名称:古都メクネス(Historic City of Meknes)
住所:Meknes Morocco
公式・関連サイトURL:https://whc.unesco.org/en/list/793/
モロッコ北部、首都であるラバトから東におよそ130kmに位置するメクネス。かつての王が美しい華麗な街へと造りかえたとされる街並みは世界遺産に登録されるのも納得の美しい古都です。
今回はそんな世界遺産の街・古都メクネスをご紹介します。ぜひ、モロッコ旅行を計画する際の参考にしてくださいね!
目次
モロッコの世界遺産「古都メクネス」繊細で美しい古都の魅力に迫る旅
古都メクネスとは?
1666年にイスラム教国のアラウィー朝の都としてベルベル人が築いたメクネスは、当時のアラウィー朝の首都として機能した都市です。その後、国王ムーレイ・イスマイルによって街の大改革が行われ、ヨーロッパとの交流にかなり力が注がれました。
中でも、フランスのルイ14世には熱心な眼差しを送っていたそうです。そのため、メクネスをフランスのヴェルサイユのような街に変えようと大規模は改修が行われるようになったのです。捕虜や囚人を使って古い街を取り壊させ、次々とヨーロッパ文化を取り込んだ建物を建て、ヨーロッパの文化を取り込んだ美しい姿へと生まれ変わっていきました。
それが、イスラム文化とヨーロッパ文化が合わさったイスパノ・モレスク様式と呼ばれる美しい建築物です。しかし、王はこの都が完成する前にこの世を去り、息子は都を遷都してしまいました。そんな歴史をたどったメクネスは、当時の姿を残して今に至ります。
古都メクネスへのアクセス
日本からモロッコへの直行便はないので、トルコやカタールなどで乗り継いで向かいます。その後各都市からモロッコ最大の都市カサブランカに向かいます。カサブランカからは、メクネスにほど近い都市まで飛行機を乗り継ぐか、鉄道で向かうことができます。
「古都メクネス」のおすすめポイント①:ムーレイ・イスマイル廟
ムーレイ・イスマイル廟は、メクネスを造ったかつての王ムーレイ・イスマイルが安らかに眠っている廟となっています。
その美しさはすばらしいの一言!イスラム文化最高傑作とも言われる壁や天井に施されているモザイクの繊細さは心奪われ、漆喰彫刻の美しさと繊細さで魅力的な姿を見せてくれますよ。また、イスラム教の施設はイスラム教徒以外は入れないこともしばしばですが、ここは、一部を除いて非イスラム教徒でも見て回ることができるのも嬉しいポイントです!
「古都メクネス」のおすすめポイント②:マンスール門
マンスール門は、メクネスの入り口の役目を担っています。エディム広場に面した巨大な門は、馬蹄型の大きなアーチが訪れた方の目を引き、さらに近づけばその周りの青や緑の美しいモザイクと彫刻が、これまた目を引きます。
遠くからでも存在感を感じますが、近づけばその装飾の美しさと繊細さに壮麗な姿を感じ取ることができますよ。ぜひ、北アフリカで最も美しい門と言われているマンスール門は見ておきましょう!
◎モロッコの世界遺産「古都メクネス」まとめ
「古都メクネス」にはたくさんの美しい建造物が立ち並びます。独特の様式で街を造った亡き王の廟にも訪れて、祈りと同時に素敵な街であることを伝えてみるのも良き観光となるかもしれません。
モロッコは魅力あふれる国としてアフリカ大陸への旅行先でトップクラスの人気を誇ります。ぜひ、見どころも多いモロッコでは時間んをたっぷりと確保してゆったりと満喫してくださいね!