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栄枯盛衰を繰り返す湖畔の都市「クリーブランド」

アメリカのオハイオ州北東部に位置するクリーブランド。周辺の自治体を含めた都市圏の人口は350万人を超え、州内有数の大都市として知られています。街並みは時代の変化と共に様相を変え、繁栄と衰退を繰り返してきました。現在では別名“New American City”と呼ばれ、エコノミスト誌にアメリカ国内で最も住みやすい都市の一つとして紹介されています。そんなクリーブランドの見どころは、エリー湖畔に建てられたロックの殿堂。ロックンロールという言葉を定着させたクリーブランド出身のアラン・フリードを始め、ロックに多大な功績を残したミュージシャンたちの展示がされている、ロックファンには堪らない場所となっています。

クリーブランドの歴史

1796年に建設されたクリーブランドは、以降その地理的条件から物流の中枢となり、工業都市として発展を続けました。1920年にはアメリカ第6の都市と言われるまで発展しましたが、第二次世界大戦終戦からしばらく経つと経済の中心であった重工業が凋落。財政難と共に治安の悪化を招いてしまいました。しかし現在は多数の産業が新たに生まれ、インフラ整備が年々進むなどかつての栄華を取り戻す動きが活発化しています。

クリーブランドの経済

以前はアメリカでも有数の工業都市としてその名を知られていたクリーブランドですが、現在では産業の多様化が進み、金融業やサービス業など第三次産業が市内経済の主体となっています。また医療も盛んで、病院ランキングで常に上位に位置するクリーブランドクリニックは市内最大の雇用主としてクリーブランドを支えています。