名称:Gypjak Mosque
住所:M37, Ashgabat 744000, Turkmenistan
公式・関連サイトURL:http://turkmenistan-japan.com/sightseeing/ahal/
中央アジア南西部に位置するトルクメニスタンの首都、アシガバートをご存知でしょうか。アシガバートは旅行先としては日本人からするとちょっぴりマイナーな町。「何があるのかよくわからない……」という方も多いかもしれません。
アシガバートで注目したいのは、世界遺産に登録された中央アジアでは珍しい保存状態の良い古代遺跡。他にも中央アジアで最も大きなモスクや、ゴージャスにライトアップされる永久中立国トルクメニスタンを象徴するモニュメントなど、見どころが盛りだくさんの町ですよ!
そんな魅力たっぷりのトルクメニスタンの首都、アシガバートのオススメ観光スポットを厳選して4ヶ所紹介しましょう。
目次
輝くライトアップは必見!トルクメニスタン・アシガバートの観光スポット
1.キプチャク・モスク
出典: Dan Lundberg (CC BY-SA 2.0)
トルクメニスタンの人々のほとんどがイスラム教徒なので、首都アシガバートにもいくつかモスクが点在しています。その中でもアシガバートで一番規模の大きいモスクがキプチャク・モスク。中央アジアでもっとも大きなモスクとも言われていて、数多くの観光客が訪れる人気の観光スポットです。
アシガバートのキプチャク・モスクは2004年に造られた新しいモスクで、ここではイスラム教徒以外の観光客の立ち入りが許可されていますが、内部の写真撮影はできません。まず地下にある綺麗に磨かれた大理石の洗い場で身を清めましょう。そして中に進むと大きなドームがあり、その下には100日かけて作ったといわれる巨大な星形の絨毯があり必見です。
外観も真っ白な外観に金色の屋根のアクセントが美しく、モスク特有のミナレットは91mもあります。近くで見るとその大きさと迫力に驚くことでしょう。太陽が照りつけるアシガバートの地にとてもはえる色合いです。
中央アジアで最大といわれるキプチャク・モスクは観光客もそれほど多くなく、ゆっくりと見ることができます。イスラム教徒にとって神聖な場所なので、服装などに気を付けて楽しんでくださいね。
2.ニサのパルティア時代の要塞
アシガバート郊外にある、ニサのパルティア時代の要塞は2007年にユネスコの世界遺産に登録され、数多くの観光客が訪れる人気の観光スポットになりました。アシガバートの中心地から車で30分ほど行った場所にあります。
ニサの要塞は、紀元前3世紀にローマ帝国と世界を二分する勢いを誇ったパルティア王国の都でした。王の建造物群のあった旧ニサと、市民の居住地区だった新ニサから構成されていて、互いに1.5kmほど離れています。規模はあまり大きくありませんが、アシガバートの地元の人たちに大事にされている場所です。
まだ発掘途中の部分が多く、現在出てきているだけでも全体の3割程度と言われています。解説が全くないので、より深く知りたい方は観光ガイドの人と一緒にに訪れるのが良いでしょう。中央アジアの遺跡は保存状態があまり良くない場所が多いですが、このニサのパルティア時代の要塞は保存状態が良いことで評判なので、訪れる価値がありますよ!
名称:Parthian Settlement of Nisa
住所:Village of Bagyr, Ashgabat 744000, Turkmenistan
公式・関連サイトURL:http://turkmenistan-japan.com/unesco/
3.永世中立の塔
出典: Dan Lundberg (CC BY-SA 2.0)
永世中立の塔はその特徴的な姿から、アシガバートのシンボル的存在になっています。20世紀末頃にソ連からの独立を果たしたトルクメニスタンは永世中立国です。この塔は永世中立国として承認された記念として、当時の大統領サパルムラト・ニヤゾフによって建てられました。
1200万ドルのコストをかけて大理石で造られた永世中立の塔は、とても立派な構造になっています。塔の上にはニヤゾフ元大統領の金の像が据えられていて、かつては24時間に1周まわっていたそう。アシガバート観光の記念の写真撮影スポットとしても好評です。
この近代的な永世中立の塔は荒野の中に建てらているため、そのギャップが不思議な光景に見えるでしょう。夜になると美しくライトアップされます。幻想的に光る永世中立の塔は昼とはまたちがう趣があるので、ぜひ観光してみてください。
名称:永世中立の塔
住所:Bitaraplyk sayoly, Ashgabat, Turkmenistan
4.エルトゥールル・ガジ・モスク
エルトゥールル・ガジ・モスクはアシガバートの中心部に位置しているのでアクセスも良く、地元の人々も普段から利用するモスクです。
エルトゥールル・ガジ・モスクは、トルコからの支援により建てられたオスマン形式のモスクです。そうした経緯からトルコ、イスタンブールのブルーモスクを思わせる作りなのが特徴です。お祈りの時間になると地元アシガバートの人々でたいへん混み合います。
モスクの周りを取り囲む4本の天高くそびえるミナレットがよく目立ち、純白の外壁に黒のアクセントカラーが異国情緒あふれる雰囲気を醸します。モスクの内部には細かい模様が描かれていて神秘的。凝った細工が施されたカラフルなステンドグラスは、アシガバートの日光に照らされて色彩豊かな影を生み出しています。
名称:エルトゥールル・ガジ・モスク
住所:Sewcenko k./Lewitan bul, Ashgabat 744000, Turkmenistan
◎まとめ
いかがでしたでしょうか?なかなか馴染みのないトルクメニスタン・アシガバートですが、古代遺跡やモスク以外に近未来的建造物もあり、様々なテイストが混在する光景は他の国や町では見ることが難しいでしょう。そんな魅力たっぷりのアシガバートをあなたも旅してみませんか。
アシガバートは夏は40度近くまで気温が上がりますが、冬はマイナスまで冷え込むこともあります。また、昼夜の寒暖の差も大きいです。さらにイスラム文化圏は特に女性の服装に気を付けなければいけません。気候と風習には十分注意してください。