龍馬のふるさと高知県で人気のおすすめ観光スポット30選をご紹介!

龍馬のふるさと高知県で人気のおすすめ観光スポット30選をご紹介!

高知といえば、坂本龍馬を筆頭に明治日本を切り開いた偉人たちゆかりの地。また、四万十川をはじめとする豊かな自然観光も外せませんよね!子供たちにもぜひ見せたい、人の手に染まっていない日本の原風景が、高知県にはそこかしこに残っているのです。もちろん大人が楽しめる観光スポットも満載!カツオのたたきにどろめにウツボと、酒豪県高知のグルメはどれも自然とお酒が進みます。今回は、そんな高知県でイチオシの観光地を厳選してご紹介します。

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龍馬のふるさと高知県で人気のおすすめ観光スポット30選をご紹介!

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1. 高知城(高知市)

高知城

高知の観光名所として外せないのが、日本100名城にも選ばれている高知城ですね。全国で12基しかない現存天守の1つを擁するほか、国内で唯一、本丸御殿が現存しているのも大きな特徴です。そのほか城内には15棟の建造物が完全に残っていて、多くが重要文化財に指定されています。

そんな魅力たっぷりの高知城ですが、季節ごとに開催される夜のお祭りもおすすめ! シーズンによって、ぼんぼりやキャンドル、クリスマスのイルミネーションなどとお城とのライトアップのコラボが楽しめますよ。もちろん天守の最上階から見渡す市内の景色も見事です。

2. 桂浜(高知市)

桂浜

高知市内の観光名所としてもう1つ有名なのが、この桂浜でしょう。東側の岬「龍頭岬(りゅうづざき)」と西の「龍王岬」に挟まれるように伸びる弓なりの砂浜で、一帯が桂浜公園となっています。

龍頭岬に行くと、太平洋を睥睨するように立つお馴染みの坂本龍馬像が!目の前でそのポーズと表情を確かめることができますよ。また龍王岬の断崖からは、遮るもののない太平洋の水平線が広がります。

ほかにも、近くには桂浜水族館や坂本龍馬記念館などのスポットも点在。半日かけて巡りたい観光地ですが、高地市街からは意外と離れているので時間配分にはご注意ください。

3. 四万十川沈下橋めぐり(四万十市)

四万十川佐田沈下橋

高知県の自然といえば、日本最後の清流とも呼ばれる四万十川を思い浮かべる人も多いでしょう。その四万十川観光でおすすめなのが、47か所ある沈下橋巡りです。沈下橋とは、大雨や台風で川が増水したときにあえて水没させることで壊れることを防ぐ造りとなっている橋のことです。

沈下橋は今も周辺住民の生活道路として欠かせない存在ですが、そのうちのいくつかは観光スポットとしても人気です。たとえば一番下流にあり、最も長い佐田沈下橋は、ドラマ『遅咲きのひまわり』のロケ地となった場所。毎年夏には、風物詩となっているろうそくを使ったライトアップが話題です。

暑い時期には地元の子供がダイブする姿も見られる三里沈下橋や勝間沈下橋、観光パンフレットなどにもしばしば掲載される岩間沈下橋など、沈下橋は四万十川の原風景ともいえます。どの沈下橋にも欄干がないうえに自動車もよく通るので、渡る際には十分に注意してください。

4. 室戸岬(室戸市)

高知県室戸市 室戸岬灯台

高知県南東端の室戸岬は、海岸段丘と呼ばれる珍しいひな壇状の地形が特徴で、景勝として室戸阿南海岸国定公園に指定されています。太平洋を南に向かって突き出た室戸岬には、観光施設から高知のグルメを堪能できる場所まで楽しめるスポットがたくさんあるんですよ。

また岬に立つ白い灯台は、小さいながらも日本一大きなレンズをもち、光の届く距離も日本最長!岬の先にはたあ太平洋の水平線が伸び、その線をなぞれば地球の丸さを実感できるでしょう。バイク好きの間ではツーリングで行きたい場所としても人気で、恋人の聖地としても注目されています。

5. 足摺岬(土佐清水市)

足摺岬

高知県南東の室戸岬に対して、南西に突き出ているのが足摺岬(あしずりみさき)です。岬とそこからの眺望の美しさは、のミシュラン旅行ガイドで二つ星の評価を獲得したほど!足摺岬には灯台を見下ろす展望台があり、ここから眺めるはとくに情緒がありますよ。

また岬のほかにも、周辺には奇岩や洞門の景観スポットが点在。オーシャンビューのホテルも多いので、家族やカップルなどでリゾートな一夜を過ごすのにもおすすめです。

6. 五台山(高知市)

五台山

高知市街の南東対岸にある五台山(ごだいさん)は、桜やツツジの名所として知られています。標高146mの山頂付近に展望台があり、ここから望む高知の夜景や浦戸湾の眺めは格別ですよ!

