舞鶴港は、日本海に面した京都府北部にある大きな港です。京都・舞鶴港への船便は、北海道・小樽港から新日本海フェリーが出ており、就航する船は「はまなす」「あかしあ」の2隻。フェリーは小樽を前日深夜に出て、約21時間の船旅であり、舞鶴港には夜の9時過ぎに到着します。北海道に住んでいる方なら、格安のフェリーを予約し、さらに格安レンタカーも予約して各地を回る、リーズナブルな旅をしてみるのもおすすめ。京都観光の手段としてもおすすめです。舞鶴港付近には、格安レンタカーも含めた多くのレンタカーの営業所がありますので、比較のうえ予約しましょう。乗り捨て利用を上手に使えば、空港等から帰途につけますので、その点でもレンタカーは便利な移動手段といえます。車種も軽自動車、コンパクトミニバン、スポーツタイプなど豊富に選べます。好きな車を選んでドライブしてみましょう。
京都北部の舞鶴港付近にあるレンタカー営業所は、いずれも夜8時頃には閉店しますので、レンタカーを予約しても1泊した後のスタートです。舞鶴港フェリーターミナルの最寄り駅である東舞鶴駅付近にあるのはオリックスレンタカー。舞鶴港からもう少し離れた場所にある西舞鶴駅付近には、駅レンタカーやトヨタレンタカー、オリックスレンタカーや格安レンタカーの営業所もありますので、こちらでの予約もおすすめです。舞鶴港フェリーターミナルからの交通機関は定期便としてはなく、タクシーと鉄道で移動しなければなりません。宿泊施設も、両駅の付近に数多くあります。また、予約のレンタカーを最後に舞鶴港付近で乗り捨てて、北海道に帰るのもいいでしょう。
大手レンタカーなら、予約の際、出発地と違う営業所への返却を指定する「乗り捨て」(ワンウェイ)での利用が可能。ただし京都・舞鶴港付近ではこの設定があるのはトヨタレンタカーとオリックスレンタカーの2社のみなので、乗り捨ての予約は2社の比較となります。京都観光をする方には、乗り捨て料金が府県単位のトヨタレンタカーがおすすめです。約65km離れた京都駅前の営業所で返却しても乗り捨て料金無料。舞鶴港付近に2つ営業所を構えるオリックスレンタカーの場合、京都駅なら安い設定です。一般的には乗り捨て可能な営業所の多いJR系の駅レンタカーは、西舞鶴営業所については不可となっています。そのため、京都を廻っても必ず舞鶴に戻ってこなければなりません。
舞鶴港にはレンタカーカウンターはなく、送迎は各レンタカー会社に頼ることになります。しかし、北海道・小樽港から京都・舞鶴港へ運航するフェリーの場合、到着が午後9時過ぎになります。店舗が閉店しているため、実質的にフェリー乗船客はレンタカーを予約しても送迎を利用するのは不可能。つまり、送迎してもらえるレンタカー会社はあるものの、営業時間の問題によりフェリー利用者の送迎は難しいということです。ただし、JR西舞鶴駅から徒歩11分とやや歩く格安レンタカー「Jネットレンタカー」の場合、西舞鶴駅からなら送迎してくれます。予約時に申し込めば、駅まで迎えに来てもらえますのでおすすめ。舞鶴港の西港からも送迎可となっていますが、ここにはフェリーターミナルではなくクルーズ船のターミナルしかありません。
京都の舞鶴港は古くから栄えていた天然の良港であり、江戸時代は北前船の寄港地でした。同じ若狭湾に位置する福井県の敦賀港としばしば比較されますが、敦賀港は物流拠点であって、フェリーの便数も多くなっています。京都府にある舞鶴港は、近代になり軍事で栄えた歴史を持ちます。舞鶴港は、東と西とに大きく分かれ、戦前はどちらも軍用でした。舞鶴港の東港は現在、防衛と海上保安、そしてフェリーのターミナルです。西港は、かつてはフェリーも発着していましたが、現在では国際貿易港として、また漁港として発展しています。現在、舞鶴港で最も注目を浴びているのがクルーズ船の入港でしょう。世界中のクルーズ船が日々舞鶴港に寄港しています。
京都・舞鶴港フェリーターミナルのそばには、旧海軍の倉庫を活かした赤れんがパークがあり、常に多くの観光客でにぎわっています。歴史遺産であり、ノスタルジックでもあるため人気が高いもの。また、日本海が眺められる舞鶴湾は、ドライブにおすすめなエリア。舞鶴湾は海沿いのどこを走っても絶景間違いなしでしょう。舞鶴湾を望む五郎岳は標高300メートルですが、この頂上に高さ50メートルの展望台、五老スカイタワーがあります。近畿百景の1位に選ばれた舞鶴湾の眺望をチェックしてみましょう。舞鶴湾の北東部、舞鶴平湾に架かる舞鶴クレインブリッジは、人気のドライブスポットです。この地は第二次大戦後の引揚地であり、橋のたもとには舞鶴引揚記念館があります。少し足を延ばし、お隣京都府宮津市にある、日本三景のひとつ「天橋立」までのドライブもおすすめ。