限りなく透明で美しい奥尻ブルーがTwitterで話題に…奥尻島の行き方、観光名所は?
北海道の西部、渡島半島の沖に奥尻島という島があります。人口は2536人(2020年7月現在)で、面積は142.97平方キロメートル。北方領土を除いて北海道の離島で利尻島に次ぐ大きさです。
奥尻島と聞くと、人によっては1993年に発生した北海道南西沖地震の津波が思い出されるかもしれません。そんな奥尻島が「海がきれい!」と今、Twitterで話題になっていますよ。
今回はそんな奥尻島にスポットを当てて、奥尻島への行き方や、観光名所、その周遊の仕方をお伝えします。
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限りなく透明で美しい奥尻ブルーがTwitterで話題に…奥尻島の行き方、観光名所は?
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奥尻島のゲストハウスの投稿が話題に
知名度は低いが最高過ぎる島。奥尻島。北海道の最西端に位置しています。知ってほしいけど知られたくない、そんな場所です。 pic.twitter.com/gaBRhwVdmK
— 奥尻ゲストハウスimacoco (@ima_coco30) August 24, 2020
今Twitterで話題になっている奥尻島の光景がこちら。一瞬、沖縄や南国と勘違いしてしまいそうな透明度を持つ美しい海が広がっていますね。
この透明度の高い海は「奥尻ブルー」と呼ばれ親しまれていますよ。
奥尻島への行き方は?
奥尻島へは江差港からの1日1~2便のハートランドフェリーか、1日1便の函館空港発着の北海道エアシステムの航空便を利用することになります。
空港は南西部の青苗地区に、奥尻港は北東部の奥尻地区の奥尻港にあり、離れています。
島内の移動手段は、バス、タクシーのほかに島内にもレンタカーがありますが、バリエーションや台数は多くありません。また、江差港からフェリーで車を乗せていく手もあります。
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奥尻島を一周する!その1.青苗地区から出発!
奥尻島を奥尻空港のある南端の青苗地区から時計回りに一周しながら観光名所を解説していきましょう。
青苗地区は1993年の北海道南西沖地震による津波で大きな被害を受けた場所で、津波の恐ろしさを伝え、198人が犠牲になった教訓を語り継ぐ「奥尻島津波館」や地震が起こった7月12日にちょうどくぼみに日が沈むように設計された「時空翔」というモニュメントもあります。
徳洋記念碑は、青苗沖で座礁した英国軍艦アイアン・デューク号を救ったことを記念して青苗岬に1931年に建てられた記念碑で、1993年の北海道南西沖地震後も残った数少ない建造物です。
青苗地区を出ると奇岩の数々を目にすることができる
出典: Hills System / PIXTA(ピクスタ)
青苗地区を出ると、悲しい恋伝説が残る無縁島や、海に生息するホヤの形に似たホヤ岩、モッ立岩といった奇岩が並ぶ姿を見ることができます。
奥尻島を一周する!その2.湯ノ浜地区(神威脇温泉)
湯ノ浜地区の神威脇温泉には神威脇温泉保養所があり、日帰り入浴ができます。「北追岬」は国後島を追われた住民が移り住んだ場所。1人の芸術家が望郷の思いをモニュメントで表現しました。
そして、この地区には奥尻ワイナリーもあり、直売所では、おいしいワインを購入することもできますよ。
冒頭で美しい海のツイートを紹介しましたが、そのツイートをした「奥尻ゲストハウス〜imacoco〜」もこの地区にあります。
美しい海が広がるのは、ちょうどこのあたりの道道39号の神威トンネル出入口付近です。
奥尻島を一周する!その3.あの世との境?賽の河原公園と豊漁祈願の宮津弁天宮
賽の河原とは、この世とあの世を分ける三途の川の河原のこと。そんな名前が付く河原は、この世のものとは思えぬ、ごろごろとした石が転がっている光景が広がりますよ。
宮津弁天宮は大漁祈願で建てられた
賽の河原公園の近くに宮津弁天宮があります。ここは江戸時代に漁民が大漁を祈願して築かれました。山の上の本殿までの164段の階段は大変ですが、登れば北海道の本土まで見られますよ。
奥尻島を一周する!その4.島の東側の奥尻地区周辺には「なべつる岩」やうにまる公園などがある
島の東側、島最大の集落である奥尻地区には奥尻島のシンボルともいえる、鍋の取っ手のような「なべつる岩」があり、うまく撮ればまるで岩をつかんでいるかのような写真を撮ることも可能。夜にはライトアップもされますよ。
奥尻地区には島唯一のコンビニ「セイコーマート」があり、お買い物ができます。そして、観光案内所やガソリンスタンドもありますよ。
また、この近くには奥尻島のキャラクターうにまる君がモチーフになっているうにまる公園があり、なかでもうにまるモニュメントは夜になると光り輝いてきれいです。
この近くにはオリックスブルーウェーブで活躍したこの地出身の元プロ 野球選手の佐藤義則氏をたたえる博物館も。
この後は、長浜海岸を経て青苗地区に戻ってきます。
奥尻島のグルメ
ウニが名物。5~8月中旬のシーズン中のウニがとれたてでおいしいと評判ですよ。「お食事処 潮騒」(青苗)や「叶寿司」(奥尻)がおすすめです。
アワビやスルメイカといったグルメもまた美味です。
奥尻ブルーを満喫しよう
奥尻島には南の海に負けないほどの美しい透明度を持つ海が広がります。2020年8月現在はコロナ禍でなかなか遊びに行くのは難しいですが、いつの日か写真だけでは表現できない奥尻ブルーを訪ねに行くのもいいかもしれませんね。
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