夏の北海道旅行で楽しみにしていることは何でしょうか。何といっても雄大な北海道ですから、観光やゴルフなどのアクティビティが目的で訪れる方が多いと思います。中には「新鮮でおいしい海鮮料理を味わいたい!」と、思っている方もたくさんいらっしゃるでしょう。そんな方の期待に応えるべく、夏の北海道で海鮮料理を楽しめる宿をご紹介します。
津軽海峡で獲れる函館のイカ、積丹ブルーの景色と一緒に楽しみたい積丹の生ウニ、利尻昆布と共に育ったミネラルたっぷりの利尻のウニ、それに道東のシャケやイクラ、サンマ。海に囲まれた北海道の海の幸を挙げれば切りがありません。これら新鮮な海鮮を思う存分味わえる、海鮮料理自慢の宿を紹介します。
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夏の北海道を味わおう!大満足な海鮮料理の宿6選
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1.函館 湯の川温泉 啄木亭
JR函館駅から車で約20分、市電に乗り30分程度で函館市電「湯の川温泉駅」に到着します。昭和63年に開業した「函館 湯の川温泉 啄木亭」は、市電の駅から近くアクセスしやすい大型温泉旅館。広々とした日本庭園と海鮮料理が人気の宿です。
客室でいただく郷土料理の和食膳は、魚介や旬の食材など豊富な品数に満腹間違いなし。お好みで、三大蟹盛合せや鮑踊り焼きなどの一品メニューも追加できます。
道南18市町別グルメコーナーが人気のバイキングレストラン「ザ・キャビン」では、イカや貝など函館の海の幸、にぎり寿司、リンゴ鍋などの創作料理が好評。北海道はもとより、函館周辺市町村の食材を使用した郷土料理や揚げたての串カツ、キッズコーナーやデザートも充実しています。朝食は、海鮮丼やイカの天むすやなど、啄木亭ならではのメニューがそろっていますよ。
最上階の11階には「空中露天風呂」と銘打った眺めのよい露天風呂があります。函館山や函館空港に離着陸する飛行機、海と山並み、函館の街まで一望。夜には美しい夜景や星空を見ながらゆったり浸かることもできます。お風呂上りには茶室をイメージした落ち着いた休憩室で、景色を眺めながらくつろいでください。3タイプの有料貸切風呂は、テレビとマッサージチェアを完備した広々としたプライベート空間。のんびりと湯の川温泉のお湯を堪能できます。アロマエステやマッサージのリラクゼーションメニューもあり、小さな子供連れのファミリーからご高齢の方まで楽しめる北海道の温泉旅館といえるでしょう。
2.函館湯の川 湯元漁火館
北海道函館といえば、豊富な海鮮物が所狭しと並ぶ活気ある朝市が有名です。函館湯の川「湯元漁火館」は、仲買い資格者であるオーナー自ら海鮮市場へ足を運んで食材を仕入れているという、こだわりの料理自慢の宿。津軽海峡に面した、湯の川温泉街の南東部にあるこぢんまりした料理旅館です。
大きな窓から北海道の海が一望できる広間でいただく夕食は、生ウニやイクラ、新鮮なホタテの貝殻焼きなど豪華な海鮮料理が並んでいます。その新鮮さ、美味しさに驚きを隠せません!養殖物・冷凍物・輸入物は一切使用せず、函館近海で獲れた新鮮な魚介のみを使用した自慢の料理を堪能してくださいね。
ホタテの貝殻焼きは、ホタテの身を食べた後の殻にご飯を入れておじやにして食べるとまた絶品。ホタテの濃厚な出汁と、香ばしい醤油の風味、海の恵みをあますところなくいただけます。生マグロにアワビ、透明でコリコリのイカの刺身などの海鮮はもちろんですが、素朴な味付けで素材の旨みをを活かした魚の煮つけも人気があります。
豊富な湯量の100パーセント天然温泉の露天風呂では、湯船に浸かりながら函館山、イカ漁の時期には漁火、天気の良い日は下北大間を見ることもできるんです。大浴場のほか、露天風呂付きの客室もあります。
館内や客室は、ヒノキやケヤキなど天然木の温かみと香りに包まれた、すみずみまで掃除の行き届いた清潔で落ち着く空間。湯元漁火館ではオーナーこだわりの新鮮食材の絶品料理と、北海道の海を眺めながら浸かれる良質な温泉をゆったり味わう、そんな贅沢な時間を楽しめます。
名称:函館湯の川 湯元漁火館
住所:北海道函館市根崎町375-1
公式・関連サイトURL:http://www.isaribikan.net/index.html
3.積丹町 海鮮の宿・お食事 みはらし荘
夏の北海道イチオシは積丹(しゃこたん)エリアでしょう。神威岬(かむいみさき)から黄金岬の神秘的な海岸線、積丹ブルーの島武意(しまむい)海岸などの絶景、夏にしか味わえない生ウニなど魅力が盛りだくさん!
