オランダ広場 マラッカの観光の中心地であるオランダ広場は、17~18世紀のオランダ統治時代の赤い建物が並ぶ美しい広場です。 噴水を中心にキリスト教会や旧総督邸などに囲まれており、夜にはライトアップもされます。 マラッカ観光のスタート地点として人気があり、多くの観光客が記念撮影をおこなう定番スポットです。 オランダ広場とマラッカキリスト教会
マラッカキリスト教会 オランダ広場に佇む、サーモンピンクのマラッカキリスト教会は、オランダが統治100年を記念し、12年もの歳月をかけて1753年建造した歴史的な教会です。 オランダ統治時代の面影を残す建築様式が特徴的で、当時のオランダ人によって、資材を本国やインドネシアから運んで建てられました。 教会としては珍しいワイン色の外観をはじめ、教会内部にある、建設当時のままの椅子や梁など、見所が盛りだくさんです。 マラッカキリスト教会の外観
マラッカ川 マラッカ川は、マレーシアの世界遺産都市マラッカの中心を流れる全長50kmの川です。 かつては貿易で栄えたマラッカ王国の物資を運ぶ重要な役割を担っていました。 現在では、川沿いにプラナカン建築やカラフルな壁画アートが立ち並び、観光スポットとして人気を集めています。 夜にはライトアップされ、昼間とは異なるロマンチックな雰囲気に包まれます。川の上流を周遊するマラッカ川クルージングもおすすめです。 マラッカ川と周辺の街並み
青雲亭(チェンフーテン寺院) マレーシア最古の中国仏教寺院である青雲亭(チェンフーテン寺院)は、1646年に明の永楽帝の命を受け大遠征を指揮した鄭和の功績をたたえて建立されました。 オランダ広場から徒歩5分のチャイナタウンに位置します。 本堂の建築素材や法具類はすべて中国から運ばれたもので、当時の姿をそのまま残しています。 観音菩薩を本尊とし、航海安全を祈願する馬祖、平和と正義を司る神が祀られています。 青雲亭(チェンフーテン寺院)正面
ババニョニャヘリテージ博物館 ババニョニャヘリテージ博物館は、マレーシア・マラッカにある、プラナカン文化を今に伝える博物館です。 1896年に華僑の豪商チャン一族が建てた邸宅を改装し、そのまま博物館にしたもので、豪華な内装や調度品をとおして、中国とマレーの文化が融合したプラナカンの生活様式を垣間見ることができます。 贅を尽くした装飾が施された階段は必見です。 ミュージアムショップでは可愛らしいプラナカン雑貨を買うことができます。 ダイニングルームとキッチン
カンポンクリンモスク マラッカにあるカンポンクリンモスクは、1748年建立の歴史あるモスクです。 イスラム教のモスクでありながら、中国寺院のような緑色の三角屋根が特徴です。これは、建築を担当したのが中国人ムスリムだったためといわれています。 礼拝堂内はイスラム教徒以外入場できませんが、ボランティアガイドと一緒なら奥まで案内してもらえる場合があります。ただし、服装などの規定があり現地で借りて着替える必要があるので気を付けましょう。 カンポンクリンモスク外観
セントポール教会 マラッカのセントポール教会はポルトガル統治時代に建てられた教会で、フランシスコ・ザビエルも布教活動の拠点とした場所です。ザビエルの遺体はインドへ移送されるまでの間、一時的にこの教会に安置されていました。 オランダ、イギリス統治時代には宗教派閥の違いから、メンテナンスをされることがなかったため教会は荒廃し、現在の屋根のない姿となっています。 教会内には、かつて別の場所に埋葬されていたプロテスタント教徒の墓石が移設されています。 セントポール教会外観
フランシスコ・ザビエル像 マラッカの丘の上にあるセント・ポール教会跡に建つフランシスコ・ザビエル像は、右手がないことで知られています。 ザビエルは、日本にキリスト教を伝えた宣教師であり、マラッカで布教活動を行っていました。 右手が無い理由は、ローマ教皇へ送るために切断されたという説や、落雷によるものなど、諸説あります。 高台にあるのでここからマラッカの街を一望できるのもポイントの一つです。 セントポール教会とザビエル像
ファモサ要塞(サンチャゴ砦) ファモサ要塞(サンチャゴ砦)は、大航海時代の覇者ともいえる「ポルトガル」によって1511年に建設された要塞です。 マラッカ海峡の防衛拠点として築いた要塞「ファモサ」の門は、 東洋一の強固さを誇っていました。 19世紀にイギリスにより破壊されましたが、石造りの門はスタンフォード・ラッフルズ卿の力説により、破壊される運命を逃れ、現在では人気の観光スポットとなっています。 ファモサ要塞(サンチャゴ砦)正面
マラッカスルタンパレス マラッカスルタンパレスは、15世紀のマラッカ王国の宮殿を復元した木造建築物です。 設計図などが何も残っていない中、マレー年代記などの資料に基づき、1984年に再建されました。 巨大な木造建築物にも関わらず、クギを1本も使わずに建てられているというのも特徴の一つです。 宮殿内部は文化博物館となっており、王族の寝室や謁見の間のジオラマ、スルタンの衣装などが展示されています。 マラッカスルタンパレス外観
独立宣言記念館 マレーシア独立宣言の地、マラッカにある独立宣言記念館です。 1956年、初代首相トゥンク・アブドゥル・ラーマンがイギリスからの独立を宣言した由緒ある場所で、旧英国人社交クラブを転用したコロニアル建築も見どころです。 館内には、マレーシアの歴史と独立運動に関する資料、写真、当時の紙幣などが展示されており、その激動の歩みを今に伝えています。 入場料無料なので、当時の歴史を学ぶのにはもってこいの観光スポットです。 独立宣言記念館外観
マラッカ海峡モスク マラッカ海峡モスクは、2006年に開館したマラッカの人工島にあるモスクです。マラッカ海峡に面して建てられており、満潮時には海に浮かんでいるように見えることから、「水上モスク」とも呼ばれています。 中東様式のドームや中国様式の影響を受けた屋根など、様々な建築様式が融合されているのが特徴です。 夕景やライトアップの美しさで知られていますが、日中も美しい写真が撮れる人気スポットです。 マラッカ海峡モスク外観
セントフランシスザビエル教会 聖フランシスコ・ザビエル教会は、1849年にポルトガル人の子孫によって建立されました。 東アジアの布教活動の拠点としたザビエルへの敬意を示し、16世紀の彼の功績を称えています。 教会はゴシック様式の双塔が特徴で、内部は鮮やかなステンドグラスで飾られています。 また、ザビエル生誕500年を記念し、マラッカでザビエルと出会い、鹿児島へ導いたとされるヤジローの石像もあるので、ぜひ探してみてください。 セントフランシスザビエル教会外観