初めてのロシア観光で行っておくべき観光スポット12選!

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初めてのロシア観光で行っておくべき観光スポット12選!

世界遺産、自然遺産、そして美術遺産の宝庫 ロシア。世界4大美術館の1つエルミタージュ美術館やエカテリーナ宮殿、バレエで有名なボリジョイ劇場など、観光スポットが多すぎてどこから回っていいのか迷いそうですよね。

ヨーロッパの魅力が凝縮されたロシア観光がより充実したものになるように!初めてのロシア観光で行っておくべき12か所をご紹介します。

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初めてのロシア観光で行っておくべき観光スポット12選!

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1.エルミタージュ美術館(サンクトペテルブルグ)

出典: Afonskaya

エルミタージュ美術館は、ルーブル美術館やメトロポリタン美術館などと並んで世界4大美術館と言われています。ここにはロシアだけでなく、ダヴィンチやルーベンスなど各国の芸術家の作品が展示・収蔵されています。

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ティツィアーノとレンブラントによるふたつの『ダナエ』や、ラファエロによる天井画など、見所は書ききれません。また、美術館であると同時に、宮殿でもあるエルミタージュ美術館は広大な広さ。全ての展示作品をしっかりと見て回るためには、1日や2日ではとても足りないほど。さすがロシアが世界に誇る美術館です。

それから、エルミタージュ美術館のガイドブックには書かれていない密かな楽しみ方があります。美術品を守るために雇われている『猫』が、なんと60匹以上いるのです。彼らは代々エルミタージュ美術館に住んで、ネズミから美術品を守っている立派な警備員。館内には、『猫に注意!』という看板も立てられているので、探してみてはいかがでしょう。

2.エカテリーナ宮殿(プーシキン)

出典: John Menard

皇族の夏の住まいとして使用されていた町「ツァールスコエ・セロー」(現在のプーシキン市)に、エカテリーナ宮殿はあります。エカテリーナ1世のために建設されたエカテリーナ宮殿は、現在に至るまでに大規模な改装・改築が行われました。女帝エリザヴェータの時代にバロック様式への大規模な改築が行われ、さらにエカテリーナ2世の時代には、クラシック様式への改装が行われました。

ロシアバロック様式の宮殿に足を踏み入れ、長い階段を上がると、『目覚める天使』と『眠れる天使』と呼ばれる有名な一対の彫像が出迎えてくれます。

その先にある大広間は、金色の彫刻や鏡が眩く輝きます。『鏡の間』とも呼ばれています。

エカテリーナ宮殿の数ある部屋の中でも、2003年に再現された『琥珀の間』は見ずには帰れません!壁一面が琥珀で覆われたこの部屋は、絵画のフレームまでも琥珀でできているという驚きの部屋。思わず感嘆の溜息がでてしまうでしょう。

3.バイカル湖(イルクーツク)

出典: tilpich

1996年に自然遺産に登録されたバイカル湖は、透明度・水深・貯水量の3つが世界一。夏の気温は20度程度で、快適な観光ができます。

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バイカル湖には固有の生物が多く生息しています。世界で唯一、淡水のみに生息するバイカルアザラシや、バイカルオームリという鳥など、その数1000種類以上!湖の周囲を歩いての動物観察や、バードウォッチング、そして釣りも楽しむことができます。

とはいえ、やはりここはロシア。快適な夏とはうってかわって冬はマイナス20度になることも。そうなると凍結した湖の上を歩くことができます。世界一の透明度を誇る湖バイカル湖が凍りついた姿を想像してみてください。そこに広がるのは、澄んだ水色の氷、真っ白な雪に一面を支配された美しい世界です。極寒のバイカル湖、これはどんなに寒くても見ておきたい絶景です。

4.カムチャッカ火山群(カムチャッカ)

出典: geyzer

モスクワにあるカムチャッカ火山群には、クリュチェフスコイ自然公園、ナルィチェヴォ自然公園、ブィストリンスキー自然公園、南カムチャッカ自然公園という4つの自然公園と、クロノツキー生物圏・自然保護区、南西ツンドラ自然保護区という2つの自然保護区があり、世界遺産として登録されています。

