【世界遺産】タージ・マハルの見どころと観光情報|永遠の愛が眠る白亜の霊廟

観光

【世界遺産】タージ・マハルの見どころと観光情報|永遠の愛が眠る白亜の霊廟

世界的に知られるインドの世界遺産「タージ・マハル」。ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、36歳という若さでこの世を去った最愛の妃ムムターズ・マハルのために建てた白亜の霊廟(お墓)です。一見すると壮麗な宮殿のように見えますが、そこには妃の「後世に残る美しい墓で眠りたい」という遺言を叶えた、皇帝の計り知れない愛が詰まっています。

1858年にムガル帝国は滅亡しましたが、インドを代表するイスラム建築の最高傑作として、タージ・マハルは今もアグラのヤムナー川の畔に美しく佇んでいます。本記事では、タージ・マハルの歴史と見どころに加え、チケットや最新のアクセス情報までわかりやすくナビゲートします。


この記事を書いた人


Y Yasue

京都出身、旅行が趣味です。カプリ島「青の洞窟」、ユングフラウ、アンテロープキャニオン、マウナケアでのサンライズは、特に心に残る絶景でした。またアイスランドでは、オーロラやアイスケーブの神秘的なクリスタルブルーなど、多くの感動を体験しました。これからも、旅の計画に役立つ情報から、心に響くような感動まで幅広く発信していきます!


目次

【世界遺産】タージ・マハルの見どころと観光情報|永遠の愛が眠る白亜の霊廟

目次を閉じる

タージ・マハルとは?

世界遺産「タージ・マハル」(インド・アグラ)

インド旅行を計画するとき、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは「タージ・マハル」ではないでしょうか。インド北部のアグラを代表する観光名所「タージ・マハル」は、かつて「天の楽園をも凌ぐ美しさ」と称えられた、インドを代表するイスラム建築の傑作です。その圧倒的な歴史的・文化的価値から、1983年には世界遺産にも登録されました。

宮殿のようにも見える白亜の建築物ですが、実は、眩いばかりの白い大理石で贅を尽くした「霊廟(お墓)」です。この美しいお墓が建てられた背景には、17世紀にインドを支配していたムガル帝国の第5代皇帝、シャー・ジャハーンの切なすぎる愛の物語がありました。

皇帝が最愛の妃に捧げた「愛の形」

ムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンと妃ムムターズ・マハル

出典: By Unknown author - Shakespeare's England, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=24335405 (CC BY-SA 3.0)

皇帝には、ムムターズ・マハルという最愛の妃がいました。彼女は絶世の美女であっただけでなく、政治の相談にも乗るほど聡明で、皇帝の遠征にも常に同行するほど深く愛されていました。しかし、14人目の子供を出産する際、38歳という若さで帰らぬ人となってしまいます。

最愛の妻を失った皇帝の悲しみは深く、一夜にして髪が真っ白になってしまったという伝説が残るほどでした。失意のどん底にいた皇帝が、妃の来世を弔うためこの世で最も美しいお墓をつくる、と誓ったことから、タージ・マハルの造営が始まったのです。

22年の歳月と、世界の超一流職人が集結

世界遺産「タージ・マハル」(インド・アグラ)

タージ・マハルは、完成までに22年もの歳月がかかりました。

世界遺産「タージ・マハル」(インド・アグラ)

建築にあたっては、フランスから金細工師、イタリアから宝石細工師など、世界各地から一流の職人を招集。その莫大な建築費用は、当時のムガル帝国の国政を揺るがすほどだったといわれています。

ただ美しいだけでなく、永遠の愛と狂気とも言える情熱が計り知れないほど詰まっている場所。そう知ってから眺めるタージ・マハルは、どこか切なく、胸に迫るものがあります。

おすすめポイント①:別世界への入り口「大楼門」

タージ・マハル「大楼門」(インド・アグラ)

赤砂岩で造られた高さ約30mの巨大な「大楼門」は、タージマハルのメインゲートです。

タージ・マハル「大楼門」(インド・アグラ)

