水曜どうでしょう、サイコロの旅1の聖地についてご紹介します。
水曜どうでしょうは90年代後半から00年代前半まで北海道ローカル放送されていたテレビ番組で、俳優として活躍する大泉洋さんの出世作です。
サイコロの旅1はその中でも「最初の企画」として知られるもので、東京から札幌(帰宅)を目指し日本全国へと旅立ちます。
どんなスポットが聖地化しているのか、実際に訪れた場所を参考にしながら見ていきましょう。
目次
【水曜どうでしょう】サイコロの旅1の聖地はどこ?
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水曜どうでしょうとは?
おいおいおいおい、アマプラで水どうシーズン1だけっぽいけど見れるじゃねぇか!!!
— びっきー@ガス愛 (@g_h_lover) November 8, 2024
時間がある人は見ろ、体当たり感がいい番組だぞ。大泉洋や鈴木貴之を全国へ押し出しただけの事はある番組だ。
水曜どうでしょう https://t.co/s0gqk4aZLN
水曜どうでしょうでは1996年から2002年まで、北海道テレビ(TVK)で放送されていた北海道ローカルのテレビ番組です。
基本はタレントの大泉洋さんと鈴井貴之さん(通称ミスター)、口も出す手も出すディレクター2人の計4人で、さまざまな企画へと挑戦していく番組となります。
毎週決まった企画をやる番組ではなく、ロケごとで内容が変わるのが特徴です。北海道ローカルなので道内をプッシュするものもあれば、長期の海外ロケもありました。
全国どころか地球上の各地を旅しますが、決して「旅番組」ではなく、景色や名所を写すのは稀。「移動番組」と称されるほどひたすら移動が多い番組として知られます。
出演者でもないのに出演者より喋るディレクターなど、番組の奇抜さや企画の面白さが話題となり、2024年現在はローカル番組の枠を超えて全国的な人気を博した番組に成長しました。
サイコロの旅とは?
「サイコロの旅」は水曜どうでしょう最初の企画で、後に同番組の看板企画にもなっています。
ルールとしては、1から6まで現在地から出発できる移動手段をディレクター陣が検索。サイコロを投げて出た目に従って移動し、移動先でもそれを繰り返し、最終的にタイムリミットまでに札幌に付ければOKというものです。
サイコロの旅1は東京を出発し、電車やバス、フェリーなどあらゆる手段を駆使して札幌へと向かうことになります。が、もちろん6つも行先の選択肢があることから上手くいかず、サイコロの旅1のスタートから散々な旅となりました。
サイコロの旅が番組を救った!?
元々は前身番組が打ち切られ、「水曜どうでしょう」自体も半年足らずで放送終了予定の番組でした。
そういう背景もあってスタッフ陣は「どうせ打ち切りだから好き勝手やろう」というスタンスになり、北海道ローカルでありながらロクに北海道でロケをしない番組スタイルが確立。「サイコロの旅」に至っては、北海道が映るのはゴールした時のみです。
こうしたスタイルが話題になって人気に火が付き、打ち切りはなくなって番組が継続されることとなりました。この「サイコロの旅」が番組を救ったと言っても過言ではありません。
アン・ルイスさんへのインタビューがきっかけ?
水曜どうでしょうみてたら例のアレ出てきた pic.twitter.com/XCTCQnqTdr
— おたす🫵😷 (@0tasu9) November 11, 2024
サイコロの旅1のスタート地点は東京。しかし、この旅をするために東京を訪れたわけではありません。
初日にはアン・ルイスさんへのインタビューがあり、企画の開始はインタビューが終わって、「そのまま帰るのはつまらないから」と始まったものです。
ちなみにこの企画に何も知らず急に巻き込まれた大泉洋さんは、画面に映る出演者ではありましたが、当時の肩書は「大学生のアルバイト」でした。この後も番組では海外ロケであっても、大泉さんに何も知らせないスタイルが続きます。
2021年頃から度々インターネットで拡散されている「またしても何も知らない大泉 洋さん(23)」の元ネタもこの企画です。
言われるがまま企画に参加させられたものの、これが後に彼の人生を大きく変えることになったのは間違いありません。
サイコロの旅1の聖地はどこ?
聖地巡礼#水曜どうでしょう#サイコロ1#アフターキャラバン pic.twitter.com/rM54hrnGcP
— matka49 (@matka49) November 9, 2024
以下では水曜どうでしょうサイコロの旅1の聖地を、同地で発生した出来事・エピソードを交えつつルート順にご紹介していきます。
順番通り訪れたい方向けの情報や、聖地の注目ポイントも記載しています。ぜひ覗いてみてください。
サイコロ1のルートを確認!
