トルクメニスタンの魅力を紹介!まだまだ知られていない観光スポット5選

トルクメニスタンの魅力を紹介!まだまだ知られていない観光スポット5選

中央アジアのカスピ海南東沿岸部に位置し、カラクム砂漠が国土の85%を占めるトルクメニスタン。日本からは直行便もなく、このあたりは「◯◯スタン」という国名ばかりで、地理もよくわからないという方も多いでしょう。

たしかに馴染みのない国かもしれませんが、天然資源の豊富なトルクメニスタンでは、この国ならではの景色を堪能することができるんです。シルクロード時代の歴史も詰まっているトルクメニスタンを訪れれば、きっと旅好きの心を鷲掴みにされることでしょう。

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トルクメニスタンの魅力を紹介!まだまだ知られていない観光スポット5選

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1.地獄の門(ダルバザ)

トルクメニスタンの観光スポットといえば、なんといっても「Door to hell(地獄の門)」!信じられない光景を求めて、世界中から観光客がやってきます。1971年に起こった落盤事故が原因で、直径50~100mにもなる穴が空いてしまったことが原因。穴からは有毒ガスが噴出していて、これを食い止める為に火をつけたものの、可燃性のガスが止めどなく出続けているので、なんと45年たった今でも轟々と燃え続けているのです!

資源大国だという事を身体で実感できますね。尚、現時点ではガス噴出を食い止めるのは困難と言われていますが、今後いつまで燃え続けるのかは不明とのこと。なるべく早めに訪れて身体全身で地球を感じてください。ぐれぐれも落ちないようにお気をつけくださいね!

地獄の門はダルヴァサという村にあります。行き方は首都アシュガバードから車で3時間程です。行き方が少々ややこしく、周辺では英語も通じないので、現地ツアーの利用をオススメします。

2.メルブ遺跡(メルブ)

メルブ遺跡は、砂漠のなかにある中央アジア最大の遺跡です。「古代メルフ」として世界遺産に登録されているこの遺跡は、紀元前6世紀ころ、シルクロード随一のオアシス都市として栄えていたといわれています。

▶トルクメニスタンにある中央アジア最大の遺跡!世界遺産「古代メルブ」

中心となる建物は大キズ・カラといい、「乙女の城」という意味です。なんともロマンチックな響きですね。高さ20mあるこの建物はかつては2階建てで屋根もあったようですが、今は一階部分は砂に埋もれ、屋根も崩壊しています。建物の使われ方としてはその名の通り乙女(女性)が集まる社交場だったとか、ハーレムの様な利用をされていたなど、諸説あります。また、メルブ遺跡では仏像や仏教遺跡などが見つかっており、紀元前1世紀には仏教が伝わった場所とも考えられています。

なんともミステリアスなこの遺跡のあるマリまでは、首都であるアシガバートから5時間程かかりますが、その歴史の長さを感じることができるとなれば少し足を伸ばしていってみたいですね。ちなみに夕焼け時が絶景!ぜひ実際にご覧ください。

3.クフナ・ウルゲンチ

クフナ・ウルゲンチは、ウズベキスタンとの国境にある街です。こちらも12~13世紀にかけての、シルクロード最大級の都市の1つで、ホラズム・シャー朝の首都として栄えました。シルクロード時代の遺跡群があり、世界遺産に登録されています。

▶波乱の歴史の町、トルクメニスタンの世界遺産クニヤ・ウルゲンチ

かつての王様のお墓がたくさんあり、どこを回るか迷ってしまいます。見どころは、中央アジアで一番の高さを誇るミナレット「クトルグティムールミナレット」。高さ60mのシンプルな円錐形の塔ですが、よく見てみるとステキな模様が描かれています。

また、「トレベクハニム廟」も必見です。一番新しいので保存状態も良く、何よりその天井の美しさにハッとさせられることでしょう。ブルーのモザイクはとても美しく、中央アジアに居るという事を再確認させてくれます。この天井には、見上げれば1年間の日数、月日、時間が分かるという工夫も施されています。昔の人の叡智を感じることでしょう。

ちなみに、ウズベキスタンには「ウルゲンチ」という名前の別の町があるので注意!クフナとは「古い」という意味で、ウズベキスタンのウルゲンチは、トルクメニスタンの「旧ウルゲンチ」に対応する「新ウルゲンチ」にあたります。

4.アレム文化娯楽センター(アシガバート)

出典: www.flickr.com

2012年、トルクメニスタンが世界のニュースをざわつかせました。なんと「外装建築で囲まれた世界最大の観覧車」を作り、ギネス世界記録に認定されたというのです。首都アシガバートに作られたこの観覧車は、高さ47.6m。「Alem(アレム)」という名前は、「宇宙」を意味するのだそうです。

▶輝くライトアップは必見!トルクメニスタン・アシガバートの観光スポット

トルクメニスタン大統領ベルドイムハメドフ大統領の個人的な趣向で建設されたといわれ、膨大な資金を費やして次々と物珍しい建築物を建設しているそうです。ほかにも「世界最大の星形建造物」や「世界一高い旗ざお」「世界最長のカーペット」などが、ギネス記録を持っています。

ちなみに、街の随所には大統領の肖像画が掲げられています。しばらくネタには事欠かない国として目が離せませんね!

5.トルクメンカーペットミュージアム(アシガバート)

出典: commons.wikimedia.org

トルクメン族とは、トルクメニスタンを中心に、イラン東北部やアフガニスタン北西部等で暮らしている民族です。そんなトルクメン族を身近に感じることができるのが、このトルクメンカーペットミュージアム。彼らは今では定住していますが、かつてはゲルのような住居に暮らしていて、その地面や仕切りに手作りの絨毯が使わていました。

絨毯の模様や色は民族によって異なりますがトルクメン族は赤色がもつ呪力を信じており、どの絨毯も深い赤色をしています。館内では21mある、世界最大の手手織りのカーペットを見ることができますよ。また、伝統的な絨毯の製造方法も学ぶことができます。

首都アシガバートにあり、アクセスも良いので、インテリア好きの方は是非足を伸ばしてみて下さい!

▶【トルクメニスタンのお土産】トルクメン絨毯や刺繍、民族衣装がおすすめ!

◎まとめ

トルクメニスタンの観光スポットはいかがでしたでしょうか?遺跡や人、景色、料理・・・どれを切り取っても絵になるので、旅行好きの方だけでなく、写真好きの方にもオススメの国です!中央アジア初心者の方にもとっかかりやすい国。是非ご自身でその歴史や地球の大きさを肌で感じてみて下さいね!

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