■アブダビの国旗
アブダビは他の首長国と区別するために、国旗(市旗)のデザインが異なります。
もともとはドバイなどと同じでしたが、1969年に白い部分を小さくしたカントンデザインへと変更になりました。
アブダビはUAEの首都であり、エキゾチックでモダンな雰囲気が多くの旅行者を魅了する観光都市でもあります。アブダビへの行き方をはじめ、アブダビの物価や治安、年間の気温と適した服装などなど、アブダビ観光に役立つ情報満載でお届けします!
目次
アブダビ観光お役立ち情報
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アブダビってどんなところ?
20世紀初頭、まだ小さな漁村だったアブダビ。今では目に入るものすべてがエキゾチックでモダンな都市へと様変わりし、アブダビはUAEを代表する観光都市へと日々発展しています。
街並みは洗練され、美しく、イスラム教の礼拝堂モスクはまるでアラジンの世界に飛び込んだような感覚に。
ここからは観光に役立つ情報や、伝統や遺産も残る古代と現代が融け合ったアブダビの国の魅力についてご紹介していきます!
UAE(アラブ首長国連邦)観光・旅行ガイド
アブダビへの行き方
UAEの首都アブダビへは、主に2つのルートを取ることができます。
●飛行機で直接アブダビ(アブダビ国際空港)
●ドバイ国際空港からタクシーやバス
アブダビ観光が旅のメインなら、空港へ直接向かうのが良いでしょう。
ただUAE2大都市の1つドバイも、見逃せないところ。ドバイから日帰りでも行ける距離なので、ドバイ観光を旅の予定に組み込んでみるのも1つです。
ドバイ観光を楽しむための基本情報
日本からアブダビ
日本からアブダビへのフライト方法は2つ。
●成田空港からの直行便
●仁川国際空港や中部国際空港などを経由するトランジット
直行便なら9〜10時間ほど、トランジットを挟むと12〜15時間ほどでアブダビ国際空港に到着となります。
2019/10/29時点での航空券の最安値は、¥68,930〜となっています。
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■日本とアブダビの時差
日本の方がアブダビよりも5時間進んでいます。
日本が金曜の10:00なら、アブダビは金曜の5:00となります。
ドバイからアブダビ
ドバイ→アブダビ間を移動するのであれば、タクシーかバスの利用となります。
■タクシー料金:250ディルハム(≒¥7,500)
■バス料金:25ディルハム(≒¥750)
道路の混雑状況にもよりますが、どちらも移動にかかる時間は1.5〜2時間ほど。時間はほとんど変わらないので、行き帰りで交通手段を変えて違ったアブダビの街並みを楽しむのも1つです。
タクシーは車体の色がシルバーかゴールド、白が目印。ピンク色は女性ドライバーなので、同乗者に女性がいる場合にのみ乗車可能となっています。
またドバイ→アブダビをバスで移動するなら、現金を用意しておく必要があります。
日本でいうところのSuicaやPASMOと似た交通系カードで「ノルカード(Jgi nol:5ディルハム≒¥150)」の購入が必要になります。
アブダビ行きのバスが出る「アル・グバイバ駅」か「イブン・バトゥータ駅」のバスステーションで購入できます。
トランジットでも楽しめるアブダビ国際空港
アブダビ国際空港はユニークな内装と質の高い施設が、トランジットで利用する人から高い評価を受けている空港になります。ターミナルが第1〜3まであり、独特なデザインで注目を集めているのが第1ターミナル。出発ゲートの通路は宇宙船内のようなで、SF映画に出てきそうな空間が続きます。
そしてゲートを抜けるとそこに広がるのは、円形のフロアが幾何学模様でデザインされた異空間。インパクトの強い斬新なデザインは、ここが空港であることを忘れてしまいそうなほどです。
その他の施設も充実しており、仮眠室やシャワールーム、各所に電源スペース、ラウンジ、飲食店、お土産屋さんなど数時間でも過ごせます。
またイスラム教の国となるため世界的な飲食店チェーンのメニューでも独自のものが多く、新しい味と出会えるかもしれません。
トランジットを利用しない人でも、アブダビ国際空港は1つの観光スポットとしても楽しめます。
到着後や帰国前などに、時間に余裕があれば巡ってみるのも◎
アブダビの気温と観光に適した服装
雨も少なく、温暖な気候が特徴のアブダビ。1年を通し日中は過ごしやすいことも多いですが、時期によっては酷暑となったり、昼と夜の寒暖差が大きいことも。
快適に過ごすためにも、荷造りする前の服装チェックは忘れずに!
各季節ごとの気温や適した服装を簡単にご紹介します。
3〜4月(春):平均気温25℃前後
3月から気温はぐんぐん上昇します。
また4月に入ると酷暑となる日が少しずつ増え、最高気温も30℃を超えることも。
ただ朝晩は気温が下がることも多く、ちょっぴり肌寒さを感じるかもしれません。
そのため薄手のシャツやパーカーなどがあると、なにかと便利です。
5〜9月(夏):平均気温34℃前後
アブダビが本格的な夏に突入します。
最高気温が40℃を超えることも珍しくなく、酷暑続き。
雨も少ないこの時期は、日中の日差しで肌がジリジリ焼かれるような痛さを感じます。
さらに夏の終わりにはシャルキ(高湿の風)が吹き、暑さに湿度がプラスされます。
そのため肌の露出を抑える服装とマメな水分補給で、熱中症予防を心がけてください。
また砂嵐に見舞われることもあるので注意!
