名称:タージ・マハル(Taj Mahal)
住所:Dharmapuri, Forest Colony, Tajganj, Agra, アーグラ Uttar Pradesh 282001, India
人口世界第1位、国土面積世界第7位を誇る国、インド(インド共和国)。北にヒマラヤ山脈がそびえ、東南西がインド洋(ベンガル湾・アラビア海)に面したインドは、広大なインド亜大陸のほとんどを占めています。
インドは独自の文化が織りなす観光名所が魅力で、世界遺産登録数は国内に43件を誇る注目の国です。「インドといえばカレー」なんてことはなくなる、インドの魅力的なおすすめ観光スポットを厳選21選でご紹介します!
目次
【インド全土】必見の観光スポット21選|独自の文化に触れる旅
- 1. タージ・マハル[アーグラ]
- 2. アーグラ城塞[アーグラ]
- 3. 風の宮殿/ハワー・マハル[ジャイプール]
- 4. ジャンタル・マンタル[ジャイプール]
- 5. 赤い城/ラール・キラー[デリー]
- 6. クトゥブ・ミナール[デリー]
- 7. グルドワラ・バングラ・サーヒブ[デリー]
- 8. ロータス・テンプル[デリー]
- 9. フマユーン廟[デリー]
- 10. メヘラーンガル城砦[ジョードプル]
- 11. ガンジス川[ワーラーナシー(バラナシ)]
- 12. マハーボディ寺院/ブッタガヤの大菩提寺[ブッタガヤ]
- 13. ハンピの遺跡群[ハンピ]
- 14. アレッピーのバックウォーター[ケララ州アレッピー]
- 15. チャール・ミナール[ハイデラバード]
- 16. チャトラパティ・シヴァーシー・ターミナス駅[ムンバイ]
- 17. バンドラ・ワーリー・シーリンク[ムンバイ]
- 18. ゴアの教会と修道院群[ゴア]
- 19. エローラの石窟寺院群[アウランガバード]
- 20. アジャンター石窟群[アウランガバード]
- 21. ヴィクトリア・メモリアル[コルカタ]
- ◎インドのおすすめ観光スポットまとめ
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1. タージ・マハル[アーグラ]
言わずと知れたインドの代表的な世界遺産「タージ・マハル」。まさにインドのシンボル的な建築物として、世界中から訪れる観光客を魅了し続けています。
この白亜の霊廟は、ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、亡くなった最愛の王妃ムムターズ・マハルのために約22年の歳月をかけて建設しました。「世界で最も美しい愛の証」として名高く、写真で見る以上に荘厳で完成された雰囲気を放っています。
タージ・マハルは、白大理石が持つ色彩の変化も魅力!時間帯によって色合いが変わるのが特徴で、特に夜明けとともに空がオレンジやピンクに染まり、白大理石が淡く輝く朝日の光景は、息をのむ美しさです。
2. アーグラ城塞[アーグラ]
ムガル帝国第3代皇帝アクバルによって建設が開始された荘厳な「アーグラ城塞」は、世界遺産にも登録されているインド観光で欠かせない美しい城塞です。かつてインドの中心地として栄えたムガル帝国の歴史を体感できる貴重な場所で、当時の絶大なる力を今に伝えています。
城塞を周囲約2.5kmにわたって取り囲む、高さ約20mの巨大な城壁は圧巻。この城塞は赤砂岩で築かれていることから、その外観の赤さが印象的であり、「赤い城(レッド・フォート)」とも呼ばれています。
城塞内は赤砂岩の外壁とは対照的に、白い大理石で造られたいくつもの美しい宮殿やモスクが点在しており、赤と白のコントラストが、より一層際立ったムガル芸術の美を放っています。
名称:アーグラ城塞(Agra Fort)
住所:インド 〒282003 Uttar Pradesh, Agra, Rakabganj, アーグラ・フォート, India
3. 風の宮殿/ハワー・マハル[ジャイプール]
インドのラジャスタン州、「ピンクシティ」と呼ばれるジャイプールのシンボル的な建築物が「ハワー・マハル」です。ハワー・マハルとはヒンディー語で「風の宮殿」を意味し、正面には950以上の小さな窓(ジャーローカー)が蜂の巣のように連なるユニークな外観を持っています。
