バイカル湖観光の拠点、シベリア・イルクーツクの人気観光スポット33選

画像出典:Artem Svetlov/flickr

バイカル湖観光の拠点、シベリア・イルクーツクの人気観光スポット33選

イルクーツクは、ロシアのシベリア地方に位置する都市。首都モスクワとはシベリア鉄道で繋がり、ロシア極東と中央アジアを結ぶ交通の要衝です。世界遺産のバイカル湖にも近く、バイカル湖観光の拠点としても人気の都市です。

1825年の自由主義を求めた反乱運動「デカブリストの乱」で貴族が流刑にされた土地でもあり、その影響を受けて街並みが帝都サンクトペテルブルグに似ていると言われています。そんなイルクーツクとバイカル湖周辺の観光スポットをご紹介したいと思います。

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バイカル湖観光の拠点、シベリア・イルクーツクの人気観光スポット33選

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1.Ploshchad Kirova

イルクーツクで最初に訪れることが多い観光スポットが広場Ploshchad Kirovaです。イルクーツク中心部にあり、1908年から1年間この地で過ごした革命家キーロフを記念して名付けられました。

イルクーツク州政府、教会、言語大学などの建物に囲まれ、中央には美しい噴水があります。かつてはにクレムリン(要塞)が近くにあったため「クレムリン広場」とも呼ばれていたそうです。

アンガラ川近くには、第二次大戦の英雄を偲ぶ「永遠の火」が燃えているので、こちらも併せて観光に訪れてみてください。冬にはクリスマスツリーが飾られ氷の像が並んでロマンチック。市民の憩いの場にもなっていて、とても美しい場所です。

2. Spasskaya Tserkov

Spasskaya Tserkovはキーロフ広場の北側に建つロシア正教会。東シベリアで最古の石造教会の一つで、イルクーツクの観光名所となっています。

18世紀に建てられたもので、白壁と緑のドームが美しい教会として知られています。現在はイルクーツク郷土博物館の分館として利用されています。1850年から1860年にかけて鐘楼が増築されました。観光客も5階の鐘突堂まで登ることができ、ここからイルクーツクの街を眼下に見ることができますよ。

外壁には宗教画が描かれていて、観光客の撮影スポットとしても人気です。隣接するボゴヤブレーニエ寺院と共にロシアの重要文化財に指定されている、オススメの観光スポットです。

3. Znamenskiy Convent

出典: Clay Gilliland/flickr

次のイルクーツクの観光スポットはZnamenskiy Convent。ウシャコフ川の岸辺に位置する、イルクーツクで最も古いロシア正教会の女子修道院です。もとは1693年に建てられた木造の教会ですが、老朽化が進んだため1762年に石造りの教会として建て替えられました。

内部には、17世紀から19世紀にかけて描かれたイコンやピョートル大帝から贈られた聖書などが展示されています。また、ロシア革命に反対した指導者コルチャークの像や18世紀後半の航海家シェリホフ、デカブリストの乱で流刑にあった貴族たちが埋葬されている墓があることでも知られています。イルクーツクに来たらぜひ観光に訪れてください。

4.Volkonsky House

「デカブリストの乱」に加わりシベリアに流刑になった貴族ヴォルコンスキーの住居跡が、記念館Volkonsky Houseとなって観光用に一般公開されています。ヴォルコンスキーは30年にわたるシベリア流刑生活のうち、17年間をイルクーツクのこの家で過ごしたそうです。

館の中にはヴォルコンスキーの家族が所有していた品々が展示されていて、とても興味深い観光スポットとなっています。イルクーツクの歴史を知るうえで、ぜひ訪れてほしい観光名所ですね。

(デカブリストの乱は、ウィーン体制下のロシアで1825年に起こった自由主義を求める青年将校の反乱。しかし政府軍の反撃によって鎮圧され、首謀者は絞首刑となりました。また、事件に関係したと思われる500人が捕らわれたそうです。)

5. 130地区

かつて「シベリアのパリ」とまで呼ばれたイルクーツクの、古き良き街並みを再現している観光スポット。カラフルな木造建築が並び、レストランやカフェ、みやげ物屋などが並んでいて、観光客に人気のスポットです。

