■UAE国旗
アラブの基本色(緑・白・黒・赤)を使ったUAEの国旗は、17世紀の詩人の詩にもとづいて作られました。
緑が豊かな国土、白は清らかな生活、また黒は過酷な戦争や石油、そして赤は戦いによって流された血と犠牲の歴史を表しています。
UAE旅行をお考えの方必見!UAE観光のベストシーズンは?オススメの観光都市は?治安は良い?物価は高い?などなど、行く前に知っておきたい情報盛りだくさん!世界中から注目される人気の観光地、UAE(アラブ首長国連邦)の観光旅行ガイドです。
目次
UAE(アラブ首長国連邦)観光・旅行ガイド
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アラブ?中東?UAEはどこの国?
西アジア・中東に位置する、北海道とほぼ同じ大きさのUAE。アラビア湾入り口に横たわる7つの首長国が集まり、1つの国をつくっています。
ちなみにUAEの意味ですが、
United・・・合併する
Arab・・・アラブ
Emirates・・・(7つの)首長国
※英語で連邦は「Federal」ですが、UAEFとはなりません。
これを日本語にすると「アラブ首長国連邦」。
サッカーなどのスポーツ競技ではUAEと表示されることから馴染みがないかもしれませんが、UAEはアラブ首長国連邦のことになります。
ここ10数年でUAEは、驚くほどの発展を遂げています。お洒落でモダンな首都アブダビ、きらびやかで近代的な大都市ドバイなど、世界中から注目される人気の観光地に。
ここからは旅先で押さえておきたいポイントをいくつもご紹介!
「時期はいつがいいかな?」「おすすめの観光地は?」「こんな時どうすれば…?」など気になるポイントをしっかり解説していきます。
UAEのことを知って、素敵なアラビアンライフをお過ごしください。
UAEの治安事情
全般的に中東の治安には良くないイメージがあるかもしれません。ただUAEの治安に限っては、それとは真逆にあります。
「ワールドエコノミックフォーラム(世界経済フォーラム)」が発表している各国の"安全性と保安"のランキングは、日本を上回っています。
7位:UAE(アラブ首長国連邦)
13位:日本
UAEの治安は良く、政情も安定しています。
とはいえ、海外。
カバンのファスナーを開けっ放しにしたり、席に荷物をおいたまま離れるなどには注意してください。最低限の注意さえ払っておけば、安全に観光できる国となっています。
念のためですが、渡航前には外務省の海外安全ホームページのチェックはお忘れなく。
■ワールドエコノミックフォーラム(安全性と保安)
http://reports.weforum.org/travel-and-tourism-competitiveness-report-2019/rankings/#series=TTCI.A.02
■外務省:海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_042.html#ad-image-0
UAE旅行のベストシーズン
雨がほとんど降らず、平均気温も27℃と1年を通して暖かく乾燥した気候が特徴のUAE。
旅行のベストシーズンは、11月〜3月となっています。
夏季シーズンにあたる4月〜10月に、UAE旅行をおすすめできない理由は3つ。
①気温が40℃を超える
②海岸部では短時間の豪雨になることがあり、洪水になることも
③夏の終わりに高湿の「シャルキ」と呼ばれる風が吹き、湿度が一気にUP
夏の時期は高温多湿へと気候が変わることで、体感温度もかなり高く体力を奪われます。そのため街歩きには不向きな季節となることから、夏のUAEはおすすめできません。
またベストシーズンである11月〜3月の夜は、UAEの気温は10℃台まで下がります。そのため薄手の羽織りものを1枚持っていくと、なにかと重宝するはずです。
日本からUAEに行くには?
日本からUAEへは、直行便を使えば乗り換えなしで行けます。
飛行機の時間は約10〜12時間となり、UAEへ直行便が出ている空港は、「羽田」「成田」「関空」の3つ。
到着は「アブダビ国際空港(AUH)」か「ドバイ国際空港(DXB)」になります。
【日本とUAEの時差】
日本とUAEの時差は日本の方が5時間進んでいます。
日本10:00(日曜) UAE:5:00(日曜)
UAE観光に外せない首長国
UAEは7つの首長国が集まり、1つの連邦国を作っています。その中でも特に注目を浴びているのが、首都の「アブダビ」と最大都市「ドバイ」。観光スポットも盛りだくさんで、どこにいっても驚きや感動の連続です。
しかもアブダビ〜ドバイまでは車で片道1時間30分ほどで行き来できるため、日帰りで楽しむなんてことも。
今世界が注目する2つの都市は、UAE観光では外せません!
