カナダの果ての雄大な自然を誇る町「ガスペ」

カナダのケベック州に属し、セントローレンス川の河口に位置するガスペ半島。その主要都市として機能しているのがガスペです。主要都市と言えどもその規模は小さく、人口は15000人足らず。のどかで時がゆっくりと流れるようなその街並は、いつの時代も訪れる人たちを癒やし続けています。また、ガスペという名の由来は「地の果て」を意味する「ゲスペグ」という言葉であり、その名に相応しいような海沿いの断崖絶壁や広大な森林など、雄大でダイナミックと言える多くの自然に囲まれています。秋になると紅葉で町は色づき、情緒溢れる様相が広がります。

ガスペの歴史

1534年、フランスの探検家によってガスペ半島が発見されたのと同時に、主要な町として建設されたのがガスペの始まり。このガスペ建設からフランスのカナダに対する植民地化が進んだと言われています。その名残から、現在ではガスペのほとんどの住民がフランス語を使用しています。

ガスペの経済

主要産業は観光業。夏になると雄大な自然を活かしたフォリロン国立公園や、釣りのメッカとして有名なヨーク川などを目当てにした観光客で賑わいます。また、風力発電用の風車の製造でも有名。カップ・シャと呼ばれる風力発電所はカナダ国内で最大の規模を誇り、町中にある多くの観光地の一つとなっています。

ガスペ行きの格安航空券について

日本からガスペ空港までの直行便は就航しておらず、最低でも2回の乗り継ぎが必要です。格安航空券としては、エアカナダを利用したカナダのトロントとケベックシティを経由するルートが一般的。ガスペまでのアクセス方法の中でフライト時間が最も短く、毎日就航しているので日程を気にする必要もありません。また、時間は少し多くかかってしまいますがトロントからモントリオールを経由する便も就航しています。日曜日は運休となっているので注意が必要ですが、上記の便と同じく格安となっています。