延安空港について

延安空港は中華人民共和国の陜西省延安市にあった、軍民共用の空港でした。延安は陜西省の北部黄土高原地帯で、周囲を山に囲まれ谷に沿うような形で市街が形成され広がっており、特殊な地形にあるため車での移動に限界があるので交通インフラの設備が整っていなかった1980年代に利便性の高い空港として使われていました。

1980年に開港した延安空港は、1936年に建設された空港から機能が移動。長らく重宝されましたが、2014年に新空港設立計画が始動し2018年11月に完成した新空港へすべてのフライトが移行されています。

延安空港のある陜西省延安市は「中国革命の聖地」として有名な地域です。略称「秦」または「三秦」の地級市である延安は、毛沢東が1937年から1947年まで中国共産党中央委員会が置かれ、この期間中に毛沢東の共産党内での主導権が確立したことから共産革命の聖地とされています。

そのことから観光スポットとなるのは、毛沢東に関係する場所や事項です。