ほかにも五台山には、国内有数の近代植物園である「高知県立牧野植物園」や、日本三文殊の一つに数えられる竹林寺などのみどころがあります。

7. 龍河洞(香美市)

龍河洞

総延長約4kmといわれる龍河洞(りゅうがどう)は、日本三大鍾乳洞の1つに数えられています。そのうち1kmほどが観光ルートとなっていて、観光コースと冒険コースの2つがあります。

弥生時代には洞窟内に人が住んでいたというのも特徴で、弥生式土器が鍾乳石に飲み込まれた「神の壷」など、ここならではの見どころも少なくありません。博物館や珍鳥センターが併設されているほか、付近にはレストランやショップもありますよ。古くから高知県の定番スポットとして親しまれている観光名所です。

8. 鳴無神社(須崎市)

鳴無神社

高知県須崎市にある観光スポット「鳴無神社(おとなしじんじゃ)」は、なんといっても海へと続いている参道が特徴的です。祭神である一言主命が雄略天皇との争いから船でこの地に逃れたという言い伝えがあり、「土佐の宮島」とも称されています。

海上安全など海にまつわるご利益があるほか、縁結びの観光スポットとしても人気!ハートの模様がついたかわいいお守りをゲットすれば、恋愛運アップ間違いなし!?高知のパワースポットとして近年人気急上昇中です。

9. 岡豊城跡(南国市)

岡豊城址

岡豊城(おこうじょう)は、土佐七雄と呼ばれる有力勢力の1つ長宗我部氏の居城でした。とくに戦国時代の長宗我部元親はこの城から躍進し、四国のほとんどを平定するまでになりました。

今では建物は残っておらず、石積みや土塁、建物跡の礎石などが残るのみ。山頂付近からは香長平野が見渡せ、戦国大名長宗我部氏の覇気を感じることができます。

城内には県立歴史民俗資料館もあり、城跡から発掘された食器や瓦などを展示していているほか、凛々しい「長宗我部元親 飛翔之像」も見どころです。2017年に続日本100名城に選定された、注目の観光スポットの1つです。

10. 仁淀ブルー(いの町ほか)

仁淀ブルー

高知県の清流というと四万十川が最も知られていますが、近年もう1つ注目を集めている川があります。それが、高知市の西を流れている仁淀川(によどがわ)です。

▶ 高知県いの町の観光10選 体験型観光からグルメまで体感できる場所が満載

西日本最高峰の石鎚山を水源とする仁淀川は、実は一級河川の水質ランキングで何度も1位を獲得しているほど清らかなんです。とくに上流域で見られる深いターコイズブルーの水面は、「仁淀ブルー」と呼ばれて多くのカメラマンを惹きつけています。

仁淀ブルーが見られる場所は、これまであまり観光地化されていなかった奥地が多く、秘境好きにもたまらないところばかり!とくに「にこ淵」や「安居渓谷」は、仁淀ブルーの名所といわれています。

11. 杉の大スギ(大豊町)

杉の大杉

徳島県の祖谷渓にも近い、高知県北部の大豊町。この町の八坂神社にある「杉の大杉」は、人里にあるものとしては日本一大きな杉の木で、推定樹齢はなんと3000年といわれています。美空ひばりさんが幼少の頃に「日本一の歌手になれますように」と願掛けしたことから「出世杉」としても有名となり、女性誌などの観光情報に取り上げられるパワースポットにもなっています。

古くから信仰を集めている巨木で、坂本龍馬など多くの著名人も参拝したことがあるそうですよ!2株の杉から成っていますが、根元で合わさっていることから「夫婦杉」とも呼ばれています。自然豊かな高知県ならではの観光名所として、一押しの穴場スポットです。

12. ひろめ市場(高知市)

高知県 ひろめ市場

高知の食が1か所に集まっている「ひろめ市場」。土佐藩の家老・深尾弘人蕃顕(ふかおひろめしげあき)の屋敷があったことが名前の由来です。飲食からショッピングまでお店が一堂に会していて、買ったものは中央のフードコートエリアで食べることができます。

