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アメリカの食を支えるハートランド「バーリントン」

アメリカ中西部（別名：ハートランド）にあるアイオワ州。その南東部デモイン郡にある郡庁所在地がバーリントンです。ミシシッピ川西岸に位置し、かつては港町として栄えました。町のシンボルは「スネイク・アレー」。世界一曲がりくねった道として知られており、観光客に人気のスポットです。雄大な自然を楽しみたい方には、ミシシッピ川沿いの「モスキートパーク」がおすすめ。夏には結婚式を挙げるカップルや、ピクニックを楽しむ家族連れで賑わい、冬はバードウォッチングが人気です。

バーリントン（アイオワ州）の歴史

現在のアイオワ州を含む広大なエリアは、元々「ルイジアナ」と呼ばるフランス領でした。1803年トーマス・ジェファーソンがこの地を買収し正式にアメリカ領とすると、先住民を追い出して本格的な開拓を始めました。そして1834年に開拓民として移住してきたジョン・グレイ夫妻が、土地の命名権を獲得。彼らは故郷であるバーモント州バーリントンを思い、この地を「バーリントン」と名付けました。その後1838年からはアイオワ準州の最初の州都として、大きな役割を果たすようになったということです。

バーリントン（アイオワ州）の経済

アメリカに位置するバーリントンの経済は製造業に支えられています。主に電子機器や重機械などの製造が盛んですが、中でも有名なのは食品加工。バーリントンに工場を構える大手食品企業も少なくありません。元々農業が主要分野であったこともあり、現在でもトウモロコシの生産量は国内最大規模を誇ります。それゆえ近年では、トウモロコシを原料としたバイオエタノールの生産にも力を入れています。