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火山群としても多彩な噴火様式があり、『火山の博物館』とも呼ばれています。

また160ほどのカムチャッカ火山群の中でも、最高峰とされる「コリャークスカヤ火山」は、富士山に似ていることから「カムチャッカ富士」とも呼ばれています。ユーラシア大陸においても最高峰の活火山であり、その迫力ある美しい姿は、たとえ遠くからでも目にやきつけておきたい。

また高山動植物の観察や、氷の洞窟探検もカムチャッカでの最高の楽しみ方。ロシア観光ではカムチャツカも訪ねてみましょう。

5.赤の広場(モスクワ)

出典: mikolajn

赤の広場は、グム百貨店やレーニン廟、国立歴史博物館、クレムリンなどに囲まれた広場で、ロシア観光が初めての人は必見!モスクワへ観光に訪れた人は必ず訪れるといっても良いほど有名な場所です。周囲に観光地があるだけでなく、冬にはスケートリンクやクリスマスマーケットが開催されるなど、ここだけでも十分に楽しめます。

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1493年に、当時クレムリンに居住していたイヴァン3世が広場として整理させたのが始まりといわれています。ソ連時代には5月1日のメーデーや11月7日の革命記念日になると必ずパレードが行われていた赤の広場。モスクワの象徴とも言えるでしょう。

「赤の広場」の「赤」はロシア語で「クラースナヤ」といいますが、古代スラブ語では「美しい」という意味があります。名前通りの美しさをぜひ、その目で確かめてください。

6.ボリジョイ劇場(モスクワ)

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バレエやオペラが盛んなロシアの劇場の中でも、最も有名といってもいいボリジョイ劇場は、劇場広場の前にあります。周囲には多数の劇場がありますが、やはり初めての観光で行くならボリジョイ劇場でしょう。劇場入口には、14.8mの円柱があり、その上には4頭立ての馬車に乗ったアポロン神が鎮座しています。

約1700ある座席は1階から6階まで扇形に広がっていて、階上の席であれば比較的安価にチケットを入手することができます。ドレスコードはさほど厳しくはなく、比較的カジュアルな恰好でも観覧可能です。オペラグラスを有料で貸し出しをしていることもあります。クロークに荷物を預ける際に確認してみてください。

舞台の幕が上がると、出入口は行き来ができなくなることもお忘れなく。

7.クレムリン(モスクワ)

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クレムリンとは、ロシア語で要塞という意味で、ロシア各地に点在しています。その中でも最も有名な要塞といえば、モスクワのクレムリンでしょう。赤の広場に沿って城壁がそびえ立つクレムリン、たいへんな迫力があります。クレムリンにはいくつかの入り口がありますが、観光で通ることが出来るのは、アレクサンドロフスキー庭園に面している、トロイツカヤ塔とボロヴィツカヤ塔の2つです。

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中には様々な建物がありますが、クレムリンを観光する際は行ってみたいのがダイヤモンド庫です。ここには世界一大きなダイヤモンド「オルロフ」が展示されています。また、重さ約200トンあるという鐘の皇帝は、絶好の撮影スポットです。

ほかにも、かつてレーニンが住んでいた元老院や、ウスペンスキー大聖堂、ブラゴヴェシチェンスキー聖堂、大クレムリン宮殿など、様々な観光スポットが凝縮されています。

8.ソフィア大聖堂(ノヴゴロド)

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ノヴゴロドのクレムリン内部にあるソフィア大聖堂は、キーウソフィア大聖堂を手本に1045年に建築されたものです。ロシア最古の建築で、世界遺産にも登録されている有名な建築物です。

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金色に輝く玉ねぎ型のドームを中心に、6つのドームがあり、その姿は5ルーブル紙幣にも印刷されています。内装はフレスコ画で埋め尽くされ、祭壇の横には12世紀のイコン『オラントの聖母』や、1380年にクリコヴォの戦いの勝利記念で作られた白石の十字架が置かれています。

