紅葉の名所「養老渓谷」を巡る癒しの旅。温泉も楽しめる!

画像出典:小野真志 / PIXTA(ピクスタ)

紅葉の名所「養老渓谷」を巡る癒しの旅。温泉も楽しめる!

養老渓谷(夷隅郡:いすみぐん)は、千葉県を流れる養老川によって形成されている渓谷です。いくつもの滝が流れていたり、温泉やお寺など、様々な観光スポットがあるほか、秋には紅葉が見頃を迎え多くの観光客が訪れる有名スポットです。春夏秋冬どの時期に行っても、それぞれの楽しみがあるでしょう。そんな季節によって姿を変える養老渓谷の魅力をご紹介します。

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紅葉の名所「養老渓谷」を巡る癒しの旅。温泉も楽しめる!

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6つの滝を巡る「滝めぐりコース」

養老渓谷は千葉県有数の温泉地で、多くの滝がありパワースポットとしても有名です。「滝めぐりコース」と呼ばれる遊歩道を歩くハイキングコースは特に人気で、ご利益を求めて多くの人が訪れています。この「滝めぐりコース」は約2kmの道のりで、養老の滝(粟又の滝)、千代の滝、万代の滝、昇龍の滝、小沢又の滝、金神の滝の6個の滝へ行きます。

それぞれ滝の大きさや流れが違ったり、金神の滝は金運アップのご利益があったりなど、どの滝も全く異なりますがどれも絶景です。遊歩道は整備されており歩きやすく疲れにくいハイキングです。「滝めぐりコース」の他にも「大福山・梅ヶ瀬コース」、「バンガロー村・弘文洞跡コース」というハイキングコースもあります。

観音橋を渡って「出世観音」に会いに行こう

養老渓谷内の立國寺にある「出世観音」。開運招福の観音、祈祷の名詞として親しまれ、源頼朝が再起をかけて祈願したと言われています。場所は養老渓谷入口の観音橋を渡り、トンネルを抜けた先にあります。

「出世観音」は、安産祈願、合格祈願、良縁成就、商売繁盛などの特徴があり、様々なご利益があるスポットです。約800年間養老渓谷を見守り続け、人々に愛される「出世観音」。歴史に思いを馳せながらパワーをもらいに行ってみてはいかがですか。

あじさいに彩られた「麻綿原高原」

妙法生寺にある関東随一のあじさいの名所「麻綿原高原」。1951年に寺の復興を願い植えられたこのあじさい群は、住職が心を込めて育て、今では季節になると約2万株が咲き誇ります。標高約340mと低山ですが、平地より涼しいため見頃は7月上旬から中旬です。

あじさいの種類は日本古来の「ホンアジサイ」で、白色から淡い青色へと変化していきます。一面に咲き誇るあじさい群の青と葉の濃い緑のコントラストはまさに壮観。一度は生で見てみたいものです。

近くには駐車場があるため車でアクセスできるほか、鉄道、路線バスでもアクセスが可能です。駐車場から妙法生寺までの道のりにもあじさいが咲いており、ゆっくりと自然の中を歩くことができます。

紅葉の季節は「梅ヶ瀬渓谷」がおすすめ

川幅4〜4.5m、高さ30〜50mの浸食崖が両岸にある「梅ヶ瀬渓谷」は美しい紅葉が咲く名所として知られています。千葉県内3位の人気を誇る紅葉の名所として、見頃を迎えると日本国内のみならず、海外からも多くの観光客が訪れる有名スポット。

現在の宮崎県にあたる九州高鍋藩出身の教育者日高誠実が、「梅ヶ瀬渓谷」沿いに400株の梅を植えたことが始まりと言われています。紅葉の見頃は例年10月中旬から11月下旬までで、真っ赤に彩られた紅葉の木々を見上げるのも良いですが、落葉時には紅葉の絨毯もでき、その光景は圧巻です。

色鮮やかな紅葉の中を歩くハイキングは日常のことを忘れて清々しい気持ちになります。道は整備されていますが、山の中をハイキングするのでスニーカーなど歩きやすい靴で行きましょう。

「大福山」からの絶景も見逃せない

大福山は標高292mと市原市で一番高い山で、山頂には白鳥神社という日本武尊を祀る神社があります。樹林の階層構造がとても発達しており、高木層にはスタジイ、亜高木層にはモチノキ、低木層にはサカキなど多種多様な森林が生い茂っているほか、ハネゴケやニワスギゴケなど、緑豊かな自然を存分に感じられます。

大福山は先ほどご紹介した「梅ヶ瀬渓谷」へと下る道はハイキングコースにもなっており、秋には真っ赤に染まった紅葉を楽しみながらハイキングすることが可能。さらに山頂には展望台があり、360度大自然の山々の絶景を心ゆくまで見渡すことができます。天気の良い日には奥の方に海を見ることもできます。

旅の締めは「ごりやくの湯」でいかが?

たっぷりと自然にパワーをもらった後は「ごりやくの湯」で旅の疲れを癒しませんか。「人に対するいたわりの心を大切にした休憩施設づくり」を目指している「ごりやくの湯」では、露天風呂と内湯があり、養老渓谷の大自然を眺めながらゆっくりと温泉に浸かることができます。リウマチや冷え性、腰痛などに効果があり、旅の疲れだけでなく、日々の疲れも癒してくれるでしょう。四季折々違った景色を眺めることができるため、何度訪れても景色に飽きることはありません。

貸しタオルも200円で販売されているため、手ぶらでも温泉に入ることができます。入浴料は大人1100円(18時以降850円)、小学生700円(18時以降500円)、3歳以上550円(18時以降450円)です。施設内には食事処もあり、カレーやうどん、蕎麦などをいただくことができます。(2019年12月現在の料金です。)

アクセス

【車でお越しの場合】
・館山自動車道市原ICから約50分
・東京湾アクアライン木更津ICから約25分、市原鶴舞ICから約18分

【電車でお越しの場合】
・東京駅から五井駅で降り、五井駅から養老渓谷駅まで約2時間
・JR外房線大原駅から上総中野駅で降り、上総中野駅から養老渓谷駅まで約1時間

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