣っている漁師たちが、小舟で遊覧船に魚を売りに来ている光景が見られることも。もう一つのおすすめは、クルーズには参加せず、徒歩で漓江を巡ることです。楊堤から興坪まで、ゆっくりと歩きながら景色を眺め、是非途中で竹筏に乗って両岸の絶景を満喫してください。

漓江の水量が多い4月から10月がベストシーズンですが、夏場は雨の日も多いので、春の内が特におすすめです。是非、山水画の一部となって、漢詩にも詠まれた絶景を堪能してください!

10.黄山(黄山)

黄山は、“天下第一奇山”と讃えられる、名山中の名山です。72の奇峰と、立ち込める白い霧が織りなす雄大な風景は、まさに仙人が住む世界のよう!黄山登山の起点は、山の麓の温泉区になります。できれば 2日かけてゆっくり観光するのがおすすめですが、ロープウェイを使えば、日帰りも登山もできますよ。その場合は、なるべく朝早くから移動を開始しましょう。

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黄山の標高は1864m。山の天候は変わりやすく、悪天候の時は夏でもかなり冷え込みます。黄山には必ず防寒具を持って行ってください。また、麓の土産物屋では安価な黄色いレインコートを売っています。雨の黄山でも泉や滝など見どころがあるので、観光を十分楽しめますよ。

屯溪区から黄山へ行くは、黄山風景区行きバスに乗って終点で降りて下さいね。

11.敦煌の莫高窟(敦煌)

出典: Allan Grey/flickr

敦煌はゴビ砂漠に浮かぶオアシス都市で、かつてはシルクロードの分岐点だった都市です。そこに、世界文化遺産の登録条件を全て満たす、「莫高窟(ばっこうくつ)」があります。莫高窟は、4世紀から1000年もにわたって造営が続けられた大規模な石窟寺院で、中国の仏教美術の歴史が刻み込まれていると言っても過言ではありません。鮮やかな彩色仏教壁画と仏像群は圧巻で、「砂漠の大画廊」と異名を取るほど!

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莫高窟にまつわるエピソードは、井上靖氏の歴史小説「敦煌」と、それを元にした佐藤浩市氏主演の映画「敦煌」でも描かれています。古来より、旅人を引きつけてやまない歴史のロマンがそこにはあるのですね。

敦煌市内から莫高窟へは、敦煌飯店の前から出ている観光専用バスを利用すると便利です。

12.九寨溝(九寨溝)

九寨溝(きゅうさいこう)は、中国四川省の最北端に位置するチベット族の村です。九寨溝には、100を超える湖や滝が点在しています。

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人気の理由は何と言っても、その湖の美しさ!どの湖も鏡のように澄んでいて、クリアブルーやエメラルドグリーンなどの神秘的な色に輝いているんです!特に、五彩池(ごさいち)という湖は、この世のものと思えないほどの澄み切った青さで、感動すること間違いなしですよ。九寨溝の魅力は、自然の風景だけではありません。チベット族の村があるため、チベットらしい風情を醸し出す「タルチョ」という五色の旗や、回すとお経を読むのと同じ功徳があるというマニ車なども見られます。

九塞溝への行き方は、まず四川省の省都である成都に行き、そこから飛行機で九寨黄龍空港へ向かってください。空港から九塞溝までは、エアポートバスかタクシーで、約1時間半です。成都から現地ツアーに申し込み、効率よく観光することもできますよ。

13.中央大街(ハルビンのロシア街)(ハルビン)

ハルビンは、中国の最北端、ロシアへの玄関口です。19世紀末、清朝と帝政ロシアとの間で東清鉄道の建設が約束され、ハルビンは鉄道建設の基地として発展しました。

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中央大街はハルビンを代表する歴史的な大通りで、ロシア統治時代は、キタイスカヤ(ロシア語で中国人街)と呼ばれていました。欧風の美しい建物が立ち並んでおり、現在は「東方のパリ」、「東方のモスクワ」などとも呼ばれています。

ハルビン随一のショッピング街となっており、いつも多くの人で賑わっていますが、特におすすめなのが夜です。美しくライトアップされた欧風建築は幻想的で、まるでおとぎの国にいるよう。

毎年1月から2月にかけて開催されるハルビン氷祭りの会場へもすぐなので、おすすめの季節はやっぱり冬です。でも、もちろん凍てつく寒さなので、観光の際は風邪を引かないように十分な防寒をしてくださいね!

◎まとめ

バラエティー豊かな中国の観光スポット、いかがでしたでしょうか。日本の25倍もの面積がある中国には、まだまだ数え切れないほどの魅力的な場所があります。悠久の歴史と雄大な自然、どれをとっても見ごたえのある観光スポットが目白押しです。

バックパック一つで列車の旅をするもよし、贅沢グルメや豪華なホテルを堪能する旅もよし。春夏秋冬それぞれの絶景が各地で見られますので、季節も問いません。中国の楽しみ方は無限大です。

訪れる度に新たな発見や驚きがある国、それが中国!どうぞあなただけの魅惑の中国を見つけにいらっしゃってください。一路平安(道中お気をつけて)!!

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