そんな積丹エリアでおすすめの宿を紹介しましょう。札幌方面から国道229号線の海岸沿いを車で黄金岬のほうへ走り、積丹町に入ってすぐ左手に見えるのが「みはらし荘」。淡い色の外壁に白いテラス、洋風でかわいらしいペンションのような外観の建物が、海鮮の宿・お食事処です。
ここの料理の自慢は、なんといっても素材の新鮮さ。地元積丹産の生ウニ、天然アワビやホタテ、ホッキなど、天候に関わらず提供できるように生簀が設置されています。サクラマス、イクラ、甘エビなど、海鮮はその時一番旬で美味しい新鮮な物を使用するというこだわりぶり。至れり尽くせりで、まさしく海鮮好きにはたまらない宿です。
4月下旬~10月下旬ごろはお食事処としても営業しているので、ドライブ途中の食事処としても利用可能。新鮮な生うに丼や活あわび丼、海鮮丼から生うに4品コース、ボタンエビや活ホタテの磯焼きなど、想像しただけでお腹が鳴りそうですね。屋根付きのテラスで、積丹ブルーの景色と浜風を感じながら新鮮な海鮮を味わう、これぞ夏の北海道、積丹の醍醐味です。
名称:積丹町 海鮮の宿・お食事 みはらし荘
住所:北海道積丹郡積丹町大字美国町字厚苫10-7
公式・関連サイトURL:http://www.miharashiso.com/
4.積丹・和のオーベルジュ 美国観光ハウス
積丹町役場のある美国(びくに)町、そこに隠れ家風な佇まいとして存在するのが積丹・和のオーベルジュ「美国観光ハウス」です。2015年3月にリニューアルされ、琉球畳を使用した和室などとても落ち着く空間に生まれ変わりました。温泉宿ではありませんが、札幌からの途中に古平温泉、奥には岬の湯積丹など、日帰り温泉施設が近くにありますので、食事前に温泉に入りに行くのもおすすめです。
海鮮が有名な北海道積丹にある美国観光ハウスは、「ミシュランガイド北海道2012特別版」で2つ星を獲得した実績の宿。そんな美国観光ハウスで、積丹の海鮮を堪能しましょう。
まず驚くのが「お造り」の盛り合わせ。氷を敷き詰めた上に広がるガラスの器、中央にはアワビと生ウニ、それを囲むように本マグロ、ヒラメ、大きなボタンエビなど、季節の刺身が種類豊富に並んでいます。
次に目を惹くのがウニ!たっぷりの生ウニをはじめ、ウニの卵寄せ、宝生焼、香ばしさがたまらない焼きウニご飯など、まさにウニづくし。一度その料理を味わうと何度も足を運ぶ道内のリピーターが多いというのにも納得。器にまで気を配った創作料理は、北海道のおいしい海鮮をお腹いっぱい堪能できます。
美国観光ハウスから歩いて5分程の所にある美国漁港からは、水中展望船「ニューしゃこたん号」に乗船できますよ。美国港を出港し、約40分かけて積丹の海岸線を周遊するというもので、水中の様子も見られます。美国観光ハウスで料理を味わい、美国漁港に足を延ばして「しゃこたんブルー」と名高い積丹の海を船で観光してみてはいかがですか。
名称:積丹・和のオーベルジュ 美国観光ハウス
住所:北海道積丹郡積丹町美国町船澗49
公式・関連サイトURL:http://bikuni-kanko-house.la.coocan.jp/bkh3/index.html
5.虎杖浜温泉 心のリゾート 海の別邸 ふる川