外側にも見所は沢山!西側の外壁にある青銅のマグデブルグ門には、聖書の物語が刻まれています。また東側にある1437年に建てられた鐘楼には、現役で使用されている鐘の他に、引退した古い鐘も展示されています。

9.ペトロパヴロフスク要塞(サンクトペテルブルグ)

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ペトロパヴロフスク要塞は1703年に建設が開始され、ここからサンクトペテルブルクの歴史は始まりました。六角星の形をしたペトロパヴロフスク要塞は、スウェーデンと争う足がかりに、うさぎ島に建設されました。

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しかし、結局要塞としての役割を果たすことはなく、監獄として歴史上有名な人物も収監されてきました。最初に囚人となったピョートルの皇太子であるアレクセイ。謀反を企てたという理由でした。ほかにもドストエフスキーやレーニンなど、政治犯や思想犯などが投獄されてきました。

内部には、高さ122mを誇る鐘楼や、ピョートル大帝の墓『ペトロパヴロフスク聖堂』、サンクトペテルブルクの歴史博物館となっている『司令官の館』、ミサイルから小型のピストルまであらゆる砲が展示されている『砲兵博物館』など、様々な建物があります。

10.レーニン廟(モスクワ)

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赤の広場に面した場所にあるレーニン廟。1924年にウラジミール・レーニンが逝去した際に遺体がエンバーミングされ、永久保存されています。1953年から1961年にかけてスターリンの遺体もレーニンと共に公開されていましたが、現在はレーニンの遺体のみが安置されています。

レーニン廟が観光客に公開されているのは、火・水・木・土・日曜日の10時から13時までと比較的短い時間のみなので、ご注意ください。また、カメラやビデオなどの撮影は禁止されていて、大きな荷物の持ち込みも禁止されているため、観光の際は入場前に預ける必要があります。

以前は衛兵の交代も名物の一つでしたが、現在は衛兵の代わりに警備員が立っていて、衛兵の交代は見ることができなくなっています。

11.聖ワシリイ大聖堂(モスクワ)

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赤の広場の南側にある聖ワシリイ大聖堂は、ロシアの聖堂の中でも最も美しい聖堂の1つ。9つの色鮮やかな玉ねぎ型のドームが特徴的で、ロシアの観光名所となっています。

独特の色使いと形状をした聖ワシリイ大聖堂ですが、建築当初はこのような派手な形状ではなく、17世紀になってから現在の形状へと変化しました。9つのドームの下にはそれぞれ礼拝堂が配置されていて、中央礼拝堂は高さ46mもあります。

現在の姿はポストニクとバルマによって設計されたものですが、その美しさを見たイヴァン雷帝が、このような美しい建築物を二度と作れないように、と二人の目を潰してしまったという話はあまりにも有名です。

聖ワシリイ大聖堂の魅力は昼間のカラフルな外観だけではありません。夜になるとライトアップされ、昼とは違った光景を見ることができます。1日で2回楽しめる観光スポットになっています。

12.救世主キリスト聖堂(モスクワ)

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1883年から40年以上かけて建設された救世主キリスト聖堂は、1931年にスターリンの命令によって爆破され、跡形もなくなってしまいました。その後2000年に再建され復活し、一般に公開されるようになりました。

1万人が収容できる救世主キリスト聖堂は、建設当初の様相を忠実に再現しています。高さ103mの黄金に輝く玉ねぎ型ドームの下には礼拝堂や博物館、お土産屋などがあります。また、聖堂内では帽子をかぶることは禁止されているので観光の際はご注意ください。

◎まとめ

ロシアの観光地12選、いかがでしたか?名前は知らないけど見たことがある、名前は知っているけどロシアとは知らなかった、という観光地があったのではないでしょうか。もちろん、今回紹介した観光スポット以外にも、魅力あふれる観光スポットはまだまだあります。

冬でも、夏でも、見どころ満載のロシアをぜひ訪れてみてください!きっと、素敵な体験があなたを待ってますよ。それでは、ロマンあふれるロシア観光の旅へ行ってらっしゃい!

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