フィリピン - ブスアンガ島について

ブスアンガ島は、フィリピンのパラワン州に属しているカラミアン諸島最大の島です。南部にはカラミアン諸島で近年人気が急上昇しているコロン島があります。ブスアンガ島は、島内の西側の3分の1がブスアンガの自治体に属しており、残りの東側の3分の1がコロンの自治体に属しています。
このように、ブスアンガ島の多くがコロンの自治体に属しているためか、コロン島と言った時はブスアンガ島も含めて言っている場合が多いのですが、コロンと言われている街とコロン島は異なる地域なので注意が必要です。
リゾート地として人気が出てきているコロン島も綺麗なビーチが多くありますが、ブスアンガ島も透明度の高い海が特徴的で、秘境としても密かに人気が出ているのです。この島にお越しの際は、フランシスコ・B・レイズ空港(ブスアンガ空港)を利用するのが便利でしょう。
島全体はわりと広いですが、ブスアンガ島の主要機能はコロン街に集中しており、コロン街は一日あれば回れるほどの広さです。街には観光案内所があるので、迷ったら尋ねてみるのも良いでしょう。それでは、コロン街の名所を含めてブスアンガ島の名所をいくつかご紹介していきましょう。
・タプヤス山
タプヤス山は、ブスアンガ島の港町を見下ろすことができる標高200メートルの小高い山です。20分ほど階段をのぼっていくと、やっとのことで頂上に着きます。港街を一望できる景色は清々しく、夕方には街を淡く染める美しい夕焼けを見ることもできるので人気の観光スポットです。
・マニキット温泉
大森林の中にあるコロン街の温泉です。ここの特徴は、海を眺めながら入ることができるところです。南国の遠い島で気持ちの良い温泉に浸かりながら、綺麗な海を眺めるのは心の底からリフレッシュできる最高の時間でしょう。ちなみに、日本と違ってフィリピンの場合は水着を着て入るのが一般的です。タオルがあればいいやとはいかないので、お忘れなきようご注意ください。
・カラウィット・サファリパーク
ここは、コロン街からは遠く離れたカラウィット島方面にあるサファリパークです。シマウマやキリン、猿やワニなど様々な動物を間近で見ることができます。ツアーを予約することで、餌やり体験などもできるので子ども連れには最高に楽しいスポットでしょう。シマウマとキリンは自由に放し飼いにされているので、動物園でみる時とは違った迫力があります。ただ、天候が悪い時は徒歩でまわると泥だらけになってしまう場所のため、天気予報をしっかりと確認してから向かうことをおすすめします。
・Marcilla Beach
コロンの街から車で向かうことができる綺麗で静かなビーチです。まだそれほど知られていないため、利用者が少なく自然のままの綺麗な浜辺で海の風景を楽しむことだできます。比較的浅いため海水浴としても良いビーチでしょう。
１つ難点があり、道路整備がまだ追いついておらず、このビーチに至るまでの道路が泥が多かったり埃っぽい場合があります。バイクやトライシクルでは行くのが厳しい可能性が高いので、できるだけ車で行きましょう。
・コンセプション滝
ここは、カラウィット・サファリパークに向かう途中に位置する地元の人々がよく訪れる滝です。コロンの街から約36 kmあるため、ここだけというよりかは他の観光と一緒に訪れる方が良いでしょう。雨季であれば、澄んだ滝壺で水遊びを楽しむことができますが、乾季には滝としても魅力はほとんどないため避けた方が良いかもしれません。主要道路から徒歩10分ほどですぐに着くので、ドライブを一旦中止して、体を休めにくるのには丁度良いスポットです。
・Ocam Ocam Beach
ここは、コロンの街など市街地からは離れたところに位置するビーチです。ツアーのガイドスポットとしてはあまり選ばれない場所であることから、静かで落ち着いた雰囲気を楽しめる穴場です。決して汚くて人気が無いというわけではなく、少々遠いことから基本的には訪れる観光客は少ないのです。
ちなみに、このビーチは浅く、荒いサンゴの砂浜のため泳ぐには適していません。ただ1つではありますが、レストランもあるので飲食は可能です。他の人には知られていない秘密のビーチを楽しみたい方は、少しここまで足を延ばしてみてください。
以上のように、ブスアンガ島には綺麗なビーチや眺めの良い山などの自然あふれる街が広がっています。もしもお泊りの際は、コロン市街地からコロン島方面に続くコロン・バスアンガ・ロードの通りや周辺のリゾートホテルがおすすめです。１日目にブスアンガ島を満喫して、2日目はコロン島というコースであれば、コロンの街近辺のホテルがアクセス良好で次の日も楽ちんです。