大楼門をくぐり抜ける瞬間、暗がりの向こう側の「額縁」に収まるように、真っ白なタージ・マハルがドラマチックに浮かび上がります。

おすすめポイント②:完璧なシンメトリー(左右対称)

世界遺産「タージ・マハル」(インド・アグラ)

タージ・マハル最大の建築的特徴は、計算し尽くされた完璧なシンメトリー(左右対称)。

白亜の大理石が柔らかな曲線を描く中央の大ドームを中心に、4本のミナレット(塔)や、幾何学的に配置されたペルシア風の庭園、池に映る「逆さタージ」に至るまで、すべてが緻密に左右対称で設計されています。

世界遺産「タージ・マハル」マップ(インド・アグラ)

この徹底されたバランスが、見る人に不思議なほどの安定感と、現実離れした神秘的な美しさを感じさせます。どこから切り取っても絵画のように美しい、究極の機能美をぜひ体感してください。

おすすめポイント③:庭園のカラーコントラスト

世界遺産「タージ・マハル」(インド・アグラ)

大楼門を抜けると、目の前にどこまでも美しく整えられた大庭園が広がっています。これはペルシア様式の「四分庭園(チャハル・バーグ)」と呼ばれ、聖典コーランに描かれた “天上の楽園” を地上に再現したものです。

また、白い霊廟を挟むように、東側と西側には赤砂岩で造られた建物が向かい合って建っています。西側にあるのは「モスク(礼拝堂)」、

世界遺産「タージ・マハル」(インド・アグラ)

そして東側にあるのは「集会所(迎賓館)」です。

左右の建物の「赤」と、庭園の緑、アグラの青空が、中央に佇む霊廟の「白」をより一層引き立てています。

おすすめポイント④:時間帯で色を変える白大理石

タージ・マハル 時間帯で色を変える白大理石

タージ・マハルに使用されているのは、インド最高峰の純白の大理石。この大理石は光を柔らかく通す性質があるため、太陽の光の角度によって表情を変えます。

時間帯特徴
ほんのりと優しいピンク色に染まり、幻想的な雰囲気に
正午前後強い太陽光を浴びて、目が眩むほどのまばゆい純白に
夕暮れ時沈む夕日に照らされ、しっとりとした黄金色や、琥珀色に

おすすめポイント⑤:宝石を埋め込んだ象嵌細工「ピエトラ・デュラ」

タージ・マハル ピエトラ・デュラ(象嵌細工)

遠くから見ると、白大理石の壁面に美しい絵が描かれているように見えます。しかし、建物に近づいて目を凝らしてみると、絵の具で描かれたものではありません。

これは、白大理石を削り、そこにカーネリアン、ラピスラズリ、碧玉(ジャスパー)といった本物の貴石・半貴石を一つひとつ削ってはめ込んだ象嵌(ぞうがん)細工「ピエトラ・デュラ」という超絶技巧です。

世界遺産「タージ・マハル」(インド・アグラ)

何百年も前に世界の職人たちが手作業で施した、1ミリの隙間もないほど精緻な花のレリーフ。その細部へのこだわりを知ったとき、この建築に込められた情熱の凄まじさに、再び鳥肌が立つはずです。

おすすめポイント⑥:2人並んで眠る墓(叶わなかったもう一つの計画)

皇帝シャー・ジャハーンと妃ムムターズ・マハルの棺(レプリカ)

霊廟内部には、白大理石の美しい透かし彫りのフェンスに囲まれた、2つの棺が並んでいます。

実は、皇帝シャー・ジャハーンは、対岸に自分のための「黒い大理石のお墓(黒いタージ・マハル)」を建て、愛する妻のお墓と橋でつなぐという壮大な計画を立てていました。しかし、あまりの浪費などが原因で、実の息子(三男アウラングゼーブ)によって近くの城に幽閉されてしまい、その夢は叶わぬものとなってしまいます。皇帝の死後、彼は息子の手によって、最愛の妃の隣にひっそりと埋葬されました。

タージ・マハルはすべてが「完璧な左右対称」に造られていますが、唯一、中央にある妃の棺の隣に、後から皇帝の棺が置かれたため、ここだけ対称性が崩れています。

アクセス

日本からデリー

インディラ・ガンディー国際空港

日本からアグラへ向かう場合、まずは羽田空港や成田空港からインドの首都デリーにあるインディラ・ガンディー国際空港へと飛びます。直行便であれば約9時間(復路は約8時間)、アジア主要都市での乗継便を利用する場合は、約12〜15時間で到着します。

skyticketで格安航空券を予約!