昼間から土佐の名物を味わい、お酒を飲んだりする人たちで大賑わい!とくに、わらで豪快に焼き上げる鰹のたたきは外せませんよ。高知土産も揃っているので、市内観光の観光の合間に買い物するのもおすすめです。

13. 土佐神社

土佐国一宮 土佐神社

土佐神社は土佐国の一宮で、古くは『日本書紀』にも記述されている高知県有数の古社です。代々の領主に篤く信仰され、戦国大名長宗我部元親が造営した社殿や、土佐藩主山内家によって建てられた楼門などが残っています。

本殿、幣殿、および拝殿は「入蜻蛉(いりとんぼ)」と呼ばれる独特の形式で並んでいて、戦国時代の雰囲気を今に感じることができます。開運招福および繁栄の神様といわれ、高知県の隠れたパワースポットとしておすすめの観光名所です。

14. 天狗高原(津野町)

天狗高原

高知県と愛媛県の間には、日本三大カルストの1つ四国カルストが広がっています。カルストとは石灰岩などを主体とする地形で、水に溶けやすく浸食作用を受けやすいのが特徴です。

県境に沿ってドライブにピッタリの道路が走っていて、涼やかな高原の風景にはたくさんの岩々が散らばっています。天狗高原は、そんな四国カルストの高知県側にある観光地。丘の上の展望台からは360度の大パノラマが広がり、放牧されている牛や発電用の風車を眺めながら、気持ちの良い高原散策が楽しめます。

15. 土佐清水(土佐清水市)

竜串海岸

足摺岬のある土佐清水市は、カツオの一本釣りで有名な港町。市内には新鮮なカツオを藁でさっと炙ってたたきにして出すお店がたくさんあります。

また竜串地区には、奇岩奇勝の荒々しい景色が広がり、高知を代表する自然観光スポットの1つとなっています。土佐清水は幕末に英語話者として活躍したジョン万次郎の出身地でもあり、彼にちなんだ見どころも少なくありません。

16. やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム(香美市)

やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム

アンパンマンミュージアムは全国数都市にありますが、高知県香美市の「やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」はその原点となる場所です。というのも、高知はアンパンマンの生みの親であるやなせたかし氏が育ったところ。アンパンマンはもちろん、それ以外のやなせ氏の作品についてもたくさんの展示を擁しているのが特徴です。

ミュージアム内での写真撮影OKというのも嬉しいポイント。都市部のミュージアムと異なり、子供向けのアミューズメントだけでなく大人向けの展示が多く、高知のおおらかな環境が育んだやなせワールドの深い部分まで知ることができるでしょう。もちろんショップではいろいろなアンパンマングッズが購入でき、なかにはここでしか手に入らないものもありますよ!

17. モネの庭(北川村)

モネの庭(北川村)

フランスにある「モネの庭」を再現した庭が、ここ高知県にあります。モネの庭といえば、印象派の画家クロード・モネの作品『睡蓮』の舞台として有名ですが、ここ高知のモネの庭は、本家モネの庭の顧問であるヴァエ氏の指導で再現したものです。色とりどりの花が咲くなかでも、モネが咲かせたいと熱望していた青い睡蓮は必見!

シーズンは4月下旬~10月下旬ごろ。睡蓮は朝に開花して午後には閉じてしまうので、観光するなら午前中がおすすめです。園内のカフェ「モネの家」では、地元の新鮮食材を使った朝食メニューもいただけますよ。

18. 中岡慎太郎館(北川村)

中岡慎太郎館

中岡慎太郎は幕末の志士の1人で、近江屋事件で坂本龍馬とともに暗殺された人物です。龍馬に比べると知名度は高いとはいえませんが、昨今龍馬に勝るとも劣らない評価を受けています。

高知県東部の北川村には慎太郎の生家が復元され、観光スポット「中岡慎太郎館」として整備されています。館内では、龍馬の盟友といわれる慎太郎の生涯について、映像や展示などで詳しく学ぶことができますよ。幕末ファンならぜひ足を延ばしてもらいたい高知の観光名所です。

19. はりまや橋(高知市)

はりまや橋

江戸時代に「播磨屋」と「櫃屋」という2つのお店が、往来のために堀川に架橋したことに由来する「はりまや橋」。よさこい節に歌われる純信とお馬の恋物語で知られ、橋のたもとには2人のモニュメントが建てられています。

