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オーロラ鑑賞に最高なアラスカの拠点「フェアバンクス」

フェアバンクス市はアンカレッジに次ぐアラスカ州第2の都市。周辺地域と合わせると約8万5000人が本地域に住んでおり、文化や産業を支えています。南にアラスカ山脈、遥か北にブルックス山脈がそびえたつ荘厳な風景は圧巻。一方で、フェアバンクス市自体はユーコン大河の支流タナナ川とチェナ川の流域の平野部に位置する緩やかな地帯です。なんといっても、北半球で最も明るいオーロラが見えることで有名で、特に日本からの観光客には大人気。フェアバンクスはアラスカ鉄道とアラスカ・ハイウェイの終点となりますが、また北極圏への入り口でもあります。

フェアバンクスの歴史

古来フェアバンクス周辺にはネイティブの狩猟民族が住んでいて、未知の土地でした。しかし、1903年ゴールドラッシュが起きると一変。フェアバンクスの町は急速に栄えます。しかし、金の生産量が落ちると住民はこの街を出ていき、10年間で人口は10分の1にまで減少。その後、鉄道が結ばれたことで金生産が復活し、アメリカ大恐慌に影響を受けないほどの大繁栄を誇りました。太平洋戦争中は軍施設地となり、戦後の1968年にフェアバンクスでアメリカ最大の油田が発見されたことで大注目を浴びます。

フェアバンクスの経済

フェアバンクスでは主に観光業が盛ん。日本では冬季のオーロラ目的ツアーが有名ですが、夏季はアメリカから旅行者がやってきて、この地ををアラスカ探索の拠点とします。米軍基地のアイルソン・エアーフォースベースがあるため軍関係者が多く住んでいますが、近年は縮小傾向にあります。