【UAEを構成する7つの首長国】
アブダビ首長国/ドバイ首長国/シャールジャ首長国/アジュマーン首長国/ウンム・アル=カイワイン首長国/フジャイラ首長国/ラアス・アル=ハイマ首長国
ドバイ首長国
広大な砂漠や美しい海に恵まれ、さらに街を歩けば天まで届きそうな最先端の超高層ビルが立ち並ぶドバイ。
数多くの"世界一"を持ち、訪れた人に驚きと興奮を与えてくれるエンターテイメントに富んだ都市です。
リーズナブルに、そしてラクジュアリーに、思いのままの旅が楽しめる今訪れたいUAEの観光スポットになります。
ドバイ観光を楽しむための基本情報
アブダビ首長国
歴史、美しさ、近未来、何もかもがエキゾチックなUAEの首都アブダビ。
世界最大のペルシャ絨毯があるモスクや黄金に包まれたホテル、日本では考えられない変わった形をした建物など目に映るものすべてが真新しく、旅行者を魅了します。
ドバイとは違う一面を持つ、アラビアンナイトの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
アブダビ観光お役立ち情報
おさえておきたいUAE基本情報
「こんな時どうすれば…」
異国の地を訪れるのは、なにかと心配事がつきもの。
UAEにいくなら押さえておきたい、基本情報を解説していきます!
UAE入国にビザは必要?
UAEの滞在が30日以内の観光目的であれば、ビザは不要となっています。
ただし条件があるので、注意してください。
☑️パスポートの残存期間:6ヶ月
UAEは新興都市です。法改正もたびたびあることから、最新の情報はチェックするようにしてください。
■外務省ホームページ:https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/visa/index.html
UAEは物価が高い?
物価を知るには、まずUAEの通貨を把握しておくことが大切!
UAEでは「ディルハム(紙幣)」と「フィルス(硬貨)」用いられています。
<日本円に換算>
1ディルハム=29.26円
またフィルスには1・5・10・25・50、それと1ディルハム硬貨というのもあります。日常生活において25フィルス以下の硬貨が使用されることはなく、切り捨てられるか切り上げられることが多くなっています。
物価事情ですが、観光で移動する際に利用するタクシーや電車(ドバイメトロ)を例にするとわかりやすいかもしれません。
タクシー:初乗り150〜180円ほど(1kmごとに50〜60円ほど加算)
電車(1ゾーン):73〜76円ほど
こうして見ると、日本よりも移動手段は安くなっています。
また海外となると、どうしても気になるのが"水"。
UAEは砂漠の中にある国なので、さぞ高いとイメージするかもしれません。ところが500mlのペットボトルで約30円、1.5Lでも約45円ほど。
日本と比べてもかなり安くなっています。
ただしレストランや宿泊するホテルによっては驚きの価格なこともあるので、あらかじめ調べてから行くことをおすすめします。
【両替について】
ディルハムへの両替は日本でもUAEでも可能です。
ただ地方の銀行や両替商では、日本円を取り扱ってくれないところもあるので注意。
現地で両替する際のレートですが、両替商 > 銀行 > ホテルの順で悪くなります。
日常会話は英語で大丈夫?
UAEでの公用語はアラビア語になります。
ただ人口の80%が外国人となり、コミニケーションは英語でOKです。
念のため、観光に役立ちそうなアラビア語の簡単な会話例をご紹介!
■こんにちは
アッサラーム・アライクム
■ありがとう
シュクラン
■はい / いいえ
ナアム / ラー
■英語、話せる人いませんか?
マン・ヤフハム・インキリーズィヤ
UAEでの禁止事項は?
UAEでは観光客とはいえ、禁止事項がいくつもあります。
私たちにとっては「ウソでしょ!?」と思える些細なことも、現地では大きな問題になることも…。
楽しい滞在にするためにも、決められたルールはしっかり守りましょう!
<アルコール>
UAEは日本のようにどこでも飲酒できるわけではありません。アルコール類の販売を認められたお店やレストラン、ホテルでのみ飲酒がOKです。
ただ飲み過ぎには注意です。
もし公共の場で酔ってフラフラしていたり、路上に寝そべってしまうと…罰金や投獄の対象になることも。
ちなみに7つの首長国の中で、シャルジャ首長国だけは禁酒国となっているのでご注意ください。
<写真撮影>
フォトジェニックな風景を納めたくても、むやみにカメラを向けることは注意です。もし周囲に現地の人がいる場合、一声かけましょう。
特に現地の女性は、カメラを勝手に撮向けられることをとても嫌います。
<服装>
UAEの男性は白い"カンドゥーラ"、女性は黒い"アバヤ"を身にまとい、極力肌の露出を抑えています。女性にいたっては顔も見えないよう覆っていることも。
観光者が同じ格好をする必要はありませんが、暑いからといって露出が高くなるのは注意してください。場所によっては服装の規定により入れないことがあり、せっかくの観光が台無しになることもあります。
この他にも観光するにあっての禁止事項はあります。
異なる文化や習慣を理解し、触れてみるのもUAE旅行の醍醐味となるはずです。
まとめ
UAE(アラブ首長国連邦)は、知れば知るほどたくさんの魅力で溢れています。宗教的な制約からルールが厳しい面もありますが、ただ観光する分にはなんら困ることはありません。
今もそしてこれからも発展し変わり続けるUAEを、次の海外旅行先にしてみてはいかがでしょうか。