かつては堀も橋も撤去され、「日本三大がっかり名所」とまで呼ばれていたはりまや橋ですが、近年観光名所として整備され、活気を取り戻しています。近くには珍しい木のアーケードをもつ商店街があり、高知のお土産ショッピングにもおすすめのスポットです。

20. 土佐西南大規模公園(黒潮町ほか)

土佐西南大規模公園

土佐西南大規模公園は、名前のとおり高知県南西部の四万十市から黒潮町にかけて広がる大きな公園です。中心となる大方地区には入野海岸の砂浜が伸び、「砂浜美術館」としてさまざまなアート作品の展示会場となっています。

大方地区からは少し離れた四万十地区は、うってかわって波しぶきに削られた険しい岬で、景色が美しいのはもちろんキャンプ場や大型遊具も楽しめます。残る佐賀地区は今も建設中の開発エリア。少しずつ進化を続ける、高知県南西部の注目スポットです。

21. 柏島(大月町)

柏島

高知市から車を走らせること約3時間。四国のほぼ南西端に、本島と2本の橋で繋がる小さな柏島(かしわじま)があります。四国で一番キレイと言われるほどの海に囲まれた島で、映画『釣りバカ日誌』のロケ地にもなりました。

まるで船が浮いて見えるほど透明度の高い海は必見!海水浴はもちろん、ダイビングやシュノーケルなどのマリンアクティビティを目的に訪れる人でも賑わいます。訪れるのは少し大変ですが、それに見合うだけの感動が待っていますよ。

22. 土佐中村(四万十市)

中村城

四万十市の中村地区(旧中村市)は、高知県西部の中心地です。戦国時代に京都から公家の一条氏が下向し、碁盤目状の京風の町を建設したことから、「土佐の小京都」と呼ばれてきました。四万十川と後川に挟まれた土佐中村では、十代地山で行なわれる大文字の送り火や納涼花火などいかにも涼しげなイベントが行われます。

また、土佐中村を訪れたらぜひ味わってもらいたいのがウツボ!とくに高知県では、カツオよろしくウツボのたたきがおすすめですよ。一条神社を中心に、土佐中村の中心部にはウツボを扱う多くの飲食店があります。

23. 日曜市(高知市)

日曜市(高知市)

年末年始とよさこい祭り期間を除いた毎週日曜日に開催される日曜市。江戸時代の1690年に端を発するともいわれる歴史ある街路市で、観光客にも人気のスポットです。

高知産の野菜や果物をはじめ、それらを使った田舎寿司やお餅にいも天など、ここに来れば高知の美味しい食材が何でもそろってしまいます。食品のほかにも、金物や包丁などの打ち刃物、植木などもありますよ。

なにより、地元の人たちとおしゃべりを楽しみながら買い物できるのが、土佐の」日曜市の魅力です。ちなみに追手筋の日曜市が有名ですが、上町4~5丁目の火曜市や県庁前の木曜市、愛宕町1丁目の金曜市など、高知では曜日ごとにあちらこちらで市が開かれています。

24. 岩崎弥太郎生家(安芸市)

岩崎弥太郎生家(安芸市)

岩崎弥太郎は、日本を代表する大財閥であった三菱財閥の創業者。高知県東部安芸市の静かな山里に、その生家が修復・保存されています。NHKの大河ドラマ『龍馬伝』では坂本龍馬の幼馴染として登場し、現在まで繋がる三菱の基礎を築いた偉人ですが、生家を訪れるとその質素さに驚くことでしょう。

茅葺き屋根の家は弥太郎の曽祖父の代に建てられたといわれ、近くには弥太郎の立派な銅像が、屋敷を見下ろすように屹立しています。また観光の際は、ぜひ鬼瓦に注目してください。スリーダイヤこと三菱のマークの原型となっている、岩崎家の家紋「三階菱」が確認できますよ。

25. 馬路温泉(馬路村)

馬路温泉

高知県東部、人口1000人にも満たない馬路村(うまじむら)の山あいにある馬路温泉。宿やレストラン、土産屋などが入った観光施設です。レストランではいのしし鍋や鮎の塩焼き、特産地鶏など高知の美味しいものを味わえますが、高知馬路村の名産品であるゆずを使ったメニューは外せません!

