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釧路への航空券+ホテル 格安旅行

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日本 - 釧路について

釧路市は北海道(日本)の東部、太平洋沿岸部に位置する都市です。2005年の平成の大合併の折、複数の周辺市町村との合併が協議されましたが、最終的に音別町と阿寒町を含めた三つの自治体で合併したことで、東側の旧釧路市と旧阿寒町と、西側の旧音別町の二つの地域が釧路市として白糠町を挟むように飛び地で形成されました。この合併により、阿寒湖も釧路市内の領域になりました。
旧釧路市は釧路平野の南部に位置し、北東方面には釧路湿原が広がります。市内には屈斜路湖を水源とし、釧路湿原を経由する釧路川と、洪水の防止や土砂の流出を防ぐことを目的として、岩保木水門で人工的に分けられた新釧路川が流れます。旧音別町部分も、南方は太平洋沿岸に位置しており、太平洋に注ぐ音別川が縦断しているため、江戸時代は下北地方や道南からの漁業を目的とした出稼ぎ者が集まりました。また、松前藩の交易所「クスリ場所」が設置され、アイヌ民族との交易も盛んに行われるなど、道東の中心地として栄えました。19世紀末ごろから、鳥取県の旧士族の入植者によって開拓が進められた他、炭鉱開発も実施され、急速な発展を遂げます。元々水産業の盛んな地域でしたが、20世紀に入ると製紙工場の稼働や鉄道開通もあり、工業の発展も見られました。北海道の重要な産業拠点として成長し、第二次世界大戦終了後は北洋漁業の漁船団の主要基地として機能し、北洋漁業の規模は大幅に縮小されている現在でも、釧路港は北海道有数の水揚げ量を誇る漁業基地の一つです。
釧路市の気候は1年を通じて冷涼で、海岸部は霧が発生しやすいことから、真夏でも30度を超えることはほとんどありません。月の平均最高気温は8月の約21度が最高で、8月以外は20度を下回ります。平均最低気温は11月から3月まで0度を下回り、冬場は冷え込みますが、降雪量が少なく、晴天が続き比較的暖冬です。旧釧路市域の釧路川最南部に架かる幣舞橋(ぬさまいばし)は、1889年に完成した全長約200mの愛北橋が起源で、後に橋が一旦倒壊したことから、同じ場所に新たに架橋され、幣舞橋と命名されました。その後何度となく倒壊と架橋が繰り返され、現在の橋は1976年に完成したものです。橋脚には市民がお金を出しあって作成した4体のブロンズ彫刻「道東四季の像」が飾られており、市民から愛されていることをうかがい知ることができます。幣舞橋から見る夕日の風景は、マニラやバリ島と共に世界三大夕日の一つに数えられるほどで、カップルや観光客に人気のスポットとなっています。
釧路市湿原展望台は、釧路湿原を一望できるスポットです。釧路湿原は、釧路市の南東部から北東方面に伸びる日本で最大規模の湿原で、その面積は約2万ヘクタール近くにおよび、大阪市がすっぽり収まってしまうほどの大きさです。かつて地球の気温が今より高かった頃、湿原のあたりは海水で満たされていましたが、その後の長期的な気象変動によって気温が下がり、海水が引いた後は沼地となりました。沼地に生えていた植物は、気温の低下により時間をかけて泥炭化し、それがのちに湿原となりました。釧路湿原が形成されたのは、3000年ほど前とされています。泥炭の厚さは2mから3mほどで、1000種類近い植物と、200種類近くの動物が自生しており、サケやマスが遡上する姿を見られる場所もあります。また、釧路湿原は一時絶滅したと思われていたタンチョウ鶴の繁殖地としても知られ、湿原とその周辺部分は1987年に国立公園に指定されました。国立公園に指定されてからは、観光客の流入が急増し、現在は道東屈指の人気観光地となっています。
阿寒国際ツルセンターは、釧路市東側飛び地の旧阿寒町域にある鶴の見学施設です。特別天然記念物に指定されているタンチョウが飼育され、1年中その生態を間近で見学することができます。鶴が飛来する時期には、諸外国から毎年多くの写真愛好家が撮影に訪れる場所でもあります。タンチョウ以外にもオオハクチョウやオオワシの姿を捉えることが可能です。
釧路市内でおすすめの宿泊エリアは、釧路川に架かる幣舞橋の北側、北大通り周辺エリアです。このエリアは飲食店が集中しているうえにホテルも多いため、選択肢が豊富でアクセスも申し分ありません。ホテルの立地によっては、幣舞橋付近から見る夕日に近い景観に出会える場所もありますから、より充実した旅を楽しむことができます。釧路駅も近いため、各方面への移動にも適しています。

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