アメリカを代表するグリーンエコな都市「チャタヌーガ」

アメリカ合衆国、テネシー州南東部にあるチャタヌーガ。無料充電ステーションや低公害車優先駐車場、24時間借りられるレンタルサイクルシステムの導入など、アメリカの中でも特にグリーンエコ運動に力を入れている都市です。その効果もあり、チャタヌーガには豊かな自然が今も残っています。中でも「ルビーフォールズ洞窟」は、世界で初めてライトアップを取り入れた洞窟として知られており、アメリカ国内のみならず世界的にも有名な観光スポットです。洞窟内にある落差45mもの滝はまさに圧巻。石炭岩の天井に空いた穴から雨のように噴き出すその滝は、電灯に灯されさらに美しさを増しています。そのほかにもチャタヌーガには、世界最大級の淡水魚水族館「テネシー水族館」や、「ハンターアメリカンアート美術館」など見て楽しめる観光地が点在しています。

チャタヌーガの歴史

チャタヌーガは元々ネイティブアメリカンが住んでいた土地でした。マスコギ語で「岩」という意味を持つ「チャタ」と、「迫り来る場所」を意味する「ヌーガ」が合わさりこの名がつけられました。しかし1830年代に起こったネイティブアメリカン撲滅運動により、この地は入植者たちの占領下におかれてしまいます。その後、アメリカ政府の政策もあり金属や繊維、科学や食品などかなり広域な分野を得意とする工業都市へと成長。しかし、それに伴い大気汚染も進みます。その反省を踏まえ、現在では無料の電気シャトルバス、電気自動車の促進などといったグリーンエコ運動の核となる都市へと変化しています。

チャタヌーガの経済

主要産業は商工業です。特に電気バス製造の分野においては、アメリカ国外へ輸出を行うなどトップクラス。ちなみにこの電気バスは市内でも運行しており、誰でも無料で乗車することが可能です。そして、観光業も重要な産業の一つといえます。テネシー水族館をはじめ、かつて鉄道ターミナルだった跡地に建設された「チャタヌーガ・チューチュー」という商業施設にも多くの観光客が訪れます。

チャタヌーガ行きの格安航空券について

市街地から東へ10kmほどの場所に、チャタヌーガ・メトロポリタン空港はあります。日本からは直行便が就航していないため、ダラスやシカゴ、ロサンゼルスを経由し、国内線へ乗り継ぎましょう。主要な航空会社としては、アメリカン航空やデルタ航空、ユナイテッド航空などがあります。また、格安航空券は日系航空会社よりは米系航空会社から多く出ています。