北海道の虎杖浜(こじょうはま)温泉をご存知でしょうか。虎杖浜は、北海道の温泉地で有名な登別の南東、白老(しらおい)町にある、海に面した温泉郷です。太平洋で獲れる毛ガニ、タラコ、ホッキ貝など新鮮な海鮮が豊富であるとともに、「白老牛」と呼ばれる黒毛和牛の生産にも力を入れています。平成20年に北海道で開催された「洞爺湖サミット」の晩餐会で、各国のVIPから高い評価を受けて注目を浴びた白老牛。北海道を代表する和牛として大人気の白老牛も、ぜひ味わってください。
2010年にオープンした虎杖浜温泉「心のリゾート 海の別邸 ふる川」は、JRの虎杖浜駅より登別方面寄りの海岸に位置していて、露天風呂、広々としたラウンジ、ラウンジから続く足湯のある外のテラス、オーシャンビューの客室など、あらゆるところから噴火湾を眺めることができる開放的な宿です。
北海道産ワインの食前酒からはじまり、北海道産の旬の野菜を使った前菜、前浜で獲れた海鮮の刺身、釜ゆで毛ガニ、虎杖浜のタラコ、白老牛の陶板焼き、噴火湾産のホタテなど豪華なメニューが並びます。季節によって異なった旬の食材に恵まれている虎杖浜では、四季折々の料理が楽しめますよ。
食事だけでなく、豊富な湯量の温泉も見逃せません。弱アルカリ性で、美肌効果の期待できるとろりとしたお湯はまるで化粧水のよう。季節ごとに香り湯も提供しており、春はクマザサ湯、夏はイタドリ湯、秋は昆布湯、冬は生姜湯で寛ぐことができます。ニーズに合わせて、有料で岩盤浴や貸し切り風呂も利用できます。ふる川は新鮮な海鮮料理と、北海道の景色、温泉を楽しめる三拍子そろった宿です。
名称:虎杖浜温泉 心のリゾート 海の別邸 ふる川
住所:北海道白老郡白老町虎杖浜289-3
公式・関連サイトURL:https://www.kokorono-resort.com/index.php
6.利尻島 北国グランドホテル
おいしい海鮮料理を味わうのなら、北海道の離島「利尻島」にも足を運んでみませんか。稚内から西へ約20km。日本海に浮かぶ利尻島は、肉厚の利尻昆布や夏場の生ウニで有名な島。そんな北海道の夏の離島を堪能できるのが、利尻島「北国グランドホテル」です。冬の期間は休業しますが、夏は新鮮な海鮮料理や利尻富士の登山を目的に、たくさんの観光客が訪れています。
天然温泉と、リーズナブルな価格で海鮮料理が大満足できるのが北国グランドホテルの大きな魅力。中でも、肉厚の利尻昆布で育った生ウニは別格の味わいです。毛ガニ、利尻産のサケを使ったチャンチャン焼き、北海道のフキを使用した自家製蕗味噌の前菜などは絶品。「こんぶらん」というネーミングがユニークな昆布を使ったデザートは、売店でお土産として購入できます。
無料レンタサイクルや星空観賞会のサービスもある北国グランドホテルでは、海鮮料理と一緒に、北海道の離島の大自然も体感できます。
名称:利尻島 北国グランドホテル
住所:北海道利尻郡利尻富士町鷲泊栄町93
公式・関連サイトURL:https://rishiri.e-tetora.com/
◎まとめ
海に囲まれた北海道は、種類豊富な海鮮が魅力。すぐにでも行ってその新鮮さを味わってみたいところばかりです。北海道は海鮮以外にも、新鮮な野菜や山菜などおいしい農作物がたくさん採れます。それらの恵まれた食材をふんだんに味わいたい方にこそ、料理自慢の宿がおすすめ。北海道の雄大な景色を眺めながら温泉に浸かり、おいしい料理に舌鼓を打つ。そんな楽しみ方は休暇の過ごし方として最高ですよね。北海道ならではの海鮮をはじめとした魅力的な料理の数々、あますところなく全部おいしく味わってください!
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