この無数の小窓は、イスラム文化の影響下で顔を隠し、自由に外出できなかった宮廷の女性たちが、姿を見られることなく街の賑わいや祭りの様子を眺められるようにとの配慮から設けられたものです。女性を想って造られたという背景が、この建物をより魅力的にしています。
一見すると壁のように見えますが、内部は奥行きがなくとも広い中庭やテラスがあり、常に心地よい風が吹き抜けるよう設計されています。
上階まで上がることができ、小窓から当時の貴婦人たちと同じ目線でジャイプールの街並みを眺めることができるのも大きな魅力。最上階からは、ピンク色に統一された美しい街並みを眼下に一望できます。
名称:風の宮殿/ハワー・マハル(Hawa Mahal)
住所:Hawa Mahal Rd, Badi Choupad, J.D.A. Market, Pink City, Jaipur, Rajasthan 302002, India
4. ジャンタル・マンタル[ジャイプール]
「ジャンタル・マンタル」は、18世紀初頭に天文学者でもあったマハーラージャ・ジャイ・シング2世によって建設されたと呼ばれる大型の天文台。インド北部に5か所ありますが、ジャイプールに位置するジャンタル・マンタルは最大規模を誇り、世界遺産にも登録されている野外天文台です。
それぞれの星座を観測するために設計された12星座観測器など、当時の科学的な探求心と遊び心が共存。敷地内には約20もの精密かつ巨大な観測機器が設置されており、当時のインドが誇る最先端の天文学的知識と技術が結晶化しています。
中でも注目すべきは、高さ約27mにも達する巨大な日時計『サマル・ヤントラ』で、2秒単位の精度で時間を計測することができたとされています。インドの歴史だけでなく、素晴らしい科学技術に驚きを隠せないジャンタル・マンタル。風の宮殿から近いので、ぜひ併せて観光してみてください。
名称:ジャンタル・マンタル (Jantar Mantar)
住所:Gangori Bazaar, J.D.A. マーケット Pink City, Jaipur, ジャイプル Rajasthan 302002, India
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5. 赤い城/ラール・キラー[デリー]
デリー旧市街にそびえ立つ「ラール・キラー」は、インドが誇る歴史的建築物の中心的存在として、ユネスコ世界遺産『赤い城の建造物群』に登録されています。
ラール・キラーとは、「赤い城」という意味のヒンディー語。約9年の年月をかけて完成したこの城は、威風堂々とした風格です。ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが遷都に合わせて建設し、政治と文化の中心地として栄えました。
城内には、歴代皇帝が使用した「ディワニ・アーム(公衆謁見の間)」や、白い大理石の装飾が施された「ディワニ・カース(私的謁見の間)」など、ムガル建築の精華が残る豪華絢爛な宮殿が点在しています。
またこの城は、インドの独立記念日に首相による演説が行われれるなど、現代インドにおいても極めて重要な場所です。
名称:赤い城/ラール・キラー(Red Fort)
住所:Red Fort Netaji Subhash Rd., New Delhi, India
6. クトゥブ・ミナール[デリー]
デリー郊外にそびえる「クトゥブ・ミナール」は、高さ約72.5mを誇る荘厳な塔(ミナレット)です。
奴隷王朝の初代皇帝クトゥブ・ウッディーン・アイバクが北インド制圧の記念として建立を始めたこの塔は、インド最古のイスラム遺跡群の中心。赤砂岩で築かれたイスラム建築の傑作として世界遺産に登録されています。赤砂岩の塔やモスクの遺跡群は、夕日を浴びる時間帯に特にその彩りが濃く輝き、その美しさは必見です。
またこの遺跡群は、高さ約7mの「錆びない鉄柱」があることでも知られています。モスクの中庭に立つこの鉄柱は、4世紀頃にヒンドゥー王朝によって造られました。約1,500年もの間、雨ざらしでありながらほとんど錆びていないという驚異的な状態を保っています。その秘密は、高純度の鉄の使用や表面のリン酸化合物による保護層にあるなどと言われ、古代インドの高度な冶金技術を今に伝える貴重な遺産です。