最初にルートをご紹介しますが、サイコロの旅1で一行(以下、どうでしょう班)が訪れたルートは以下の通りでした。
①六本木・新宿スタート→
②深夜(夜行)バスで松山・道後温泉→
③宇和島運輸フェリーで臼杵→
④特急にちりんで小倉駅→
⑤山陽新幹線で新大阪駅→
⑥寝台急行きたぐにで新潟駅→
⑦フェリーで小樽港(北海道)→(ゴール)
北海道が本当にゴールでしか出てきません。第1回からかなり過酷な移動を繰り返しましたが、続編と比べると過酷さは抑えめです。
サイコロの旅1の聖地①六本木・新宿(東京都)
まずは水曜どうでしょうのサイコロの旅、祈念すべきスタート地点である六本木・新宿から見ていきましょう。北海道ローカル番組の記念すべき聖地をご紹介するはずが、いきなり東京です。
前述の通りインタビューが終わり、六本木プリンスホテルの前で始まったロケ。大泉さんは「何が始まるんですか?」となっていたところ、6択の行先が書かれたフリップボードが登場。サイコロの旅が始まります。
2024年現在、この六本木プリンスホテルはなく跡地は「六本木グランドタワー」となりました。この一帯は当時と比べて特に再開発が進み、景観は大きく変わりました。
最初にサイコロを振った場所は今どこにある?
ちなみに最初にサイコロを振ったところは大きな柱が特徴的なエントランスとなっています。奥に進むと「テレビ東京」の入口があります。なお北海道テレビ局はテレビ朝日系列で、テレビ東京系列ではありません。
記念すべき聖地でありながら、目の前は別のテレビ局という。偶然とはいえ微妙に嚙み合いません。
六本木プリンスホテル跡地へのアクセス
六本木プリンスホテル跡地の最寄り駅は東京メトロ南北線の「六本木一丁目駅」です。新宿・東京いずれからでも、中央線で四ツ谷駅から乗り換えて徒歩でアクセス可能となっています。
サイコロの旅ではこのあと、新宿へと向かって夜行バスで「松山・道後温泉」へと向かいます。なお一行がバスに乗った「新宿高速バスターミナル」はすでになく、現在は「新宿バスタ」となっています。
六本木にはもう一つ聖地が
「水曜どうでしょう」がスタートしましたが、空き時間で出演者の二人(大泉洋さんと鈴井貴之さん)が「六本木アマンド」をバックに記念写真を撮っていました。
水曜どうでしょうのパネルを2人で持って撮られた何気ない写真でしたが、レギュラー放送最終回エンディングで最後の映像としても使われます。
直後に流れた同じ構図の「今の写真」とあわせて、「6年間の思い出」が詰まった感動の1枚です。
サイコロの旅1の聖地②道後温泉~八幡浜港(愛媛県)
続いての聖地は愛媛県松山の道後温泉です。新宿を出発して夜行バスで一夜を過ごし、到着します。
一行が乗った「オレンジライナー」は、2024年5月に東京~松山間のバスが廃止されました。ただし、オレンジライナーではないものの同様の路線をスカイチケットで予約可能です。ただし、残念ですが徳島を先に経由するため、番組内で通った瀬戸大橋は通りません。
愛媛県松山はお城や温泉など名所が多数ある都市で、中でも道後温泉は特に四国有数の温泉として知られています。一行も次の行先を決めるサイコロを振る前に、温泉を楽しんでいました。なおサイコロ2以降、こういった寄り道・観光要素は減っていきます。
大泉さんが転んだところ
到着後のロケ中、出演陣がフレームアウトした直後に誰かが転ぶ音が響きました。カメラが音の方向を向くと、大泉さんが滑って転倒していました。
この滑って転倒したところは、道後温泉本館の入り口前になります。一行がとりあえず浸かった温泉もこの道後温泉本館です。
道後温泉本館へは近くまで「道後温泉本館駅」が通っています。駅からは徒歩5分ほどの距離です。
サイコロの旅1の聖地③臼杵(大分県)
道後温泉でのサイコロでは「臼杵(大分)」が行先となりました。すぐ電車で松山駅へ。特急宇和海に乗り、フェリーで移動するために「八幡浜駅」へと向かいます。
八幡浜の港から宇和島運輸フェリーを利用して、臼杵港へ。こちらのフェリーはスカイチケットでも予約可能です。1日に6~7便が往復と本数が多いので移動しやすいフェリーと言えます。
番組内では九四フェリーに乗ったとされますが、九四フェリーは伊方町の三崎港発着なので、おそらくこの宇和島運輸フェリーを利用したようです。
臼杵からはどこへ?
