トルコ - イズミルについて

イズミルの基本情報

イズミルの観光情報

イズミルはエーゲ海に面したトルコ西部の都市で、イスタンブール、アンカラに続いてトルコで3番目に栄えています。「エーゲ海の真珠」という呼び名が付いていて、古くから港町として繁栄してきた歴史があり、その美しさはまさに真珠のよう。観光客だけでなく国内でもイズミルに移住をする人が増え続けています。

イズミルは紀元前1000年頃にアイオリス人によって建設されたと言われていて、その後はイオニア人の手によって発展しました。ギリシアの詩人ホメロスもイズミルで暮らしていたことがあり、文化的にも商業的にも当時から栄えていた記録があります。

イズミル観光の目玉として外せないのが「アゴラ遺跡」です。街の中心部にあり、古代ギリシア時代から市場として使われていたと言われています。

発掘されている主な部分は古代ローマ時代のもので、コリント様式の柱を使った3階建ての建物もあります。当時の建築技術の高さや職人の精巧な腕前を間近で見ることができて、範囲がかなり広い遺跡なので散歩をしたり復元された当時の街並みの一部を見学するなどゆっくりと時間をかけて観光したいスポットです。

中心街の南部には「イズミル考古学博物館」があり、アゴラやエフェソスなどの遺跡から出土した彫刻や宝飾品などが展示されています。特にポセイドンやデーメーテールの銅像や、古代ローマのモザイク画は必見で、5000年以上の歴史を持つイズミルの魅力がたっぷりと詰まった博物館です。

街の景色やエーゲ海を一望したいなら、中心部から少し離れた場所にある「カディフェカレの城塞跡地」がおすすめです。ここからの景色は古代遺跡のような街並みと青いエーゲ海が素晴らしく、エーゲ海の真珠という別名通りの景色を堪能できます。

アレクサンドロス大王の命令で建造された城塞で、当時は教会なども内部に作られていました。壁はヨーロッパの城を思わせる重厚な作りになっていて、中に入ると公園として整備されているので散歩に訪れる家族連れやカップルも多く、のんびりと過ごすことができます。

よくある質問

Q：イズミルの近隣都市には何がありますか？

A：イズミルの近隣に、かつてマニサ県の県都だったマニサがあります。

Q：イズミルの治安状況は？

A：トルコ国内は基本的に治安状況が良く、イズミルも安全に観光できる都市です。しかし時にテロ事件の標的になる可能性がゼロではなく、渡航時は情勢などを注意した方が良いでしょう。