名称:クトゥブ・ミナール(Qutub Minar)
住所:Mehrauli, New Delhi, Delhi, India
7. グルドワラ・バングラ・サーヒブ[デリー]
シク教の最も重要な礼拝所の一つ「グルドワラ・バングラ・サーヒブ」は、デリーの中心部にありながら、静寂と奉仕の精神に満ちた寺院。白い大理石造りの建物と、まばゆく輝く黄金のドームが印象的で、デリーの喧騒の中に突如現れる別世界のような美しさを放っています。
寺院の中心にある聖なる池「サロバール」は神聖な場所であり、この池の静けさは、デリー訪問者にとって忘れがたい精神的な体験を提供してくれるでしょう。
シク教は ”すべての人々の平等” を重んじる教えであり、この寺院は宗派、国籍、貧富を問わず、誰もが温かく受け入れられます。特に感動的なのが、敷地内にある無料の共同食堂「ランガル」です。ここでは毎日何千人もの人々が、ボランティアによって提供される食事を床に座って平等に共にします。
名称:グルドワラ・バングラ・サーヒブ(Gurdwara Bangla Sahib)
住所:Hanuman Road Area, Connaught Place, New Delhi, ニューデリー Delhi 110001, India
公式・関連サイトURL:https://www.dsgmc.in/DharmParchar/GurdwaraBanglaSahib
8. ロータス・テンプル[デリー]
ムガル帝国の歴史的建造物が並ぶデリーにおいて、現代建築の美しさと斬新さで異彩を放つのが「ロータス・テンプル(バハイ教礼拝堂)」です。
この寺院は、巨大な蓮の花をモチーフにした独創的なデザインで知られており、「デリーのタージ・マハル」と呼ばれるほどの芸術的な完成度を誇ります。
バハイ教の教えに基づき、ロータス・テンプルは特定の宗派を持たず、誰もが訪れて瞑想できる場所として開かれています。純白の大理石で造られた巨大な花びらが天に向かって開き、周囲の青い水盤に映り込む姿はフォトジェニックで幻想的です。
昼間の輝きも美しいですが、夜間のライトアップも荘厳な雰囲気があり、インドの建築的な多様性と平和への希求を象徴するスポットとして人気を集めています。
名称:ロータス・テンプル(Lotus Temple)
住所:Lotus Temple Rd Bahapur, Kalkaji, New Delhi, Delhi 110019, India
公式URL:https://bahaihouseofworship.in/
9. フマユーン廟[デリー]
「フマユーン廟」は、ムガル帝国第2代皇帝フマユーンのために建設された霊廟。インドにおけるムガル様式建築の傑作として世界遺産に登録されています。赤砂岩と白大理石のコントラストが際立つ壮麗な建築と、静かに広がる庭園の調和は、デリーの喧騒を忘れさせる静寂な空間を生み出しています。
左右対称の美しいペルシャ式四分庭園に囲まれたこの霊廟は、インド最初の庭園墓。後にタージ・マハルを建設する際の建築的なモデルとなったことで知られています。ムガル帝国初期の芸術的な成果を今に伝えるフマユーン廟を訪れることは、タージ・マハルへと繋がるインド・イスラム文化の源流に触れることにつながります。
名称:フマユーン廟(Humayun's Tomb)
住所:Mathura Road, Nizamuddin East, New Delhi, Delhi 110013, India
公式・関連サイトURL:https://whc.unesco.org/en/list/232/
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10. メヘラーンガル城砦[ジョードプル]
砂漠の入り口にあたるジョードプル。この街の中心に、岩山と一体化するようにどっしりと構える「メヘラーンガル城砦」があります。
メヘラーンガル城砦は、ラジャスタン州を代表する壮大な城砦の一つです。マールワール王国のシンボルとして、15世紀にラーオ・ジョーダ王によって建設されました。この城砦は現在もマハラジャの子孫が所有し、博物館として公開されています。