「モードヌイ・クバルタール」という、2013年に新しく作られたモールもあり、ブティックやフードコート、スーパーマーケットがあり、観光客や地元の人で賑わっています。

ここは再開発された観光地区で、伝統的な木造建築のレプリカや銅像など見どころ多数。明るい雰囲気のストリートでイルクーツクのグルメやショッピングなどをお楽しみください。

6. Kazansky Church

Kazansky Churchは19世紀に創建されたロシア正教の教会で、カラフルで装飾的な建物は目を引きます。イルクーツクには多くの教会がありますが、Kazansky Churchは撮影スポットとしても観光客に人気です。

内部のイコンや天井の装飾などはたいへんな華やかさで圧倒されます。宗教画で覆われた壁「イコノスタス」は、インドから運ばれた花崗岩に中国人の工芸家が刻んだもの。こちらも必見ですよ。ただし、内部は写真撮影ができないので注意してくださいね。

Kazansky Churchは7年の歳月をかけ1892年に完成しました。典型的なビザンチン様式の建物で、まるでおとぎ話に出てくるような外観!イルクーツクでも最も大きい教会の一つとなっています。

7. Provincial Museum

イルクーツクの郷土博物館Provincial Museum は1782年に開館されたロシアで最も古い博物館の一つで、イルクーツクのおすすめ観光スポット。もともとの建物は1879年に焼失してしまいましたが、1891年には現在の形で再建されました。石器時代から現在までのイルクーツク地方の歴史に関する資料など、30万を超える所蔵品があり、人気の観光スポットです。

1階はシベリア先住民や開拓当時の風俗を紹介していて、使われていた食器、民族衣装、玩具、住居の様子などが展示されています。2階はソビエト時代からの歴史が展示され、特に17世紀のロシアのシベリア進出に関する資料は貴重なものとなっています。ぜひ観光に訪れてくださいね。

8. Trubetskoy house

18世紀にデカブリストの乱を起こした貴族たちはイルクーツクなどに流刑となりました。その中で中心的な存在であったトルベツコイ公爵が流刑された家が保存されて、観光客に一般公開されています。公爵は1845年から大赦される1856年までこの家に住んでいました。

デカブリストの乱では、流刑となった夫の後を追い、11人の妻が貴族身分を放棄してシベリアへ向かいましたが、 そのことは後にロシアの革命を目指す人々に大きな影響を与えたと言われています。

特にこちらのトルベツコイ公爵の夫人とヴォルコンスキー夫人は自分たちの気持ちを詩で表現し、革命気運の起こっていたロシアで評判になったそうです。

9. Monument to the Founder of Irkutsk

イルクーツク創始者の記念碑Monument to the Founder of Irkutskは、市制350年を記念して2011年9月14日に建てられました。アンガラ川沿いにあり、スパスカヤ教会やバガヤヴリェーンスキー聖堂、キーロフ広場にも近いところにあるので、併せて観光に訪れてください。日本語のガイドブックには「コサックの像」と表記されていることもあります。

1652年にコサックの一隊が毛皮をとるためにアンガラ川の河畔に設けた宿営地が、イルクーツクの起源といわれています。その後、毛皮や砂金の交易地として発展していきました。

そんなイルクーツクの創始者たちを讃えた像はとても美しく、観光客の撮影スポットとしても人気。イルクーツクを訪れた際にはぜひ観光に訪れてみてくださいね。

10.Irkutsk Academic Drama Theater

イルクーツク市街地から10分ほど、カールマルクス通り沿いにある白と赤のコントラストで目を引く美しい建物。こちらも観光客の撮影スポットとして人気。オペラやバレエ、演劇などを上演している劇場Irkutsk Academic Drama Theaterです。

クリスマスには子供向けの劇も上演しているので、タイミングが合うのならぜひ鑑賞してほしいですね。ロシア語となりますが、簡単で楽しい話が多いので見ているだけでも楽しいですよ。

またロシアらしくドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」など本格的な劇も上演しているので、観劇が好きな方に特におすすめの観光スポットです。

