多くの謎に包まれる世界遺産、パキスタンのモヘンジョダロの遺跡群

画像出典:wonderland / PIXTA(ピクスタ)

多くの謎に包まれる世界遺産、パキスタンのモヘンジョダロの遺跡群

歴史の教科書に必ず登場するインダス川が流れる国、パキスタン。正式名称パキスタン・イスラム共和国と言い、南アジアに位置します。このパキスタンで最も有名と言える場所であるモヘンジョダロは、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?モヘンジョダロは世界の古代三大文明の一つ、インダス文明の都市遺跡です。

紀元前2500年から紀元前1800年にかけて繁栄し、最大で4万人もの人々が暮らしていたと言われています。しかし突然、歴史から姿を消してしまいまました。そして歴史的に貴重なモヘンジョダロは、1980年に世界遺産に登録されました。今回は未だ謎が多く残るこの世界遺産を紹介しましょう。

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多くの謎に包まれる世界遺産、パキスタンのモヘンジョダロの遺跡群

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モヘンジョダロの遺跡群とは

インダス文明は紀元前5500年から紀元前2000年頃まで、インダス川周辺から発展した古代文明です。しかし、モヘンジョダロという巨大な都市がどのようにできたのか、そしてなぜ比較的短期間で突然歴史から姿を消してしまったのか、そして住んでいた人々はどこへ行ってしまったのか、まだ解明されていません。

世界遺産に登録されているモヘンジョダロは、現地の言葉で「死の丘」という意味。死者が眠る墳丘として、地元の人が恐れ決して近寄らない場所でした。モヘンジョダロには東西二つの丘があり、東には市街地、西には城砦が広がっています。装飾品や子どものおもちゃ、青銅で出来た像などが発見され、人骨も見つかっています。文字が刻まれた粘土板や印章なども発掘されましたが、これらも謎ばかり。実はインダス文字はまったく解明されてなく、当時のこの地の呼び名すらわかっていないのです。

塩害や地下水などで発掘は難航しており、さらに地下深くまで埋まっている遺構がどこまで続いているのか見当もついていません。今後の解明が期待される世界遺産です。

モヘンジョダロの遺跡群へのアクセス

世界遺産モヘンジョダロの最寄りの都市はサッカル。サッカルから世界遺産モヘンジョダロへはタクシーのチャーターか観光バスが一般的。さらにサッカルからツアーで参加できます。インダス川周辺は治安があまりよくないので、鉄道の利用は避けたほうが無難です。モヘンジョダロ空港がありますが国内線のみなので、あまり便利とは言えません。

モヘンジョダロの遺跡群のおすすめポイント① : 都市のつくり

出典: commons.wikimedia.org

世界遺産モヘンジョダロの遺跡は整然とした都市計画に基づいて作られていて、道路は碁盤の目のように交差しています。水道や穀物倉、広大な沐浴場、完備された排水設備などが備わっていました。道路にはレンガが幾何学的に細かく敷き詰めらていて、まるで舗装された道路のよう。今でもその様子を見ることができますよ。住宅地エリアには大小の住宅跡が並びます。それらの建物には高い技術で焼かれたレンガが使われていました。

世界遺産モヘンジョダロの遺跡は堅固な城壁がめぐらされていますが、その中には軍隊の跡や戦争に使われた遺跡などは見つからず、どのように都市を守っていたのか疑問が持たれています。さらに、世界遺産モヘンジョダロの遺跡から王宮や神殿跡が見つかっていないことから、人々は比較的平等な生活をしていたのではと考えられています。

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