荘厳な外観ときらびやかな内観は、豪華絢爛。歴代のマハラジャたちが集めた細密画、衣装、武具などの貴重なコレクションが展示されており、その美しい品々から当時の王族の絶大な財力と権力を感じることができます。
さらに、この城砦から見下ろすジョードプルの街並みもおすすめです。街を見渡す景色はまるで絵画のよう。ジョードプルは、旧市街の家々が青色に統一されていることから「ブルーシティ」と呼ばれています。
城砦内を観光する際は、日本語のオーディオガイドを借りることができます。自分のペースで、城の歴史や内部の宮殿(ターハット・マハル、パール・マハルなど)の豪華な装飾について深く学ぶことができる点魅力です。
名称:メヘラーンガル城砦(Mehrangarh Fort)
住所:Fort Rd, Sodagaran Mohalla, Jodhpur, Rajasthan 342001, India
公式URL:https://www.mehrangarh.org/
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11. ガンジス川[ワーラーナシー(バラナシ)]
ヒマラヤ山脈を源流とし、全長2,500km以上を誇る大河「ガンジス川」。インド亜大陸を潤すこの川は、ヒンドゥー教徒にとって「ガンガー」と呼ばれる聖なる川として深く信仰されています。
この聖なる営みの中心地こそが、世界最古の都市の一つである「ワーラーナシー(バラナシ)」です。ここでは、川沿いの階段(ガート)で、罪を洗い流し解脱へと導くと信じられる沐浴の光景が日常的に見られます。
生と死が隣り合わせで営まれるこの地は、多くの人々が ”死生観が変わる” と語るほど、インドの根幹的な信仰と文化を肌で感じられる、他に類を見ないスポットです。
信仰深い地元の方々にとって沐浴は重要な儀式ですが、残念ながらガンジス川の水質は依然として衛生的ではありません。そのため、観光客の方が気軽に沐浴することは、衛生上の観点から絶対に避けるべきです。川に入ることはせず、岸辺からこの荘厳で貴重な信仰の営みを静かに見学することに留めてください。
早朝の沐浴風景や夕方のプージャ(礼拝)は特に感動的です。ぜひボートに乗って水上から観察することをおすすめします。
名称:ガンジス川(Ganges River / Ganga)
住所:Varanasi, Uttar Pradesh, India
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12. マハーボディ寺院/ブッタガヤの大菩提寺[ブッタガヤ]
仏教の開祖ゴータマ・シッダールタ(ブッダ)が悟りを開いた場所として知られる「マハーボディ寺院」は、インドにおける仏教発祥の地。仏教四大聖地の一つであり、世界遺産にも登録されています。
この寺院で最も重要とされるのが、本殿の裏側で枝を大きく広げる菩提樹です。ブッダはこの木の真下の金剛座と呼ばれる石座の上で瞑想し、大いなる悟りを開いたとされています。現在の菩提樹は、ブッダが悟りを開いた際のオリジナルから数えて四代目の孫樹にあたり、現在は保護のためフェンスで囲まれています。
寺院内には、ブッダが沐浴した蓮池など、ブッダの足跡を辿る多くの聖域が点在しており、参拝者は思い思いに静かにお祈りを捧げています。日本をはじめ世界中から熱心な仏教徒が参拝に訪れるマハーボディ寺院。宗教的背景を持たない方も、この聖なる場所で静かに瞑想を試みれば、心が洗われるような落ち着いた時間を過ごせるかもしれません。
名称:マハーボディ寺院/ブッタガヤの大菩提寺(Mahabodhi Temple)
住所:P.O.Box-2, Bodhgaya, 824231, Gaya, Bihar, India
公式URL:https://bodhgayatemple.com/
13. ハンピの遺跡群[ハンピ]
インド南部カルナータカ州に広がる「ハンピの遺跡群」は、壮大な風景の中に残る世界遺産。かつて14世紀から16世紀にかけて南インドを支配したヴィジャヤナガル王国の首都跡です。
トゥンガバドラー川のほとりに位置するこのエリアは、巨大な岩石がゴロゴロと転がる独特の地形が特徴で、その中に数多くのヒンドゥー寺院、宮殿、城壁の跡が残されています。