10〜11月(秋):平均気温27℃前後
夏の暑さのピークは通り過ぎますが最高気温も30℃前後なため、まだまだ暑さ対策が必要になります。もともと雨が少ないアブダビ(年間雨量95mm)ですが、10〜11月からは雨が降る時期。
ペルシャ湾に面しているため、雨によって急に冷え込む日もあります。ウィンドブレイカーなど、携帯に便利な薄手の上着が1枚持っていると重宝します。
12〜2月(冬):平均気温20℃前後
日本は冬になれば厚手のコートやダウンなどが重宝しますが、アブダビは少し勝手が違います。日中でも最高気温が25℃くらいになるので、厚手の羽織りものは不要です。
ただ寒暖差が大きい時期ではあり、夜には気温が13〜15℃まで下がるので重ね着できる程度の上着や長袖を持っていくのが◎
アブダビの観光おすすめ名所
アブダビでオススメする観光名所をいくつかご紹介します。
【コルニーシュ】
ベルシャ湾に面する、約8kmにも及ぶ遊歩道。アブダビでもっとも美しい景観と言われ、高層ビル群に沈む夕日も美しいです。
公園やレストラン、カフェなどもあり、天気の良い週末は賑わうスポットとなります。
【ヤス島】
ヤス島は、2006年に造られた人工島。マリーナを中心にホテルやショッピングモール、エンターテイメント施設が立ち並び、時期によってはF1グランプリも開催されています。
【ルブアルハリ砂漠】
アブダビのほとんどを占める世界最大の砂漠、ルブアルハリ砂漠。ここではラクダに乗って砂漠を散歩したり、バギーに乗って砂漠を走ったり、スノボの板で砂丘を滑るサンドボーディング、鷹(タカ)と記念撮影など、砂漠ならではのアクティビティーを堪能できます。
【シェイク・サイード・グランド・モスク】
アブダビを象徴する「シェイク・サイード・グランド・モスク」。UAE全体でも見てもかなり珍しい、異教徒でも見学できる礼拝堂になります。
足元には世界一大きなペルシャ絨毯、天井には重さ12トンにもなるシャンデリア、しかも建物がすべて大理石で建てられており、贅沢の極みとはこのこと。
拝観にはドレスコードが設けられているので、事前にチェックも忘れずに。
アブダビ観光スポット17選をチェック
F1も開催されるアブダビ
アブダビのヤス島(ヤス・マリーナ・サーキット)では、UAEで唯一のF1グランプリが開催されています。時速300kmの世界でしのぎを削るレースは、爽快感抜群です!
しかもスタートの時間が夕方からスタート。レース中に日没を迎えるトワイライトレース、レースも終盤に差し掛かると完全に日が落ちナイトレースと、1回の観戦でさまざまなレースシーンが楽しめます。
旅行日程とかぶるのであれば、ぜひ観戦してみてください。
【2019年の開催日程】
11/29日(金)18:00 → FP1
11/29日(金)22:00 → FP2
11/30日(土)19:00 → FP3
11/30日(土)22:00 → 予選
12/01日(日)22:10 → 決勝
アブダビの物価について
UAEはアブダビを含む7つの首長国からなりますが、通貨はどこも共通です。
アブダビの通貨:1ディルハム(Dh/AED)≒ 25〜30円
お金持ちのイメージが強い国ですが、物価は日本とさほど変わりません。
むしろ水(500ml)は1ディルハムで購入でき、もっとも便利な交通手段であるタクシーもかなり安いです。
■タクシー料金
3.5ディルハムからスタート
50km以内の移動:1kmごとに1.6ディルハム加算
50km以上の移動:1kmごとに1.69ディルハム加算
送迎料金:3ディルハム
深夜料金(10pm〜6am)
4ディルハムからスタート
50km以内の移動:1kmごとに1.69ディルハム加算
50km以上の移動:1kmごとに1.69ディルハム加算
送迎料金:4ディルハム
※ドバイとタクシー料金は異なります。
そのためアブダビでの買い物や観光での移動で、金銭面に不安を感じることはありません。
ただお酒の値段は、かなり高いです。
限られたレストランでしか飲めず、お決まりのビールの乾杯で1杯¥1,000ほど…
日本の感覚で注文すると、目が飛び出るほど高くつくので注意してください。
【アブダビでお酒を買うなら免税店】
アブダビで安くお酒を買うなら、空港の免税店で購入するのがオススメです。日本で購入する価格とほぼ変わりません。
ただし外で飲み歩いたりはNG。アブダビの旅では、お酒はホテルの部屋で楽しみましょう!
アブダビのホテルについて
アブダビは、ベイエリアや中心地にホテルが集中しています。空港からも30分ほどで到着し観光スポットへのアクセスも良いため、立地に関しては言うことなしです。
気になる宿泊代ですが、1泊の1人あたり相場は次のようになっています。
標準クラス:¥5,000〜10,000
中級クラス:¥20,000〜
高級クラス:¥30,000〜
アブダビには注目を集めるホテルも多数あるので、気になるホテルをチェックしてみてください。
アブダビ旅行におすすめのホテル
アブダビの治安について
世界的にみても治安が安定しているアブダビ。夜でも女性1人で歩く姿もちらほら。
また現地の人はアルコールを一切口にしないので、酔っ払いに絡まれるなどの心配もありません。
ただイスラム圏であるため、昼も夜も服装には注意が必要です。露出が多い服装をしていると、特に女性は物珍しいものを見るようにジロジロ見られ不快な思いをすることもあります。
日本の感覚とは違うことが多いので、その点は注意してください。
まとめ
ドバイと並び、人気の観光都市となるアブダビ。2020年にはサディヤット島で"芸術"と"文化"をテーマにした美術館なども完成予定です。
日々発展を遂げ、訪れた人を魅了してやまない砂漠の街からは今後も目が離せません。
※この記事は2019年12月時点の情報です。