中国 - 包頭について

包頭とは、中国の内モンゴル自治区に位置している都市です。モンゴル自治区の中でも大きな市になるため、ぜひ内モンゴル自治区を訪れたいと考えている人はチェックしてみてください。
包頭の名前はモンゴル語で「鹿のいる場所」を意味しています。そのため、中国語では「鹿城」とも称されています。市の象徴ともなっているのが、第一工人文化宮門の前にある「人」の字形の彫刻で、その頂部には駆け回っている3匹の鹿がいて「鹿城」と呼ばれる包頭を表しています。
気候は大変乾燥しているのが特徴で夏になると雨が続きます。7月～8月は雨が多くなるためその時期に観光に行く人は注意が必要です。その他の時期は比較的晴れることが多いです。
日本から包頭に向かうには、直行便はないため、一度上海などの空港を経て国内便で向かう必要があります。時間と手間が少しかかるため注意してください。
ここからは、おすすめの観光スポットをご紹介していきます。自然を感じながら、包頭や内モンゴル自治区について知ることができる名所がありますので、ぜひチェックしてみてください。
チンギス・ハン陵
モンゴル帝国の初代王で、日本人なら誰もが知るほど日本との関わりも深いのがチンギス・ハンです。そしてそのチンギス・ハンのお墓がチンギス・ハン陵です。チンギス・ハン陵は過去何度か移動が行われており、かつては青海省にもあったようです。
チンギス・ハン陵は歴史的価値が非常に高いとされており、「全国重点文物保護」にも指定されている他、周辺のチンギス・ハン旅行区は中国の景区の中でも最高ランクである5Aランクに指定されているため、観光客に非常に人気が高い名所です。
美岱召
チベット仏教の寺であり、以前は「魂覚寺」と呼ばれていましたが、のちに「寿魂寺」と改称したあと、美岱召という名前になりました。チンギス・ハン陵と同様「全国重点文物保護」に指定されています。
市の中心部から少し離れた場所にあり、行きづらさを感じてしまうかもしれません。しかしチベット仏教建築ならではの美しさと、自然の美しさが見事に調和した名所です、時間に余裕があるという人にはぜひ訪れてほしい場所です。
九曲黄河
包頭南海旅行開発区という開発区にあるのが九曲黄河という湿地帯です。開発区の面積は約2000ヘクタールと大変広大で、水上レジャー区と湖沼遊覧区に分かれて楽しむことができます。
包頭の絶景を楽しみたいという人にはぜひおすすめする観光スポットです。ボートや釣りを楽しむことができるため、市の中心部とはまた違うのんびりとした自然の空気を味わうことができます。
包頭博物館
包頭の歴史を知りたい人にぜひ訪れてほしい博物館です。市の中心部にあるため訪れやすいのも嬉しいポイントです。かなり大きな博物館のため、見応え抜群で楽しむことができます。
館内には、地方史文物や内モンゴル敖漢遼墓壁画、内モンゴル古代壁画などが展示されており、包頭やモンゴル自治区の歴史や文化を知ることができます。ぜひ訪れてみて、モンゴルの文化や歴史に触れてみてください。
阿爾丁広場
市内でも特に人気の観光スポットの1つが、阿爾丁広場です。世界10大広場にも数えられているほど広大な敷地の広場で、1989年に建設されました。北京オリンピックの聖火リレーでは、包頭の終着点として利用されました。
シンメトリーになっているのが特徴で、調和を大切に設計の段階からかなり考えられた広場であることが分かります。休憩地として使うのもいいですし、広大な広場をゆっくりと散策するのもおすすめです。
ここからは、おすすめの宿泊エリアをご紹介していきます。ホテル選びも非常に重要なため、ぜひ利用しやすいエリアを選んでください。
阿爾丁植物園商圏周辺
宿泊エリアとして人気のエリアの1つが阿爾丁植物園周辺です。多くのホテルが建ち並んでいるため、数ある選択肢の中からより自分に合ったホテルを選ぶことができるのが魅力です。
阿爾丁植物園は、市内の「緑の肺」として知られている植物園です。広大な敷地の中には、様々な植物が植えられていて、散策をするだけでも楽しむことができる観光名所です。植物に囲まれた場所で静かな時間を過ごすことができます。ホテルに到着してからすぐに向かってみてはいかがでしょうか。
周りにはレストランも多く食事もしやすいため、包頭の味を気軽に味わうことができます。中心部で買い物を楽しみたいという人にもおすすめのエリアです。