ハンピを代表するスポットは、緻密な彫刻が施されたヴィッタラ寺院と、今も現役で信仰を集めるヴィルパークシャ寺院です。特にヴィッタラ寺院にある『石のチャリオット(戦車)』や、叩くと音階を奏でる『音楽の柱』は、当時の優れた建築技術と芸術性を物語っています。
広大な遺跡群を散策すれば、ヴィジャヤナガル王国の栄華と、自然の岩山が織りなす雄大な景観を同時に感じられ、北インドのムガル文化とは異なる南インドの偉大な歴史に触れることができます。
名称:ハンピの遺跡群(Group of Monuments at Hampi)
住所:Hampi, Vijayanagara District, Karnataka 583276, India
公式・関連サイトURL:https://www.incredibleindia.gov.in/en/karnataka/hampi/hemakuta-hill-temple-complex
14. アレッピーのバックウォーター[ケララ州アレッピー]
インド最南端に位置するケララ州は、雄大な自然と温暖な気候に恵まれた地域です。その中でも特に有名なのが、アレッピー(アルプーザ)を中心とする「バックウォーター(裏水路)」です。ここは、アラビア海と並行して広がる湖や運河、水路が網の目のように張り巡らされたユニークな水郷地帯です。
このバックウォーターでは、ハウスボートでのクルーズがおすすめ。かつては米穀運搬に使われていた船を豪華に改装したハウスボートに乗り込み、ヤシの木が茂るのどかな風景の中を進みます。
水路沿いには地元の人々が暮らし、漁業や農作業をする日常の光景が広がっています。「神の国」とも称されるケララ州の静かで豊かな自然と、ゆったりとした時間の流れを体験でるバックウォーターは、北インドの喧騒とは全く異なる、リラックスした旅の魅力を提供してくれるスポットです。
名称:アレッピーのバックウォーター(Alappuzha Backwaters / Alleppey Backwaters)
住所:Alappuzha District, Kerala, India
公式・関連サイトURL:アレッピーのバックウォータークルーズ
https://www.alleppeybackwatertour.com/
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15. チャール・ミナール[ハイデラバード]
南インドのハイデラバード旧市街の中心にそびえ立つ「チャール・ミナール」は、この都市の象徴的なランドマーク。16世紀末にクトゥブ・シャーヒー朝のスルタンによって、疫病の終息を記念して建設されました。
「四つの尖塔」を意味するチャール・ミナールは、イスラム建築の傑作と称される壮麗な建造物。東西南北に開かれた四つのアーチと、その上に立つ四つのミナレットが特徴です。
チャール・ミナールの東西南北にはアーチが開き、すぐ南西には、インド最大級のモスクである「マクカー・マスジッド(Mecca Masjid)」が堂々と建っています。
チャール・ミナールの周囲には、有名なラード・バザール(バングル市場)が広がり、宝石や真珠、色鮮やかなサリーなどを求める地元の人々や観光客で賑わっています。ハイデラバードの歴史と文化、そして活気ある市場の熱気を肌で感じられる、北インドとは異なる南インドの魅力を代表するスポットです。
名称:チャール・ミナール(Charminar)
住所:Charminar Rd, Char Kaman, Ghansi Bazaar, Hyderabad, Telangana 500002, India
公式・関連サイトURL:
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16. チャトラパティ・シヴァーシー・ターミナス駅[ムンバイ]
インド第2の都市ムンバイ(旧ボンベイ)の中心に、世界遺産に登録された現役の駅があります。「チャトラパティ・シヴァーシー・ターミナス駅」は、ムンバイ最大のターミナル駅として今もなお多くの人々が利用しています。