デリー行き航空券の最安値を比較する

デリーからアグラ

インドの特急電車(デリーからアグラへ)

デリーからタージ・マハルのある都市「アグラ」へは、電車(特急列車)での移動が最も一般的で便利です。

デリーからアグラ・カントンメント(Agra Cantt)駅まで、特急列車(ガティマン・エクスプレスなど)で約1時間40分〜2時間。全席指定で、簡易な車内食も配られます。

駅からタージ・マハル

インド「アグラ・カントンメント駅(Agra Cantt)」

アグラ・カントンメント駅からタージ・マハルまでは、車で約15〜20分ほどです。

駅前に一歩出ると激しい客引きに囲まれますが、インドではUberやOlaといった配車アプリが非常に普及しています。アプリを使えば事前に行き先と定額料金が確定するため、ボッタクリを防いで安全に移動できます。

アグラ地下鉄「タージ・マハル駅(Taj Mahal Metro Station)」

【tips】
アグラ市内では近代的な地下鉄「アグラ・メトロ(Agra Metro)」の開通が進んでおり、観光の中心となる「タージ・マハル駅(Taj Mahal Metro Station)」や「アグラ・フォート駅」を結ぶ路線がすでに営業を開始しています。

しかし、デリーからの列車が到着するアグラ・カントンメント駅には、まだメトロが乗り入れていません。そのため、駅から直接タージ・マハルへ向かう際はメトロではなく、配車アプリを利用するのがスムーズ。タージ・マハルからアグラ城など、周辺スポット間の移動に新しいメトロを活用してみてください。

◆デリー発の日帰り観光ツアー

世界遺産「タージ・マハル」(インド・アグラ)

デリーから、日帰り観光ツアーなどが多く組まれています。個人手配の手間や治安・衛生面が心配な方は、デリー発の日帰りオプショナルツアーを利用するのがおすすめです。

チケット情報

Taj Mahal West City Gate
年齢区分外国人観光客料金
一般1,100ルピー + 本堂・ドーム内部200ルピー
15歳未満無料

※オンラインでチケットを購入する場合、1枚につき50ルピー割引
※チケットには、大理石を傷つけないための「靴カバー」と「ミネラルウォーター(500ml)」が含まれています

タージ・マハルは、毎週金曜が休館です。金曜日は敷地内のモスクで礼拝が行われるため、観光客は中に入ることができません。旅行の計画を立てる際は、曜日を必ず確認しておきましょう。

◎一生に一度は行きたい白亜の霊廟

世界遺産「タージ・マハル」(インド・アグラ)

一人の皇帝の「永遠の愛」が生んだ世界遺産、タージ・マハル。完璧なシンメトリーが作り出す神聖な佇まい、光によって表情を変える白大理石、精緻な象嵌細工「ピエトラ・デュラ」、並んで眠る棺など、その魅力は写真や動画だけでは決して計り知ることができません。

治安や衛生面への心配から、インド旅行はハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。しかし、タージ・マハルにはそんな不安をすべて吹き飛ばすほどの圧倒的な美しさがあります。大楼門の向こうに輝く純白の姿を目にしたとき、「本当に行ってみてよかった」と心から感動するはずです。

あなたも次の休みに、この世界一美しい愛のストーリーを体感する旅へ出かけてみませんか?skyticketでは、インド・デリーへの格安航空券や周辺ホテルの予約をスムーズに行えます。ぜひチェックして、一生の思い出になる旅の計画をスタートさせてみてください。

skyticketでeSIMを購入!

インドeSIM(日数選択プラン/ パッケージプラン)を見る

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

アーグラ(アグラ)でおすすめの記事

アーグラ(アグラ)のアクセスランキング