佐賀県唐津市で注目のお祭り5選!有名な唐津くんちの曳山は必見

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佐賀県唐津市で注目のお祭り5選!有名な唐津くんちの曳山は必見

唐津市は佐賀県の北西部に位置し、玄界灘に面しています。唐津の名の通り、古くから中国や韓国との貿易港であったとされています。江戸時代は唐津藩の城下町として栄え、大陸からの文化を取り入れた伝統的なお祭りが多く行われています。

とくに、世界中から観光客が集まる唐津くんちは約400年も前から伝わる大祭で、ユネスコ無形文化遺産にも登録されているんですよ。街を練り歩く豪華絢爛な曳山が最大の見どころです。ここでは、唐津くんちをはじめ唐津市の伝統のお祭りを5つご紹介しましょう。

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佐賀県唐津市で注目のお祭り5選!有名な唐津くんちの曳山は必見

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1. 唐津くんち

「くんち」とは九州北部で執り行われる秋季例大祭のことで、唐津のくんちは毎年11月2、3、4日に開かれます。県の重要文化財や国の重要無形民俗文化財、さらにはユネスコ無形文化遺産にも指定されていて、お祭りの期間中には国内外から50万人以上が唐津を訪れます。

唐津くんちの最大の見どころは、鯛や鯱、龍、獅子、それに武田信玄や上杉信玄の兜などを乗せた14基の曳山。他には類を見ないほど大きく、重さは2〜5トンもあるとか。この豪華な曳山をいなせな曳子たちが力を振り絞って曳きまわし、街中を練り歩く光景は圧巻ですよ。クライマックスには見物客も一緒になって「エンヤ、エンヤ」と掛け声をあげ、街全体が盛り上がります。

曳山は唐津神社の西隣にある「曳山展示場」に格納されます。もし、唐津くんちの時期には来られなくても、ここで曳山を見ることができるので、ぜひ訪ねてみてくださいね。

2. 浜崎祇園祭

唐津市随一の観光名所「虹の松原」に近い諏訪神社で行われる「浜崎祇園祭」は、日本でも最大級の山笠で有名です。

260年以上の歴史をもつ夏祭りで、豪華絢爛な山笠は高さ15m、重さ5トンを超える大きなもの。締め込み姿の男たちが豪快に旋回させる「大まぎり」は迫力満点です。毎年7月、海の日の後の土日に行われるので、この時期に唐津を観光するならぜひ立ち寄ってみてください。かわいい子供山笠も曳かれ、拍手が送られますよ。

3. 小友祇園山笠

小友(こども)祇園山笠は、毎年旧暦の6月14~15日(7月中旬)に、唐津市呼子小友地区の八坂神社に奉納されるお祭りです。

高さ15m、重さ3トンの巨大な山笠が、なんと海を渡ることで知られていて、曳き手は首まで水に浸かって威勢よく山笠を曳きます。浜崎祇園祭と同様、とても見ごたえのあるお祭りです。

四大朝市で有名な呼子のすぐ隣にあるので、観光と併せて見物することもできますよ。

4. 唐津やきもん祭り

「唐津やきもん祭り」は2011年から、毎年ゴールデンウィークに催されている唐津焼の祭典です。年ごとのテーマに合わせ、古唐津の名品から若手人気作家の新作まで、さまざまな唐津焼などの焼き物が並びます。

展覧会や食堂、プレミアムツアー、ワークショップ、ギャラリーイベントなど種々の催し物も企画されていてとても賑わいますよ。伊万里焼や有田焼など、磁器の産地に囲まれながら、土のあたたかみが感じられる唐津焼は今も人気!ぜひ唐津で本場の唐津焼に触れてみてください。

5.相知くんち

「相知(おうち)くんち」は、毎年10月に行われる唐津市南部旧相知町の熊野神社の秋祭りです。江戸時代の大名行列を再現した「羽熊(はぐま)行列」が有名で、毛槍の「羽熊」を投げ渡す妙技が最大の見どころ!

もとは、唐津くんちの一行事として催されていましたが、明治6年(1873)に唐津神社から熊野神社に毛槍や挟み箱が譲られたことから、相知で「羽熊行列」が行われるようになりました。毛槍を投げ渡しながら行進する行列は全国でも珍しく、市指定無形民俗文化財となっています。

◎まとめ

有名な「唐津くんち」は11月に行われるお祭り。ですが、「新春囃子初め」や「唐津神社春季例大祭(春まつり)」、曳山に参加する曳子の装束の準備、くんちの始まりを告げる幕洗いなど、くんちにまつわる行事や準備は1年を通じて行われます。唐津市はくんちを中心に動いているといっても過言ではないでしょう。ぜひこの盛大なお祭りを見物してみてください。

また、満島山にある唐津城は桜や藤の名所として知られていて、春には多くの人が訪れます。呼子の朝市や虹の松原、豊臣秀吉の朝鮮出兵の本陣となった名護屋城跡など、唐津市には観光名所もいっぱい!ぜひお祭り情報もチェックして、唐津の旅を楽しんでください。

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