かつては「ヴィクトリア・ターミナス駅」というイギリス王妃の名を冠していましたが、イギリス領時代の排除とインドの歴史的英雄への敬意を示す流れにより、現在の駅名に改められました。しかし、地元ではその頭文字をとって「CST」という略称で親しまれています。
この駅舎は、壮麗なヴィクトリアン・ゴシック建築と、インドの伝統様式が融合した独特なデザインが特徴で、その姿は駅というよりもまるで宮殿や大聖堂のような威厳を放っています。細部にまで施された彫刻や装飾は、イギリス植民地時代の技術の粋と、当時のムンバイの繁栄を象徴。昼間の荘厳な美しさはもちろんのこと、夜間にライトアップされた姿もまた幻想的で、違った魅力を醸し出しています。
通勤者と観光客で大変混雑する場所ですが、インドの歴史と現代の喧騒を同時に感じられる場所として一見の価値があります。
名称:チャトラパティ・シヴァーシー・ターミナス駅(Chhatrapati Shivaji Maharaj Terminus)
住所:Chhatrapati Shivaji Maharaj Terminus, Mumbai, Maharashtra 400001, India
17. バンドラ・ワーリー・シーリンク[ムンバイ]
「バンドラ・ワーリー・シーリンク」は、インドの経済都市ムンバイの新しいシンボル。アラビア海に面したワルソーリ湾に架けられた、全長4kmを超える海上橋です。
インドの高度な土木技術を結集して建設され、市内の交通渋滞緩和に大きく貢献しています。また、経済活動を支える重要な交通の橋として機能する一方で、その壮大な構造と美しいデザインから観光スポットとしても大人気。ムンバイの近代的なスカイラインを際立たせ、日本でいうレインボーブリッジのような存在感を放っています。
さらに、この橋は夜景もおすすめです。日没後に橋全体がダイナミックにライトアップされ、その美しさはインド屈指の夜景として知られています。橋自体の光と、海の上を駆け抜ける無数の車のライトが織りなす光景はとても幻想的。シバジ・パーク周辺など対岸から、ゆったりと眺めてみてください。
名称:バンドラ・ワーリー・シーリンク(Bandra-Worli Sea Link)
住所:Bandra Fort, Byramji Jeejeebhoy Road, Bandstand Road, Mumbai, Maharashtra 400050, India
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18. ゴアの教会と修道院群[ゴア]
インド西海岸に位置するゴアは、かつてポルトガルの植民地支配下にあった歴史を持ち、インド本土とは一線を画す異国情緒とリゾートの雰囲気を持つ地域です。
その歴史的な中心地であるオールド・ゴアに集まる「ゴアの教会と修道院群」は、6世紀に建てられたキリスト教の壮麗な建築群。建築様式にはマヌエル様式、マニエリスム、バロック様式など、ヨーロッパの様々な影響が見られます。アジアにおけるキリスト教布教の拠点として極めて重要であり、世界遺産に登録されています。
なかでも有名なのが、聖フランシスコ・ザビエルの遺体が安置されている「ボム・ジェズ教会(バシリカ)」です。これらの石造りの教会や修道院は、植民地時代の面影を色濃く残しており、インドの歴史におけるヨーロッパ文化の影響を物語っています。美しいビーチリゾートとしての側面だけでなく、深い歴史に触れることができるゴアのもう一つの魅力です。
名称:ゴアの教会と修道院群(Churches and Convents of Goa)
住所:Velha Goa, Goa 403402, India
公式・関連サイトURL:https://whc.unesco.org/en/list/234/
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19. エローラの石窟寺院群[アウランガバード]
インドのアウランガバード郊外に位置する「エローラの石窟寺院群」は、岩山を掘り抜いて造られた34の洞窟からなる壮大な世界遺産です。
この寺院群最大の魅力は、仏教(第1窟~第12窟)、ヒンドゥー教(第13窟~第29窟)、ジャイナ教(第30窟~第34窟)という三大宗教の聖像が一挙に鑑賞できること。それぞれの宗教が共存し、異なる時代に造られた洞窟は、各宗教の芸術と信仰の変遷を物語っており、その造形の美しさと厳かさには感嘆を覚えます。
