中国 - 南陽について

南陽とは、中国の河南省にある都市で、中国全土の中央部に位置しています。1つの市と2つの区、10の県を管轄し、人口と面積共に河南省で最大の都市です。
長江最大の支流である漢江の支流の白河西岸に位置して、農業機械の生産や絹織物などの生産が盛んに行われています。北部、東部、西部を山に囲まれており、南部は盆地になっているなど山の自然にあふれた都市です。
三国志が好きという人にはぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。。春秋時代には宛と呼ばれる都市でした。三国志の中に登場する曹操、劉備、諸葛亮といった人物ゆかりの名所があるため、より三国志について深く学ぶことができる都市です。
南陽には南陽姜営空港という空港があります。しかし、日本からの直行便はないため、中国国内にある別の都市の空港から向かう必要があります。事前にどういったルートで向かえばいいかしっかりとチェックしてください。
ここからは、おすすめの観光スポットをご紹介していきます。三国志をより深く学ぶことができる名所が数多くあるため、ぜひ訪れて三国志の世界を感じてみてください。
臥龍崗
三国志には、様々な武将や名君が登場します。特に有名な人物の1人が諸葛亮ではないでしょうか。諸葛亮とは、蜀漢の建国者である劉備と、その子どもの劉禅の下に使え、軍師として活躍した人物です。大変頭の切れる人物として有名な諸葛亮にまつわる観光スポットの1つが臥龍崗です。
臥龍崗は、三顧の礼として知られる故事成語の舞台となりました。三顧の礼とは、目上の人間が、自分よりも格下の人間の元に、自ら3回出向いてお願いをすることです。これは、劉備が諸葛亮を家臣に迎えるときに諸葛亮の元を3度訪ねたことが由来となっています。
臥龍崗の中には、武侯祠という諸葛亮を祀る礼拝堂もあります。中国には9ヵ所の武侯祠がありますが、成都にある武侯祠に続いて2番目の大きさをほこっています。拝殿の中には諸葛亮の彫像もありますし、諸葛亮が読書に勤しんだ諸葛草廬もあります。諸葛亮を知る上では欠かせない場所であり、諸葛亮由来の地として大変有名な場所であるため、ぜひ三国志好きの人はチェックしてください。
香嚴寺
唐の時代に、中国で最も高名な禅僧の1人である南陽慧忠によって建てられ、中国4大名寺の1つにもなっている寺です。市の南西部にある白崖山という山にあります。1986年には、河南省文物保護単位に指定され、2006年には全国重点文物保護単位にも指定されました。
広い敷地に様々な建物が点在していて、決して華やかな建物ではありませんが、静かに歴史を感じることができる場所です。堂の幹には様々な壁画が残されているため、ぜひ訪れた際には見てみてください。三国志以外の歴史を感じることができる名所です。
新野
南陽の中でも10ある県のうち、新野県には三国志にまつわる観光スポットが数多くあります。様々な三国志の名所を巡りたい人におすすめです。三国志にゆかりのある観光地として認められた「三国旅游景点」にも選ばれています。
劉備と諸葛亮が今後の方針について議論した漢議事台や、諸葛亮が曹操の軍を退けたとされる火焼新野遺址があるのも新野です。
中国西峡恐龍遺址園
三国志以外の観光スポットを巡りたいという人におすすめなのが中国西峡恐龍遺址園です。丹水江沿いにある伏牛山南麓一帯という地域が恐竜の化石が頻繁に発掘されていることから、河南南陽恐竜卵化石群国家級自然保護区にも指定されています。
中国西峡恐龍遺址園も恐竜をテーマにした観光施設で、巨大な恐竜の模型が置いてあったり、卵の化石が埋まっている様子を再現してある恐竜卵遺址や、恐竜卵博物館があるなど、恐竜の様々な姿を学ぶことができるテーマパークです。恐竜が好きという人は、ぜひチェックしてみてください。
ここからは、宿泊するのにおすすめのスポットをご紹介していきます。ぜひホテルにもこだわって旅を楽しんでください。
宛城区
南陽の中でもホテルが密集している区が宛城区です。おしゃれで高級感のあるホテルも多数建てられているため、より自分の好みに合ったホテルを選ぶことができます。
宛城区は南陽駅にもほど近いため、交通の便がいいのも魅力的なポイントです。空港からも近いため、気軽に訪れることができます。駅から様々な観光スポットに向かうこともできるため、ぜひ駅が近い宛城区のホテルを利用してみてはいかがでしょうか。効率よく観光することができます。