九州・臼杵のサイコロでは、1に札幌直行便の選択肢がありながらこれを逃し、九州最北の地である「小倉」行きが出ました。
サイコロを振ったのはフェリーターミナル入り口にある大きな看板の下で、現在はデザインが変わっているようです。
臼杵の滞在時間はほんの少しで、そこから電車で移動することになります。出目への抗議のため、大泉さんがサイコロを蹴っ飛ばし後でミスター(鈴井さん)に怒られていましたね。
また小倉へ向かう途中の駅で、「アメリカ合衆国まできた」とネタにされていた宇佐駅(USA駅)があります。
臼杵は国宝の石仏や醤油の製造で知られ、城下町としても有名な都市です。
北海道から見れば遠く馴染みがない町ですが、サイコロ1で経由したことにより「フェリーで行ける街」としてファンからの知名度が急速に高まりました。
サイコロの旅1の聖地④小倉駅(福岡県)
臼杵の次の目的地は「小倉」です。臼杵港から臼杵駅へ向かい、「特急にちりん」で小倉駅へ。「にちりん」は現在も運行されており、宮崎から小倉まで九州東部の各都市を結びます。ただし「にちりん」の殆どが大分止まりなので、大分駅で「特急ソニック」に乗り換えて小倉へ向かうルートがおすすめです。
小倉についてから再びサイコロを振りましたが、出た目は新幹線で「新大阪」。ちなみに当時北海道に新幹線はありません。また当時学生の大泉さんにとっては、これが人生初の新幹線乗車になりました。
ついてすぐ移動してしまったため、臼杵含めて九州の滞在時間はほんの数時間。一行にはこれがそもそも九州初上陸の方もいましたが、あっさりと去ることになります。
小倉は観光地として有名
小倉は駅近くに聳える古城、「小倉城」や、門司港の名物ある「焼きカレー」のお店があるなど、どうでしょう班のようにすぐ立ち去るには惜しい観光地です。
後を追って出発するのも良いですが、せっかくなので立ち寄って観光してみましょう!
サイコロの旅1の聖地⑤新大阪駅(大阪府)
新幹線で新大阪に到着しましたが、すぐサイコロで次の行先を目指したため、大阪での滞在期間も短時間に終わります。
初のサイコロの旅、疲れてきたのか「次のサイコロで終わりにしましょうね」と意気込みますが、次に出た目は「寝台急行きたぐにで新潟」。まだ企画は続き、しかもこの旅はサイコロで「ホテルで一泊」が出なければ、車中泊しかないことが明らかになっていきます。
なお寝台券は3枚しか取れず、一番若いという理由で大泉さんのみ普通席に乗車。疲労困憊の中「普通席で車中泊」という、信じられない強行移動を敢行しました。
寝台急行きたぐには廃止
サイコロ1で登場した「寝台急行きたぐに」は2012年に廃止されました。大阪から北陸への最終列車も2時間半繰り上がり。夜行便はなく、北陸方面へは「サンダーバード」などを利用する必要があります。
放送当時と違って新潟まで電車で一本ではなく、複数特急を乗り継ぐ複雑な路線と変わっている点、注意が必要です。
電車はありませんが、大阪→新潟間を走る高速バスはあります。
サイコロの旅1の聖地⑥新潟駅(新潟)
3日目朝に新潟駅へと到着し、すでに心身ともにボロボロの状態ですが再びサイコロを振って今度こそ帰札を目指します。
新潟駅で出たサイコロの目は、なんと「フェリーで北海道上陸」。いよいよ北海道行きの目を出し、無事にゴール決定です。
あっさり終わるかと思いきや、移動時間が18時間かかるという事実を聞き大泉さんは激昂。上裸で「早く帰らせろ!」抗議をしましたが「時間がないんだわ」で取りつく島もなく船に乗せされました。
新潟から小樽までのフェリーも、skyticketで予約可能です。
最後のサイコロを振った「新潟駅前のバス停」は、要所の見た目が新しくなってはいるものの、当時の面影が残ります。
サイコロの旅1の聖地⑦小樽(北海道)
いよいよ小樽から北海道に上陸してゴールとなりましたが、再放送の「classic」などではエンディングと字幕であっさりと終わってしまって背景の映像が映されたのみに留まりました。
前述にもあった通り、北海道ローカルでありながら初めての北海道の映像です。時間も微妙に余ってしまい、タレント二人がフェリーターミナル玄関口前で始発まで時間を潰しています。
テレビ番組のエンディングとは思えませんが、記念すべきかつ今後の企画でも珍しい初の時間内ゴールの場所です。今後もこの独特なスタイルは崩さずに放送されていき、道内最大のコンテンツとして世に広まっていくことになります。
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