イスラームの文化にふれよう!パキスタン観光のおすすめスポット6選

イスラームの文化にふれよう!パキスタン観光のおすすめスポット6選

古代インダス文明の起こった地であり、世界最大級のモスクと世界第6位の人口を誇るパキスタン。有名な観光スポットがなかなか思い浮かばない方も多いかもしれません。しかし、とても豊かな観光資源に溢れた国です。イスラム芸術の粋に触れられるのはもちろん、『風の谷のナウシカ』の舞台のモデルになったといわれるフンザでは、雄大な自然の美しさを満喫できますよ。モヘンジョダロをはじめとする古代遺跡は、きっと日常から遠く離れた時空に誘ってくれるはずです。

では、魅力溢れるパキスタンのお勧め観光地をご紹介しましょう!

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イスラームの文化にふれよう!パキスタン観光のおすすめスポット6選

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1.古都ラホールのバドシャヒモスクとラホール城(ラホール)

出典: Umair Khan/flickr

ラホールはかつて栄華を誇ったムガール帝国の首都だった時期もある、いわばパキスタンの古都です。そのラホールの観光の目玉の一つであるハドシャヒモスクは、なんと10万人の礼拝者を収容できる世界最大級のモスクで、ムガール建築の代表格でもあり、ラホールに来たならぜひ訪れたい観光地です!

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ラホール城はハドシャヒモスクの向かいにあり、一緒に訪れればより一層ラホールを満喫できること間違いありません。ラホール城の堂々たる風格はムガール帝国の歴史の偉大さを感じさせます。

ラホール城見どころは、ムガール帝国の皇帝シャー・ジャハーンが最愛の妃ムムターズのために作った鏡の間。その幻想的な美しさは思わず息を呑むほど!パキスタンの古都、ラホールの見逃せない観光スポットですよ。

また、パキスタン人の間ではラホールは食べ物が美味しい街ということでも有名なんですよ。パンジャーブ料理、タンドール料理を食べて、パキスタンの食も満喫しましょう。

2.『風の谷』フンザ パキスタン北部の桃源郷(フンザ)

出典: bongo vongo/flckr

バックパッカーの間では『風の谷のナウシカのモデルになった場所』として知られてきたパキスタン北部のフンザ。まさに桃源郷という言葉がぴったりのとても美しい場所です。特に杏の花の咲き乱れる4月のフンザの美しさは格別!花や緑の他にも澄んだ空気の中、星空やカラコルムの高峰もとても幻想的な美しさで、フンザが『風の谷』のモデルだという噂は本当に違いないとついつい思ってしまうことでしょう。

人々はとても親切で子供たちは人懐っこく、景色の美しさ、のどかさも相まって、とても癒されます。実際、長期滞在する人も少なくないですし、パキスタンに来たらフンザに直行して他には行かずに日本に帰国する人もいるくらいです。

フンザはパキスタンの人気観光スポットなので、女性でも観光しやすいのも魅力。イスラム教の中でも、寛容な宗派の人が多く、英語を話せる人が多いのもオススメのワケです。

3.イスラマバードのシャー・ファイサル・モスク(イスラマバード)

出典: umairadeeb/flickr

パキスタンの首都イスラマバードにあるこのシャー・ファイサル・モスクも、ラホールのバドシャヒモスクと同様に世界最大級のモスクです。

▶ イスラム文化に触れる旅。イスラマバードのおすすめ観光スポット5選

トルコ人建築家、バデット・ダロケイの設計によるこのモスクは『モダン』と言ってもいいようなデザイン。同じパキスタンのモスクでもラホールのバドシャヒモスクとは、また違った美しさがあります。また、このシャー・ファイサル・モスクは小高い丘にあるため、モスクから見える外の景色も美しいです。モスクの神聖な雰囲気もあって、とても癒されますよ!

ここは女性用の礼拝スペースも設けられているやや珍しいモスクです。観光で来た外国人であっても、女性は長袖を来て髪の毛を覆ってから参拝するのがマナーですよ。

4.印パ国境の町、ワガのフラッグセレモニー(ワガ)

出典: Guilhem Vellut/flickr

パキスタンとインドの陸路国境であるワガは毎夕、異様な熱気に包まれます。両国の国旗が降納される日没2時間前からパキスタン側とインド側、双方の屈強な兵士たちがお互いに威嚇。それを双方の国民が大音響のパキスタン音楽、インド音楽の流れる中でお互いに国威発揚合戦が始まります。ワールドカップの観客席とはまた違う雰囲気ですが、愛国心に突き動かされた何千人もの熱狂した観衆が、インド側の観衆に負けじと大声で「パキスタン万歳!」とか「アッラーは偉大なり!」と叫んでいる光景には圧倒されますよ!

ワガまでは、ラホールからバスで1時間くらい。パキスタン・インド間を陸路で越えられる方は、このフラッグセレモニーに間に合うように3時くらいには来るといいですよ。

5.世界遺産 モヘンジョダロ(モヘンジョダロ)

出典: Comrogues/wikipedia

パキスタンは遺跡の宝庫でもあります。そんなパキスタンを観光するなら、世界遺産モヘンジョダロを見逃す手はありません!古代三大文明の一つ、インダス文明の最大級の遺跡であるモヘンジョダロは、未解読のインダス文字などから、今も多くが謎のベールに包まれています。それでも、特に考古学の知識などがなくても、モヘンジョダロを実際に訪れれば、そこに高度な都市設計を実現できる大変豊かな文明があったことがありありと見て取れるはずです!これが本当に4,5千年前に作られたものとは到底思えません。高度な文明が生まれた地、それが世界遺産モヘンジョダロです。

▶ 多くの謎に包まれる世界遺産、パキスタンのモヘンジョダロの遺跡群

外国人観光客にとっては、事前に現地の情報を収集してから行き方を決められるのがよいかもしれません。博物館にも忘れずに行ってみましょう。パキスタンの代表的な遺跡で、古代のロマンを感じてみてはどうでしょう。

6.異教の村 カラーシャ谷(カラーシャ谷)

出典: manalahmadkhan/wikipedia

イスラム教が主流のパキスタンにおいて、多神教とアミニズムが融合した独自の伝統宗教を守って生活している少数民族、カラーシャ族。そのカラーシャ族が住むのがカラーシャ谷です。中には金髪碧眼の人もいて、一説では東方遠征したアレキサンダー大王の子孫たちであるという伝説もあります。

男性の殆どは多くのパキスタン人と同様、パキスタンの国民服ともいわれるシャルワールカミースを着ていますが、女性はとても美しい独特な民族衣装を身にまとっています。特に頭の装飾の鮮やかな色彩には目を惹かれます。

イスラム教が主流の他の街や村からやって来て、更に民宿に泊まるのがオススメ。ずいぶん違った生活スタイルで、きっと新鮮に感じられることでしょう。同時にどこか懐かしい気分が湧き上がってくるかもしれません。

ここを訪れるには、チトラールの警察署でまず外国人登録をする必要があります。

◎まとめ

パキスタンはイスラム教国で、イスラム教は日本ではまだ馴染みが薄いですが、実際に訪れて人々と触れ合ってみると本質的なところは何も変わらないことに気づかれることでしょう。また、パキスタンにはイスラム文化以外にも多様な文化が息づいていることを発見できます。かつてイギリス領だったこともあり、英語は通じやすいです。異国情緒たっぷりで観光の魅力がいっぱいの国、パキスタンをぜひ訪れてみて下さい!

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