スペインとインディアンの文化が融合した町「アルバカーキ」

アメリカ南西部・ニューメキシコ州の最大都市アルバカーキは、アメリカ独立前の1706年に建設された、西部では指折りの歴史のある街です。もともとはスペインの植民地であったことから、スペインの文化が今でも濃く残り、旧市街は観光客にとても人気です。さらにアルバカーキは毎年10月に開催される「国際バルーンフェスタ」でも有名で、アメリカだけではなく世界中から観光客がたくさん来ます。たくさんの熱気球が浮かんでいる光景は、街の風物詩となっていますよ。また、近郊にはアメリカインディアンの集落であるプエブロがあり、日干しレンガで造られた住居が多く見られます。インディアンの文化センターもあり、独特の文化などを学べるのも嬉しいですね。またスペイン・インディアンの食文化が融合してできたニューメキシコ料理も、辛くて美味しいですよ。子供には、アメリカ国際ガラガラヘビ博物館も人気です。

アルバカーキの歴史

アルバカーキはかつてスペインの植民地で、農耕や牧畜などが行われていました。その後、ニューメキシコ州としてアメリカ領土になり、20世紀の初めから、アルバカーキは大きな発展を見せ始めます。鉄道や国道「ルート66」は街の発展を助け、多くの人の往来を可能にしました。21世紀に入ってもまだ成長し続け、2000年に約40万人だった人口が、2010年には50万人と驚異的なペースで増えています。

アルバカーキの経済

アルバカーキでは商工業が盛ん。近年はカートランド空軍基地・サンディア国立研究所を中心に、高い技術力が集まっています。さらには原子力研究機関や半導体工場・ハイテク民間企業などが、この地を拠点としたり工場を建設したりと、市民に雇用の場を与え続けています。

アルバカーキ行きの格安航空券について

日本からアルバカーキまでの直行便はありません。一般的な行き方としては成田国際空港から格安航空券を利用し、ダラスかロサンゼルスへ行き乗り換え。乗り換えは一度で済みます。またアトランタやシカゴを経由しても乗り換え一度で行くことが出来ますが、距離的に遠くなるので所要時間が大幅にかかることになります。またニューメキシコ州最大の観光地サンタフェへのアクセスも、アルバカーキからスタートすると良いでしょう。