中国 - 煙台について

煙台とは、中国の山東省にある市です。山東半島の東部に位置していて、山東半島の北岸の中心部となっています。大小様々な島や岩礁が沿岸に点在しているのが特徴です。
煙台の名前は、倭寇対策として狼煙を上げる塔を建設し、この塔のことを煙台と呼ぶようになったことから由来します。
環境や景観などの良さが中国の中でも特に評価されており、近年では青島に次いで山東省の中で第二の産業都市となっています。他にも1892年創業の張裕釀酒公司というワイン製造会社は、中国でも第一の会社になるなど、都市として急速に発展しています。
また、海に面している市であることから、山東省最大の漁港としても知られています。海にまつわる観光スポットが多いのも特徴で、海岸線に沿って広がっている砂浜は、観光客が多く集まる煙台屈指の観光地です。
煙台蓬莱国際空港という空港が市内にあり、中国国内外から多くの便が就航しています。日本からの直行便もあるため、気軽に行くことができるのも嬉しいポイントです。約3時間程度で直接煙台に向かうことができます。
ここからは、海に面した市である煙台でおすすめの観光スポットをご紹介していきます。
煙台海昌鯨鯊館
サメをテーマに他の水族館とは一味違う楽しみ方ができるのが煙台海昌鯨鯊館です。海昌漁人埠頭に建てられた建物で、海のきれいな景色の中にインパクトのあるモダンなデザインの建物が特徴です。
一般的にサメの飼育は非常に難しいといわれています。しかしこの水族館では多くのサメの飼育に成功し、たくさんのサメを見ることができるだけでなく、サメの生態を最新のテクノロジーを駆使して学ぶことができるのが魅力です。音や光を駆使して様々な工夫を凝らしたサメのアトラクションをぜひ楽しんでください。
張裕酒文化博物館
ワインの製造でも有名な市であり、張裕酒文化博物館という世界でも珍しいワインを専門に扱う博物館があります。お酒好きの人にぜひ訪れてほしい博物館です。
この博物館は、中国ワインの先駆けである「張裕社」の工場跡地に建てられていて、張裕社の創業100周年を記念して建設されました。1992年から一般公開が始まり、館内には観光客向けてワインの製造方法や張裕社の歴史、中国ワインができるまでの苦労を知ることができます。
煙台でも特に人気のある観光スポットの1つです。ぜひ煙台での観光に悩んだら訪れてみてはいかがでしょうか。
昆山
海だけでなく、山も楽しみたいという人におすすめなのが昆山です。山東省屈指の観光スポットである昆山は、国家森林公園の中にある山です。国家4Aクラスの旅行風景区であり、自然保護区にも指定されています。さらに国家生態旅行模範区に指定されており、子供たちの教育の場としても活用されている山です。
山東半島で最も高い山で、人気の観光スポットでありながら静かな雰囲気を楽しむことができます。中国道教の全真派の発祥地であるため、中国の歴史を知るためにも大切な山です。
ここからは、煙台で宿泊するのにおすすめのスポットをご紹介していきます。山も海も楽しむことができる土地となっているので、宿泊場所にもこだわって様々な観光スポットを巡ってください。
金沙灘海水浴場周辺
オーシャンビューを楽しめるホテルやリゾート地でホテルを選びたい人は、ぜひ金沙灘海水浴場周辺のホテルをチェックしてみてください。金沙灘海水浴場は、煙台経済技術開発区の北部に位置している海水浴場で、海に面した歩行者用デッキや、人工的に作られた砂浜があります。この砂浜はきめ細かい砂で柔らかいと観光客にも大変人気です。
ホテルを出てすぐに海に向かうことができるのも嬉しいポイントです。海を眺めたり、海の中に入って泳いだりと、海を満喫したい人におすすめのエリアです。近くにはイオンモール煙台金沙灘店があるため気軽に買い物ができます。
煙台駅周辺
リゾート地以外でホテルを探したい人はぜひ煙台駅周辺のホテルをチェックしてください。駅周辺も買い物を楽しむことができるスポットがありますし、多くのホテルが建っています。
煙台駅周辺でおすすめな観光スポットは、大悦城と呼ばれるショッピングモールです。大型ショッピングモールのため、様々なブランドの店舗やレストラン、娯楽施設が集まっています。
大悦城で買い物を楽しんだ後、たくさんの荷物をもっていてもすぐにホテルに戻ることができるのが煙台駅周辺のホテルの魅力です。駅に近いため交通の便がいいのも嬉しいポイントです。