11. Gallery of V. Bronshteyn

こちらは、現代絵画を中心に展示しているギャラリーで、イルクーツクの観光スポットの一つ。イルクーツクの地元のアーティストを支援する目的で2011年に設立されました。

2015年には大規模な改修が行われ、スペースが広くなりより多くの作品が展示されるようになりました。会議室や子供のためのギャラリーなども併設されています。

コレクションは、シベリアの大自然を描いた風景画のほかに、イルクーツク地方の伝統文化をモチーフにした彫刻など幅広いものとなっています。ミュージアムショップもあるので、イルクーツクのユニークな観光土産が見つかるかもしれませんね。ぜひ観光に訪れてみてください。

12. アレクサンドル・コルチャックの銅像

ロシア革命時に反革命軍の総司令官だったアレクサンドル・コルチャックの銅像です。コルチャックは、1873年サンクトペテルブルクの貴族の家に生まれ、海軍に入隊し力を尽くしました。

1917年にロシア革命が勃発すると、反革命政権の総司令官に就任、革命政権である赤軍と戦うことになります。当初は外国の支援もあり優勢となるのですが、友軍であったチェコ軍に捕らえられ、最後はイルクーツクで処刑されてしまいます。

ロシアやイルクーツクの歴史を感じることができる観光スポットとして、多くの人が訪れています。イルクーツクに来た際にはぜひ観光に訪れてくださいね。

13. バイカル湖

イルクーツクに来たらぜひ観光に訪れてほしいのがバイカル湖。3000万年にできた世界最古の湖で、世界遺産に登録されています。最大水深1634~1741mと水深も透明度も世界一。周囲632㎞にもおよび22の島がある巨大な湖で、バイカルアザラシやチョウザメなど1000種以上もの固有種が生息しているんですよ。

バイカル湖は観光化が進んでいて1年を通して観光に訪れることができますが、特に冬のバイカル湖は一面の銀世界に湖は一面厚い氷で覆われた絶景となります。気温はマイナス30度の極寒ですが、それでも人を引きつける魅力あふれる風景なんです。

バイカル湖へはイルクーツクからバスで2時間、シベリア鉄道で4時間ほど。イルクーツクから1日観光で訪れることができます。ぜひロシアが誇る世界遺産を観光してみてください。

14. Baikal Limnological Museum

バイカル湖へ来たらぜひ訪れてほしいのがバイカル湖博物館Baikal Limnological Museum 。バイカル湖畔のリストビャンカにあり、イルクーツクからのツアーで訪れることが多い観光スポットです。

ここではバイカル湖に関する歴史や固有の生き物などについて紹介されていて、日本では見ることができないバイカル湖特有の生物を数多く見ることができます。ころっとした丸い「バイカルアザラシ」は、かわいいと観光客にも人気!

ミュージアムショップもあり、限定グッズが販売されているのでイルクーツクやバイカル湖の観光土産も見つかりそう。イルクーツクに来たらぜひ観光に訪れてくださいね。

15. Olkhon Island

Olkhon Islandはバイカル湖内最大の島で、イルクーツクからの観光ツアーで人気のスポット。日本の奄美大島とほぼ同じ大きさの島で、シャーマンの聖地と言われています。

ここは、チンギス・ハン時代の迫害から逃れて来たモンゴルのシャーマンの隠れ家だった場所で、北アジアではシャーマンの最後のとりで。外国人観光客が多く訪れる巡礼の地でもあります。

島内にはホボイ岬、シャーマン断崖、ボガトィリ岬、ジマ山など多くの観光スポットがあります。これらの場所は、昔からシャーマンの儀式が行われてきた神聖な場所。
イルクーツクからは少し遠いのですが、イルクーツクを訪れた際にはぜひ観光に足を延ばしてください。

16. 木造建築博物館タリツィ

木造建築博物館タリツィはイルクーツク市からバイカル湖に向かう途中にあり、イルクーツクからの観光ツアーでも立ち寄ることが多い観光スポット。市内から約50キロ、来るまで約1時間のところにあります。

ここは18世紀頃のロシアの村を再現し展示している屋外博物館で、バイカル湖の先住民ブリヤート人の村やロシア人の村が再現されています。教会・要塞・小学校など、伝統的な木造の建物が立ち並んでいてとても興味深い観光スポット。

また、森の中には小屋、水路、穀物倉庫、農機具などがあり、散策をしながら楽しむことができます。イルクーツクに来たらぜひ観光に訪れてみてください!