特に、ヒンドゥー教のエリアにある第16窟「カイラーサナータ寺院」は、エローラ最大の見どころ。この寺院は、幅約47m×奥行き約81m×高さ約33mという巨大なスケールを持ちながら、たった一つの岩盤を上から下へと掘り下げて造り上げられた、ヒンドゥー教建築の最高傑作と称される寺院です。
名称:エローラの石窟寺院群(Ellora Caves)
住所:Ellora, Maharashtra 431102, India
公式・関連サイトURL:https://whc.unesco.org/en/list/243/
20. アジャンター石窟群[アウランガバード]
アウランガバードから北へ離れた渓谷の断崖に、約30もの仏教石窟が連なる「アジャンター石窟群」は、インド仏教芸術の精華を伝える世界遺産です。
エローラ石窟が3宗教の共存であったのに対し、こちらは紀元前2世紀から7世紀頃の仏教一色の石窟であり、その造られた時代も目的も大きく異なります。岩山を横からくり抜いて造られた石窟内には、仏塔や礼拝堂、修行のための僧院などがあり、インド仏教の歴史と信仰を今に伝えています。
アジャンターの最大の魅力は、石窟内に残された壁画の素晴らしさです。エローラが彫刻で知られるのに対し、アジャンターは精緻で色彩豊かなフレスコ画が主役。これらの壁画は、ブッダの前世の物語(ジャータカ物語)などを題材としており、当時の人々の生活や文化、そして仏教の世界観を生き生きと描いています。
その芸術性の高さからインド仏教芸術の宝庫と称されており、少々アクセスに時間を要したとしても、訪れる価値が十分にある荘厳なスポットです。
名称:アジャンター石窟群( Ajanta Caves)
住所:Maharashtra 431117, India
公式・関連サイトURL:https://whc.unesco.org/en/list/242/
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21. ヴィクトリア・メモリアル[コルカタ]
インド東部に位置するコルカタ(旧カルカッタ)にある「ヴィクトリア・メモリアル」は、イギリス植民地時代の面影を伝える巨大な記念建造物です。1901年に亡くなったヴィクトリア女王と、彼女のインド統治50周年を記念して建設されました。
純白の大理石で造られたこの建物は、インド・サラセン様式と呼ばれる、イギリスとムガル建築の要素が融合した独特の様式が特徴です。
ドームの頂上には、『勝利の天使』のブロンズ像が飾られており、その壮麗で威厳のある姿は、当時のイギリス帝国の強大さを物語っています。
現在、内部は博物館となっており、植民地時代の絵画や資料などが展示されています。広大な庭園に囲まれたその姿は非常に美しく、東インドにおけるイギリス統治の歴史を象徴する、重要なランドマークです。
名称:ヴィクトリア・メモリアル(Victoria Memorial)
住所:Victoria Memorial Hall, 1, Queen's Way, Maidan, Kolkata, West Bengal 700071, India
公式URL:http://www.victoriamemorial-cal.org/
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◎インドのおすすめ観光スポットまとめ
今回ご紹介した観光スポット20選からもわかるように、壮大なムガル建築やイギリス植民地時代の歴史、そして古代から続くヒンドゥー教や仏教の深い信仰など、インドの魅力は、計り知れないほど多様です。
タージ・マハルやエローラといった世界遺産を巡る歴史の旅から、ガンジス川で生と死を見つめる精神の旅、さらにはアレッピーのバックウォーターで自然に癒やされる旅まで、インドは旅人の数だけ異なる感動を提供してくれます。「インドといえばカレー」というイメージを超えて、独自の文化が織りなす奥深いインドの魅力に、ぜひ触れてみてください。
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