トルコ - サムスンについて

サムスンは、トルコのサムスン県の県都として有名な場所であり、大規模な工業都市として栄える街となっています。2017年にはデフリンピック夏季大会が開催された地でもあり、世界的にも知名度の高い街です。
街の歴史は古く、紀元前の時代にはローマ帝国により占領されていました。その後、分裂した東ローマ帝国に支配が移り、後にイルハン朝・オスマン帝国と支配の歴史は続き。解放戦争宣言がなされたのは1919年です。ここから現在のトルコの形に国が成り立っていくことになります。
黒海に面したサムスンは、地中海気候が強くでています。そのため、夏は太陽が長時間出ており、冬は曇りになっていることが多いのです。また、夏季には気温が38度を超える日もあるため、常に同じ気温で過ごせるわけではありません。日本と比較的近い気温変化と考えておくとちょうどよいです。
この場所は観光地としても有名なので、ランドマークとなる建物も多くあります。博物館などが多くあるのですが、その他にも大型ショッピングモールや銅像などがあり、それぞれに特徴があって見ごたえがあるものばかりです。ここからは、サムスンのランドマークをいくつか紹介していきます。

・バンドゥルマ・フェリー博物館
バンドゥルマ・フェリー博物館は、その名の通り巨大なフェリーを間近で見ることができます。黒海に面しているからこそできる展示方法であり、子供から大人まで楽しむめる作りとなっているのです。その他も、フェリーの歴史や室内、当時の衣服などを見学できるので、ぜひ訪れてみてください。
・退役軍人博物館
博物館としては、バンドゥルマ・フェリー博物館とは別の意味で意義のある退役軍人博物館があります。軍関係の展示品が多くあり、当時の軍がどのようなものだったかを知ることができる作りになっているのです。ただ展示されているだけでなく、人形に軍服を着せて会議の状況を再現したりなど見ごたえ十分な作りなので、ぜひ1度訪れてみてください。
・サムスンの街の博物館
街の歴史を詳しく見たいという人におすすめの博物館が、サムスンの街の博物館となります。この博物館を見学することで、初めて訪れた人でも街がどのような歴史を歩んできたのかを追体験することができるのです。大人はもちろん、子供でも分かりやすいように展示されているので、ぜひ訪れてみてください。
・ウエストパーク
家族連れでのんびりしたい人などにおすすめするのが、ウエストパークとなります。広い芝生広場になっており、黒海を地平線の彼方まで見渡すことができるため、一度は見ておくべきスポットです。ロープウェイもあるため、自然の中でゆったりとしたい人にはおすすめのスポットなので、ぜひどうぞ。
・イエシリュートモール
買い物を楽しむ際におすすめのスポットとして、イエシリュートモールがあります。日用品から娯楽品まで幅広い品ぞろえがあり、利用者が多い施設となっています。多くの人が集まるため、活気に満ち溢れている場所のため、観光のついでに寄ってみてはいかがでしょうか。
・アタテュルク像
トルコを語る上で外せない人物の像が、街の中には多数点在しています。正式名はムスタファ・ケマル・アタテュルクであり、世俗主義、民族主義、共和主義の基本路線を築いた人物です。トルコに住む人なら誰でも知っている人物であり、敬愛の念を持たれているため、ぜひ1度像を見ていってはいかがでしょうか。
・ピアッツァショッピングセンター
街の中心地にある大型ショッピングセンターであり、ここにくれば大抵のものは手に入る便利な場所です。街中にある関係から、いつも人でにぎわっており、スケート場なども併設されているので楽しく遊べる場所となっているのです。どこに行くか悩んだら、とりあえずピアッツァショッピングセンターを訪れてみてください。

黒海の風景を堪能できるサムスンですが、もし訪れるなら市役所を中心にホテルを探してみてください。市役所周辺にはホテルが多く点在しており、黒海も目の前なので、景色を楽しみながら観光することができます。また、ホテルの料金もリーズナブルなものが多く揃っているため、ホテルの情報をしっかりと探してみてください。

黒海を堪能しながら、街の歴史を学べる施設の多いサムスンは気分転換に観光するにはおすすめの場所となっています。トルコで最も賑わう街でもあるため、1度訪れてみてはいかがでしょうか。