17.Irkutsk Catholic Cathedral

出典: commons.wikimedia.org

近年建てられたモダンなカトリック教会Irkutsk Catholic Cathedralも観光スポットになっています。ロシアで苦難の歴史を辿ったカトリック教会。その歴史は19世紀後半にまで遡ることができます。

初めてイルクーツクにカトリック教会が建てられたのは1884年。1930年まで教会としての機能を果たしていましたが、その後キリスト教は禁止され、教会は音楽ホールとして使われました。80年台の政治改革ペレストロイカ以降に再び信教が自由になりますが、祭壇を壊して巨大なパイプオルガンが置かれていたため、教会として使用するのが困難な状態に(現在のオルガンホール)。

カトリック教徒の熱心な働きかけにより、現在の場所に教会ができたのが2000年。以来、カトリック教徒の心の拠り所となっています。オルガンも導入され、オルガンコンサートも開催されています。イルクーツクに来たらぜひ観光にお立ち寄りください。

18. Sukachev Manor

1885年から1898まで13年間イルクーツクの市長だったVladimir Platonovich Sukachev氏の自宅を美術館として開放しています。Sukachev氏はここで家族とともに暮らし、チャリティ・イベントなども行うなどイルクーツクの発展に大きく貢献しました。

Sukachev氏はアート収集家としても知られ、イルクーツク出身のアーティストの作品を中心としたコレクションが室内に展示されています。

Sukachev氏の自宅には政治家だけではなく、音楽家、芸術家、科学者、作家などイルクーツクの著名人が常に集まっていたそうです。イルクーツクの歴史を知る上でぜひ訪れてほしい観光スポットです。

19. The Organ Hall

かつてカトリック教会だったところにドイツ製のパイプオルガンが設置され、オルガンホールとなっています。地元の人や観光客にも人気のスポット。イルクーツクで最も音色のいいパイプオルガンと言われ、コンサートには多くの人が音楽鑑賞に訪れます。

イルクーツクのこのオルガンホールで最初にコンサートが開かれたのは1978年。以来、国内外の演奏家が訪れ、定期的にコンサートが開催されています。

コンサートの日時をご確認の上、ぜひ音楽鑑賞に訪れてみてください。イルクーツク観光のいい思い出になると思います。外観も雰囲気たっぷりな可愛らしい教会なので、ぜひ観光に訪れてくださいね。

20. Moskovskie Vorota

モスクワ門Moskovskie Vorotaは市制350周年の記念に2011年に建てられた、高さ20mの門です。

1813年から19世紀末まで、イルクーツクを訪れた人は、市の入口にある門で登録をしなければならなかったそうです。門は次第に損傷が大きくなり改修の必要があったのですが、ロシア革命により改修できず1925年に崩壊していまいました。2011年になって再築されました。

現在Moskovskie Vorotaは市の入口として、またシンボルとして観光客を迎えています。イルクーツクを訪れた際にはぜひ観光に訪れてみてくださいね。

21.Alexander the Third monument

ロシア皇帝アレクサンドル3世の記念碑Alexander the Third monumentは、イルクーツクでぜひ訪れてほしい観光スポット。アレクサンドル3世は1908年にシベリア鉄道の出発地点に建てられましたが、わずか12年後の1920年に破壊されてしまいました。そして1964年にはシベリア開拓者の碑がその場所に建てられました。

2003年、シベリア鉄道開通100周年記念にAlexander the Third monumentは元の場所へ戻って来ました。それ以降、この像はイルクーツクのランドマークとして親しまれています。

