中国 - 銅仁について

銅仁とは、中国の貴州省の北西部にある地級市です。湖南省の懐化市などに隣接しています。2011年に銅仁地区から銅仁市に改変されました。
銅仁の前は銅人という名称で、元の時代に住民が漁をしていて川の中から銅の仏像を引き上げたことから名づけられたとされています。
貴州省自体が亜熱帯高原に位置しているため、極端な寒さまたは暑さがなく、1年を通して安定した気温であることが特徴です。しかし、天候は特に夏になると雨が降ったり、他の季節でも曇り空が多いです。晴れの日が少ないため、「天に三日の晴れ無し」と言われます。
中国は90％が漢民族ですが、貴州省は少数民族が多いのが特徴です。ミャオ族が最も多く、プイ族やトン族などが暮らしています。
自然保護区域が多くあるため、豊かな自然を感じることができます。野生のレッサーパンダなども見ることができるため、都会とは違う雰囲気を味わいたいという人はぜひ銅仁を訪れてみてはいかがでしょうか。
銅仁鳳凰空港という空港がありますが、日本からの直行便はありません。そのため、中国国内の他の空港を経由して向かう必要があります。到着するまでに少し時間がかかるため注意して向かってください。
ここからは、おすすめの観光スポットについてご紹介していきます。自然を満喫できるスポットや、少数民族の歴史を感じられるスポットがありますので、古き良き中国を感じに訪れてみてはいかがでしょうか。
梵浄山風景区
市内の中心部に位置しているのが梵浄山風景区です。山頂までに階段を8000段以上上らなければいけないなど、徒歩で向かうのには大変ですが、ロープウェイがあるため気軽に山頂に向かうことができます。ぜひロープウェイを使って絶景を堪能してください。登山が好きな人や運動好きの人は徒歩で向かうのもおすすめです。
山頂にたどり着くと、大きな岩がそびえたっていて、そしてその岩を結ぶ橋があります。他の山にはない景色を楽しむことができます。そして銅仁の街並みを一望できるため景色の美しさも味わってください。
苗王城
市の中心部から車で一時間ほど行ったところに、苗王城という明代のミャオ族が作った城塞跡があります。こちらも人気の観光名所なので、ぜひ訪れてみてください。城塞の大部分は破壊されたため、再建された城壁や城門を見ることができます。
現在でもミャオ族が住む場所のため、ミャオ族の生活も垣間見ることができます。中国の歴史や少数民族について興味がある人にぜひおすすめしたい観光スポットです。
鳳凰古城
中国でも特に美しい町として知られているのが鳳凰古城です。観光地ですが今でも少数民族であるトゥチャ族やミャオ族が生活しています。川沿いには伝統的な家屋が軒を連ねているため、昔ながらの風景を見ることができるのが魅力です。小舟にのって、ゆっくりと川から街を探索してみてはいかがでしょうか。
昼に訪れるのも隅々まで街並みを楽しめるためおすすめですが、夜に訪れると、昼とは違う雰囲気を味わうことができます。街がライトアップされるため、昔ながらの家屋が幻想的な雰囲気と変わります。美しい景色を一日中堪能することができる観光スポットです。
九龍洞風景区
中国の中でも最大級の鍾乳洞があるのが九龍洞風景区です。錦江と呼ばれる川を船で渡っていく必要があり、気軽に行ける場所ではありませんが、ぜひ時間がある人は訪れてみてください。鍾乳洞の中はとても涼しく夏に訪れるにはぴったりの場所です。
他の鍾乳洞と九龍洞と違う点は、カラフルにライトアップされているという点です。自然の鍾乳洞と人工的なライトが組み合わさった景色は、九龍洞しか見ることができない景色です。ぜひ独特の景色を見に九龍洞風景区に訪れてみてはいかがでしょうか。
ここからは、銅仁で宿泊するのにおすすめのエリアをご紹介していきます。中心部から少し離れた場所にも観光スポットがあるので、ぜひホテル選びにはこだわってください。
銅仁駅周辺
銅仁駅が市内の中心地ににあるため、その周辺のホテルを利用すると駅にも近く交通の便が良く、鉄道で様々な観光地に向かうときにも、駅周辺のホテルを選んでいると大変便利です。周辺にはお店も多くあるため、買い物や食事にも困りません。日中の食事はもちろん、お土産を買うときにはぜひ中心地を探索してみるのがおすすめです。そして、お店と合わせて多くのホテルも中心地にあるため、ぜひホテルを選ぶ際には市の中心地をチェックしてみてください。