また、温泉前を走るかわいらしい観光列車「馬路森林鉄道」と、水力で動く「インクライン」と呼ばれるケーブルカーのような乗り物は馬路観光の目玉。列車の運行日に個数限定で販売される、馬路温泉駅前弁当もぜひ試してみたいところです。日帰り観光でも宿泊でも、山里の自然とゆったり流れる時間に癒されることでしょう。

26. 吉良川町(室戸市)

吉良川町(室戸市)

良質な木材や薪を産出していた室戸市の吉良川町(きらがわちょう)は、「土佐備長炭」の積み出し港として栄えました。とくに明治~昭和初期にかけて発展し、当時の町並みが国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

高知県は多くの台風が通過するため、強い雨や風に耐えられるよう、土佐漆喰や水切り瓦を使った軒の低い家が並んでいるのが特徴。「いしぐろ」と呼ばれる石垣塀で囲まれた邸宅も多く、土佐ならではの独特の景観が大きな見どころです。一部の建物はカフェや宿泊施設、観光交流機関などとして利用されています。

27. 高知ホエールウォッチング宇佐(土佐市)

ホエールウォッチング

かつて土佐国は、日本国内でもとくに捕鯨のさかんな地域でした。今日でも、高知県沖ではさまざまな種類のクジラが見られます。土佐市宇佐地区の宇佐しおかぜ公園から出航する高知ホエールウォッチング宇佐のツアーに参加すれば、クジラやイルカの群れに高確率で遭遇することができます。

とくに、上顎に3本の線がある「ニタリクジラ」をウォッチングの対象としているのはここ高知だけ!ニタリクジラは穏やかな性格で、船が接近しても恐れず優雅に泳ぎ続けることから、「海の貴婦人」とも呼ばれているんですよ。ホエールウォッチングができるのは、春から秋ごろにかけて。この時期に高知県を訪れる人はぜひ予約を検討してみてください。

28. 青龍寺(土佐市)

四国霊場36番札所青龍寺

お遍路こと四国八十八箇所霊場の第36番札所である青龍寺(しょうりゅうじ)。中国長安の青龍寺に留学して密教を学んだ空海が、帰国後に同名の寺院をこの地に建立したと伝えられています。

長安の青龍寺と同じく、仁王門をくぐって長い階段を登ったところに本堂・大師堂・薬師堂が直線的に並んでいるのが特徴。また、本堂まで上がる石段の途中にある三重塔も、周囲の緑に溶け込んで美しい色彩を放っています。

ちなみに、第68代横綱朝青龍のしこ名はこの青龍寺が由来!麓には明徳義塾のキャンパスがあり、朝青龍関は青龍寺の長い石段で足腰を鍛えていたそうです。

29. 武市半平太旧宅(高知市)

武市半平太旧宅

出典: Reggaeman

坂本龍馬も加盟していた土佐勤王党(とさきんのうとう)の盟主として知られる幕末の志士武市半平太(たけちはんぺいた)。高知市の南東部、畑と緑に囲まれたのどかな場所に、彼の暮らした邸宅が保存されています。

1936年に、近くにある墓とともに国史跡に指定されましたが、今も個人が居住しているので内部の一般公開はされていません。旧宅の少し上手には彼の別名にちなんだ瑞山神社や資料館があるので、そちらで半平太の生涯に関する展示品を眺めながら、幕末に思いを馳せてみてください。

30. いの町紙の博物館(いの町)

いの町紙の博物館

高知市の西隣の吾川郡いの町は、土佐和紙の産地として知られています。すべて地元産の原料を使い、清流仁淀川の水でていねいに漉いた土佐和紙は、平安時代にはすでに献上品として記録にみられるほどの歴史と伝統をもつ優品です。

仁淀川の近くに建つ「いの町紙の博物館」は、そんな土佐和紙についての一から十までを学べる観光施設。展示室では、材料となる楮(こうぞ)や三椏(みつまた)の刈り入れから製品の出荷まで、和紙製造の過程を豊富な資料でたどることができます。

また、開館日には本物の紙漉き職人が常駐しているのも大きな特徴。紙漉きのようすを見学できるほか、子供でも参加できる紙漉き体験プログラムもありますよ。高知観光のお土産に、伝統の土佐和紙はいかがでしょうか。

◎まとめ

高知県には、自然や歴史を感じられる観光スポットがいっぱい!また酒豪県として、お酒によく合うおつまみグルメも豊富です。近年は高速道路の整備も進み、車での訪問に便利なのはもちろん、空港から市内へのアクセスも容易になりました。日本有数の清流に癒される自然観光から、幕末の志士の足跡をたどる歴史観光まで、高知県ならではの旅行を全身で満喫してください。

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