撮影スポットとして観光客にも人気なAlexander the Third monument。イルクーツクを訪れた際にはぜひ観光してくださいね。

22.Irkutsk Synagogue

イルクーツクではでは唯一のユダヤ教の礼拝堂であるIrkutsk Synagogueは、ユダヤ・コミュニティの中心にあり、ぜひ訪れてほしい観光スポット。ホールには博物館があり、イルクーツクのユダヤ・コミュニティの歴史に関する資料が展示されています。

もとは小さな家で始まった集会が後に大きな礼拝堂(シナゴーグ)になりました。1890年にはイルクーツクではで最大の図書館が併設され、4,200冊の本が所蔵されていたそうです。その後、1930年のロシア革命で信仰が禁じられ、教会の建物は倉庫や学校、会社、ジムなど様々な用途に使われて来ました。

また、二度の大火に見舞われ、現在のシナゴーグが再建されたのは2009年のことだそうです。イルクーツクに滞在した際にはぜひ観光に訪れてみてくださいね。

23. Bogoyavlensky Cathedral

Bogoyavlensky Cathedralはイルクーツクで最も大きい教会で、イルクーツクでぜひ訪れてほしい観光スポット。この石造りの教会は1718年に建てられ、大地震や火事などの被害に幾度も見舞われながらも、その姿を保ってきました。

ソ連時代には、教会は製菓工場として使われたそうです。ペレストロイカで宗教が解禁となり、18年かけて復元されました。イルクーツクを訪れた際にはぜひ、観光に訪れてみてください。内部の壁画やイコンも見ごたえがあり、観光客にも人気があります。

24. Harlampios Church of the Archangel Michael

数多くの教会を持つイルクーツク。Harlampios Church of the Archangel Michaelも美しい教会のひとつとして観光スポットになっています。

1777年から1790年にかけて建設されたこの教会は、海の守り神として知られています。イルクーツクの水兵たちは長い航海に出る前には必ず訪れ、無事を祈った場所だそうです。

1904年にはロシア革命時に反革命軍の総司令官だったアレクサンドル・コルチャックがSophia Omirovとこの教会で結婚式を挙げたことでも知られています。イルクーツクを訪れた際にはぜひ、この教会も観光に訪れてくださいね。

25.Svyato-Troitsky Church

Svyato-Troitsky ChurchはHarlampios Church of the Archangel Michael と並んで5th Army Streetにある美しい教会。こちらも人気の観光スポットです。

ソ連時代にはシベリア地方唯一のプラネタリウムがここに作られ、イルクーツクでは人気の観光スポットとなっていました。その後プラネタリウムは損傷が激しく使われなくなり、長い年月をかけて復元工事が行われました。

1998年にシベリア・スタイルの美しい教会の姿に戻り、以来、イルクーツク市民に親しまれています。イルクーツクに来たらぜひ観光に訪れてみてくださいね。

26.Sunni mosque

Sunni mosqueはイスラム教徒の礼拝堂(モスク)で、20世紀初頭に建てられました。こちらもイルクーツクの観光スポットの一つになっています。

1920年から1930年にかけてソ連では信仰の自由がなく、イルクーツクのこのモスクも厳しい監視を受けますが1940年までイスラム教徒の祈りの場として存続しました。1980年に火事で焼失してしまい、10年の歳月をかけて再築されました。今でもまた工事は続いていますが、モスクとしての役割を果たしています。

観光客も内部を見学することができるので、イルクーツクを訪れた際にはぜひ観光に訪れてみてください。

27.Arshan

Arshanはイルクーツクから車で3から4時間ほどのところにある観光スポット。Tunka National Parkという国立公園の中に位置します。Tunka Mountainsという山脈のふもとにあり、標高893m。温泉が湧き出ていて、イルクーツクの人びとの保養地としても知られています。

巨木が生い茂る森林があり、ハイキングもおすすめ。また、美しい滝を見ることができ、観光スポットとしてもおすすめです。イルクーツクに来たらぜひ、Arshanも観光に訪れてくださいね。シベリアの大自然に癒やされてください。

28.Listvyanka

バイカル湖畔にある小さな村Listvyankaは、イルクーツクからのバイカル観光に立ち寄ることが多い場所です。

Listvyankaには観光スポットがいくつあります。湖畔の展望台やバイカル湖博物館、高台の展望台、かわいい外観の教会、市場など、ゆっくりと村をご覧ください。イルクーツクからの予定が日帰りであれば、朝早くイルクーツクを出発すると、余裕を持ってListvyankaの村を観光することができますよ。

またListvyankaにはホテルもあるので、日程に余裕がありましたらぜひListvyankaに滞在して、のどかなバイカル湖畔の観光を楽しんでください。

29.Aistenok puppetry theater

Aistenok puppetry theaterはイルクーツク唯一の人形劇専用の劇場で、水色と白のかわいい外観の建物は撮影スポットとしても観光客に人気です。80年以上の歴史を持つ古い劇場で、コンパクトなホールではどの位置からもステージをよく見ることができますよ。

子供向けのストーリーが多いのですが、大人も十分楽しむことができます。イルクーツクの文化に触れることができると思いますので、時間があったらぜひAistenok puppetry theaterにも足を運んでみてください。上演は午前か午後の早い時間に始まることが多いですよ。。

30.Okhlopkov Irkutsk Academic Theater

イルクーツクでいちばん人気のある劇場がこのOkhlopkov Irkutsk Academic Theater。1850年にオープンした、イルクーツクで最も古い歴史がある劇場です。ピンク色にレンガ色の模様が入った建物で、写真スポットとしても観光客におすすめです。

劇やコンサート、ダンスなど幅広いプログラムがほどんと毎日のように上演されているので、ぜひイルクーツクの観光と併せて足を運んでみてください。子供向けのプログラムも多く上演されていていますよ。イルクーツクの観光の思い出に観劇もいいですね。

31. 旅行者の像

イルクーツクには数多く銅像が建っているのですが、この帽子をかぶった旅行者の銅像もその一つ。カールマルクス通りとリトビノフ通りの交差点に建っています。この銅像と一緒に写真を撮る観光客も多く、人気観光スポットにもなっているんですよ。

イルクーツクにはそのほかにもユニークな銅像がたくさんあるので、見つけてみてくださいね。カールマルクス通りには、ソ連で60~70年代に一世を風靡した喜劇映画監督Leonid Gaidaiの像もあります。映画の一シーンを再現しているそうで、こちらも観光客に人気の写真スポットになっています。イルクーツクを訪れたら、観光がてらいくつ銅像を見つけられるかチャレンジしてみるのも楽しいですよ。

32.Museum-Icebreaker Angara

ロシアで最初の砕氷船の一つ「アンガラ号」が観光用に一般公開されています。19世紀に作られた蒸気船で、バイカル湖で活躍しました。イルクーツクを観光で訪れた際にはぜひ、このアンガラ号も観光に訪れてみてください。イルクーツクの歴史を知る上で、貴重な存在ですよ。

博物館ではバイカル湖の歴史と砕氷船に関する資料が展示されていて、とても興味深い物となっています。当時の写真や船の模型、道具などが展示されていて、一見の価値がありです。

33.Pribaikalskiy National Park

出典: Sergio Tittarini/flickr

Pribaikalskiy National Parkはバイカル湖の南に位置する国立公園。2.500種以上の生き物が生息する自然の宝庫として知られていて、イルクーツクからの人気観光スポットの一つになっています。

この地方に特有の動物も多く、シカやムースなども生息しています。一年を通して訪れることができ、たいへん美しい景観が望めると観光客に人気です。ハイキングコースも整備されているので、ぜひ歩いてみてください。

シベリアの大自然を感じることができる観光スポット。イルクーツクやリストビャンカからツアーが出ています。

◎まとめ

イルクーツクは教会が多く、その美しい外観は写真の撮影スポットとしても人気があります。また街のいたるところに銅像が建っていて、観光客にも人気を呼んでいます。

バイカル湖観光の拠点として訪れることが多いイルクーツクですが、観光スポットも多いので街歩きも楽しんでみてくださいね。イルクーツクにはここでご紹介した以外にも、まだまだ多くの観光スポットがありますよ。ぜひ観光しに訪れてくださいね。

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